- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062836340
作品紹介・あらすじ
西尾維新×竹が放つ、待ってました! の時代活劇絵巻!
天才 vs.無刀
「おれはとがめのために戦うって決めたんだ。それがおれのためでもある」
奇策士とがめと旅を続ける無刀の剣士・鑢七花を襲う、最大・最恐・最悪の試練――。刀大仏が鎮座する聖地・清涼院護剣寺で、この世で唯一血を分けた姉との、血で血を洗う死闘! 悪刀『鐚(ビタ)』を携え、七花の前に立ちはだかる姉に、七花はその剣を振り下ろせるのか――!? 刀語、第7話の対戦相手は、虚刀流不世出の天才・鑢七実(ななみ)!
衝撃の12ヵ月連続刊行企画“大河ノベル”第7弾!
西尾維新が挑む時代活劇! こんな物語を待っていた!!
感想・レビュー・書評
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奇策士とがめと旅を続ける無刀の剣士・鑢七花を襲う、最大・最恐・最悪の試練――。刀大仏が鎮座する聖地・清涼院護剣寺で、この世で唯一血を分けた姉との、血で血を洗う死闘!悪刀『鐚』を携え、七花の前に立ちはだかる姉に、七花はその剣を振り下ろせるのか――!?刀語、第七話の対戦相手は、虚刀流不世出の天才・鑢七実。
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場所は土佐(高知県)で敵は見稽古の達人で姉の鑢七実。(まにわには誰も死なず)
一番最後にラスボスとして登場してもおかしくなさそうな最強っぷりを見せる七実だけども、
それを姉殺しして破って変体刀を回収する七花。
七花は人間的に成長している感じはする。
そして最後の言葉は言い間違いにしても悪意がありすぎてトラウマものだと思うのだけど、
考えてみればあとの巻でそこまで引きずる感じではないので、そこまで人間的に成長できていないのかもれない。 -
いよいよモンスターな姉との再戦。
2人の名を示す七巻は、これまであった姉の違和感や鑢家の秘密も明かされハイライトになる特別な回だった。
実のように熟してって切ないな。
刀集めも終わりが見え始めてきて、そろそろ今一度意味が問われそうな予感。前提が覆されそうな気配。 -
再読。今回は悪刀・鐚を所持する、七花の実姉七実が相手。圧倒的な天才性を持つ七実相手に苦悩する七花は一本の刀でありながらもうしっかりと人間になっていた。それは終章の言葉からも十分にわかる。七実のその天才という才能故に身体を滅ぼすというのも「戯言シリーズ」の玖渚友を思い起こさせた。しかし今回はまにわにの忍者たちの影が薄く代わりに否定姫がそろそろ表舞台に立とうとしていて、先を知っているとはいえやはりわくわくする。
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かなり明確に七花に人間性のようなものが生まれている巻。七実お姉ちゃんも似たような環境で育ったはずだけど、いつの間に情緒を身につけたんろうか。見稽古?
刀の意外な使い方。 -
予告されていた展開とはいえ、とうとう西尾の本骨頂というところでしょうかね。
姉弟対決の詳細とか、とがめさんの作戦とかも、いろいろ読み応えあったけれど、やっぱりお姉さんの最後の一撃のくさりが西尾らしく相変わらず涙を誘います。
前巻に予告があったから良かったものの、予告無しで読んだらショックだったろうなぁ。 -
アニメでは中原さんの演技で何度怯えたことか…姉ちゃん…。
何度も七花を「最愛の弟」呼びする姉ちゃんさぁ…。
しにたくて仕方なかった姉ちゃんが選んだのは七花なんだよ…。
あと右衛門左右衛門さんも思ったより否定姫さま否定姫さまうるさくて好感度上がる。 -
所有者の死さえ許さず、無理矢理に人を生かし続ける凶悪な刀 ー 悪刀『鐚』。
【活力性】に重きを置いた刀。すべての才能を有した天才であり鑢家家長、鑢七実が所有。
天才で最強、故に身体が蝕まれていく様子が印象的。