偽物語(下) (講談社BOX)

著者 :
  • 講談社
3.89
  • (457)
  • (528)
  • (476)
  • (50)
  • (15)
本棚登録 : 5582
感想 : 278
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062837026

作品紹介・あらすじ

「200パーセント趣味で書かれた小説です。」――西尾維新

“ファイヤーシスターズ”の参謀担当、阿良々木月火。暦の妹である彼女がその身に取り込んだ、吸血鬼をも凌駕する聖域の怪異とは!?

VOFANの“光の魔術”は鮮やかに花開き、西尾維新が今、<物語>を根底から覆えす――

これぞ現代の怪異!怪異!怪異!
青春は、にせものだけでは終わらない。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 下巻。
    妹たちも皆、怪異。
    新キャラも登場。
    みんな偽物で、みんな本物。
    この作品で第1部終了みたいです。

  • 今回は一番下の妹・月火の話

    下ネタ系の話や駄洒落が2/3位あって、その面白さや楽しさが私には全くわからないです。

    やっと怪異の話が出てきたと思ったら…短い。
    私は怪異の話の方が読みたいと思った作品です。

  • ふたりめの妹は、世界の終りを宣告する。 「こんな偽物だらけの世界は滅んじゃっていいと思うんだよね、お兄ちゃん」。阿良々木暦の妹・月火が実行する、燃え盛るような正義とは!?『偽物語』堂々完結!

  • 相変わらず登場人物の兼ね合いが面白く、一気に読むことが出来た。

  • 阿良々木ハーレムの妹編だが、現実の妹は(^_^;)
    今回は、「正義と悪」「本物と偽物」この二つの対となるはずのものが、実は表裏一体であること、実は正義も本物もないことをあざ笑う哲学的なことが今回の主題でした。ラノベなのに、はっとするような、表現がいっぱいでてきました。
    うん正義も悪もなく、それぞれの立場と主張しかないことはわかってきましたが、本物もない!っていうのはまさにその通りだと思いました。

  • 下巻。こっちのが些かシリアスである。
    このシリーズ疑問なのは名前の付け方ってなんか由来とかあるのかな。阿良々木とか、地名?
    今回は正義が力を持ちすぎるとか、普通と違うとかなのかな。メインテーマ。しかし、そんなことより会話の妙を楽しむ小説ですよね

  • 上に同じくアニメから。
    後半の後半(戦闘シーン)はさすが、って感じ。
    忍野さんの存在大きいな…(笑)

  • 物語シリーズ、主人公阿良々木暦クンの妹たち二人の物語。テーマは偽者?
    会話劇としては化物語に続き、丁々発止のかけあいマンザイのノリで笑えます。


    元吸血鬼キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードの成れの果て忍野忍も復活。主人公を巡るのは女の子ばかりで、ラノベ特有のハーレムものっぽいけど、陳腐ではないかな?

    最後においてとんでもない「偽者」が明らかになったけど、そのパートにおける偽者と本物の対比は、意味が重かった。

    アニメから入ったけど原作もいいです!で、読了後にアニメをまた見ると見逃してたところがあったりしてまた楽しめる!ごちそうさまです。

  • アニメを先に見ているが、まったく違和感がなく
    面白く読めた。

    殆どがギャグシーンなだけに、重いシーンが非常に重く
    月火ちゃんの話ではあるが、様々なキャラクターとのやりとりが
    意味深な伏線であったりなかったり。

    ちょっと物足りない気もしたが、良かったと思う。

    何が正しいのか、何が悪なのかということは
    見方や立場が違えばあっさり逆転してしまうこともある
    非常に危ういものだ。
    その中で、綺麗事ではなく飽く迄も自分のエゴとして
    妹を守る阿良々木くんは恰好良いと思えた。

  • おもしろい。
    小説らしさを求める人からするとトンデモナイ物語かもしれないがー、面白い、愉快、深い。

    八九寺との掛け合い。
    火憐の正義と月火の正義、表裏一体。
    影縫の貫き、忍野の俯瞰、貝木の到達点。
    忍の魅力。
    阿良々木、すべてがエンターテイメント。
    僕はキメ顔でそう言ったw

    そして次の物語へと誘われる

  • 上下巻合わせて。

    化物語の後日。
    が、上巻/下巻ともくどい。
    テンポが失われて読み飽きる事この上ない。
    妹は化物語ぐらいの出るか出ないかで十分だった。

  • 月日ちゃんの正体に度肝を抜かれた。それでも変わらない暦の思い、お兄ちゃんかっこいい!

  • 言うまでもなく神

  • 913-N-5
    人気作家コーナー

  • 西尾維新の<物語シリーズ>第3作。『化物語』の後日譚で、暦の二人の妹、火憐と月火の"ファイヤーシスターズ"がメインの回。下巻である本書は、下の妹・月火にスポットが当てられた、「つきひフェニックス」が収録されている。

    月火がメインと書いたが、月火には内緒で対処しているので、あまり月火メインという感じでもない。どちらかと言えば忍メイン回。伝説のミスド回で「ぱないの!」あり、暦と共に新キャラ影縫余弦・斧乃木余接に挑んだりと、"後期(笑)"忍大活躍である。

    それ以外の八九寺や羽川ら、いつもの面々(+火憐も正式(?)に仲間入り)との"お馬鹿な掛け合い"も健在。というか、八九寺との会話は最早このシリーズには欠かせないパートになってる。いつか冗句でなく「さよなら」してしまう時が来てしまうのではないかとドキドキしているところ(さらっと退場させてしまいそうなんだよね)。撫子は、今回は直接の絡みはなかったが、回想エピソードが面白すぎて。"スネーク"撫子、健在の模様。で、恋人のはずのガハラさんの存在感が一層薄く・・・(貝木曰く、「つまらん女になってしまった」)。

    「ニセモノ」をテーマにギャグからシリアスまで物語全体を編み上げる構成力には、(毎度のことではあるが、)舌を巻いてしまう。やはり他のラノベ作家とは一線を画す実力。

  • 化物語シリーズ第3段 下

    上巻と変わらずギャグパートがかなり多め
    コメディ的な言葉遊びが大半を占めるので、人を選ぶかも

    こっちの方はバトルパートがあるので、幾分かメリハリあるかなと

  • 読了

  • 偽物と本物どちらが価値あるか。
    答えは、あとがきに詰まっている気もするが、本物であろうとする偽物の価値は高いと思う。

    本書の前半はほぼギャグパートなので作者の趣味がいままで1番つよい?笑

    本ストーリーに関わる部分だけだったらすごい薄い本になりそうだけど、ギャグ部分の掛け合いが物語シリーズが人気の所以だろうなと
    私もそのファンの1人

  • 作家の性癖が顕著に出ているので、苦手な方もいるかも知れません。しかし、それを上回るほどに秀逸な表現と作り込まれている内容に心が躍ります。と僕はキメ顔でそう言った。

  • (2021-06-01)

  • 阿良々火怜 ちゃん、動画を見てるととてもかわいいと感じますのでこの小説を拝読しました。

    https://www.xp-pen.jp/

  • ちっさい妹と不死身な話。
    物語の本筋は残り50Pを切ったあたりからというのが物凄い。

    上巻から続いて正義のお話でもありました。

  • 読了

  • 2020/04/10

  • 2019.7.28 読了


    阿良々木暦の下の妹、月火ちゃんの話。
    と言っても 半分くらいまで
    月火ちゃん 出てこないし。。。

    終わり方も ちょっと拍子抜けな感じ。

    まあ 途中は 相変わらず
    ニヤニヤしながら読みましたけど。



    ちょっと衝撃的な事実も判明!

  • 図書館で。妹(小)の回。う~ん、なんかこういう展開かぁ、と言う感じ。別に妹は妹で良かったんじゃない?と設定が盛られてもあまりキャラ立ちした感じがしないなぁと暴言を吐いてみたり。

    新たに登場した二人組がそれほど魅力的に思えなかったからかもしれないけど、ホントアララギ君の周りは女の子ばっかりだな…。不自然が過ぎる。ウン。
    ま、これが青少年の願望か!書いている人は別に青少年の頃に書いたわけじゃ無いだろうけど!

  • 上巻と余り替わらず大部分が妹達や忍との日常シーン。
    唐突にラスト50ページでバトルシーンに。
    月火の怪異が上巻よりはシリアスだが、あっさり終了。
    このままで、月火は不幸にならないのかなど消化不良ですね。
    ほんとに、アニメでどう持たせるのか逆に興味がわきます。
    と、キメ顔で僕はそう言ったw

  •  どうしようもない人間の、どうしようもない偽物なお話……でした。
     個人的に、魅力的な「女の子」っていうのには限りがあると思っていたのだけれど……出てくるわ、出てくるわ個性的な女の子。
     もちろん、個性的な男の人もいるのだけれど、それ以上に圧倒的に、個性的な女の子の方が多い……
     そして、下巻なのに新しい登場人物登場。
     これもう、上巻・下巻関係ないのでは……と思わず天を仰いでしまった。それくらい上巻と下巻は独立した話です。
    「上巻」が上の妹「火燐」の話であるのならば、「下巻」は下の妹「月火」の話。
    「ファイヤーシスターズ」なんてひとくくりにされているから、同じような理由で偽物なのかと思っていたのですが、それはまったく違う理由だった。
     まあ、それぞれが別な人格である以上、それは当たり前なことなのだけれども、それを直前まで意識させなかった構成はさすがだと思いました。
     そして、偽物としては、「火燐」よりも「月火」の方がとても致命的で悲しい……。
     本物を知らない以上、それが「偽物」か「本物」かなんてどっちでもいいんだと思うんだけれど、そこは、暦は悲しいくらいに厳密なんだよね。心の中で。
     人にはそれぞれ生きていく上での判断基準があって、それが悲しいくらいに相容れないのだという話――だと思っています。

     月火ちゃんの背負っているものはとても痛すぎる……

  • 不死鳥の話。

    余弦と斧乃木ちゃん登場。

全278件中 1 - 30件を表示

著者プロフィール

1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビュー。デビュー作を含む「戯言シリーズ」は若い読者に大人気となる。2006年刊行の『化物語』は〈物語〉シリーズとしてシリーズ化され、アニメ化・ゲーム化され様々なメディアミックスが行われている。矢継ぎ早に刊行するすべての本が常にベストセラーとなり、当代随一の「物語師」として活躍中!

「2014年 『「偽物語」PremiumアイテムBOX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

西尾維新の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×