憑物語

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 2841
感想 : 201
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  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062838122

感想・レビュー・書評

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  • ”憑物語”西尾維新著 講談社BOX(2012/09発売)

    ・・・己の身体の変異に気づいた阿良々木暦は”不死の怪異殺し”を専門とする影縫余弦に相談をするが・・・。

    ・・・”物語”シリーズ・ファイナルシーズンの開幕巻。
    (あとは”暦物語””終物語”(上中下)””続・終物語”で終了。)
    前巻から2年以上空けて読んでるんですが、正直、このシリーズの”軽妙な会話”にだれを感じてしまった。
    (アニメ・ガイドブック類をぼちぼち見ていたせい、かも?(笑))
    ちょっと会話文を減らすだけで半分にはなりそうな感じがなんとも言えん。

    ストーリーに関わる手折正弦とのエピソードやラストの印象良かっただけに残念な一冊。

  • TVオンエアに合わせて、久々にこのシリーズを読む。いよいよ終焉に差し掛かり、登場人物ひとりひとりをフィーチャーしだした。今回は斧乃木余接であるが、彼女は人間ではない人形の式神である。物語は相変わらず言葉遊びがやたらと多く、進行上邪魔なくらいだが、これが面白いという読者もいるのだろう。方向としては忍野の捜索に向かっているようであるが、ちゃんと終わらせることが出来るのだろうか。余接がUFOキャッチャーの賞品になっているところだけは面白かった。

  • 評価:☆4.5

    冒頭の熱く無駄な目覚まし語り、妹と風呂に入るあららぎくんなどの物語とあまり関係ないところで280P中80Pも消費するのは相変わらずw
    (ストーリーの進行上必要だったとは言え)ムカついたら足の小指の爪をかかとで踏み潰す妹はやだなぁw

    本筋の方は今回のメイン、斧乃木ちゃん(+影縫さん)の掘り下げと鬼のお兄ちゃんで変態なあららぎくんの変態騒動ですね。

    羽川の胸揉みたさに回復力UPとかバカなことやってたけど、結構重要な転機となる巻だったと思う。

    全て誰かに仕組まれたかのような展開、黒幕は誰なのか…普通に一番怪しいのは扇ちゃんだけどw

    バレンタインデーで浮かれてるがはらさんが完全に別人で笑ってしまったww何だよこよこよってw

    今後あららぎくんが吸血鬼の力を使わないなんてことはないと思うけど、そのときどうなるか。
    そして果たしてアニメでは「タイトル・都条例」は再現されるのか…?ww

  • [ 内容 ]
    “頼むからひと思いに―人思いにやってくれ”少しずつ、だがしかし確実に「これまで目を瞑ってきたこと」を清算させられていく阿良々木暦。
    大学受験も差し迫った2月、ついに彼の身に起こった“見過ごすことのできない”変化とは…。
    「物語」は終わりへ向けて、憑かれたように走りはじめる―これぞ現代の怪異!怪異!怪異!青春に、別れの言葉はつきものだ。

    [ 目次 ]


    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  •  もうずっと読みたくて読みたくて仕方なかった1冊。
     斧乃木ちゃん、かわいい。かわいいかわいいかわいい。
     空気読めない影縫さんも好きですよ。

     早くアニメ化してください。

  • 阿良々木暦の体に看過できない異変が起こる。
    物語終焉の幕が開ける。

  • 恋物語が未読ですが、先に見つけた方ということで、憑物語読了。
    阿良々木くんは、受験前だというのに、結構な余裕がありますね(苦笑)。

    月火ちゃんとのお風呂シーンを結構なページ数にわたって書いてるので、どうしようかと思ったけど、そういえば月火ちゃんと仲良くするシーンって、あんまりなかった気がするから、その回収なのかな、とも思ったり。
    とはいえ、火憐ちゃんと仲良くするシーン(月火フェニックスの歯磨き)は、アニメの尺ではだいぶ長くとっていたけど、原作ではそこまでのページ数を割いてなかったので、やっぱり軽く引きます(笑)。

    あと、最後の方に出てきたガハラさんのようすが、自分の想像とはだいぶ変わってたので(このあたりは恋物語を読んでないので、わからないけど)吃驚。
    ガッツポーズをとるガハラさんが、想像できないのですが…。
    でも、羽川さんに会うのを明日にして、と言う台詞は可愛らしさが覗いていて良かったです(阿良々木君に真意が通じているのかは謎ですが…)。

    そして今作のメインヒロインの余接…なかなかキャラ設定が安定しない彼女ですが、結構可愛いくて、しかも阿良々木くんのことを思っているのだなぁ…というのを感じました。
    彼女の過去めいた話もちょっと出てくるけど、詳しくは語られず…いつかスピンオフ的に出たりしないかな。
    忍野、貝木、影縫、手折と臥煙先輩のお話。
    でもこの先の話の中で語られてるのかな?

    正弦は、何だかかわいそうな感じの終わり方。
    何だか、戯言シリーズの十三階段を思い出しました。
    人形使いっていうのも、なんかね…まぁ西尾維新らしいと言えばそうなのですが、何だか消化不良な感じ。
    悪い人じゃないんでしょうね。
    影縫さんとの関係が、かなり気になるところです。

  • 西尾維新の怪異シリーズ「化物語」の続編。怪異に憑かれた少年の物語も最終局面の序章へ。とはいえ相変わらず雑談な前半は読むのがしんどい。メタな記号や屁理屈な言葉遊びはもはや食傷。正直、惰性で読んでるなぁ。うーん。

  • 暦に、今までのツケが回ってくる回で、最終話につながる回なんですが、そこまで深刻じゃないというか、エピソードが分散しているというか、無駄話パート長すぎる上に伏線も貼らないので冗長感がなかなか。

    まぁ、次が本命ですからね。うん•••

  • 前作の内容をなんとなく忘れていても、大丈夫だった。
    暦の吸血鬼の力が慣れてしまっていることには納得だった。
    ゲーセンにいた余接ちゃん可愛い。
    そろそろ忍野に登場して欲しい。
    扇ちゃんはやっぱり怪しい。
    著者の言う通り、このシリーズも終わりに近付いている。

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著者プロフィール

1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビュー。デビュー作を含む「戯言シリーズ」は若い読者に大人気となる。2006年刊行の『化物語』は〈物語〉シリーズとしてシリーズ化され、アニメ化・ゲーム化され様々なメディアミックスが行われている。矢継ぎ早に刊行するすべての本が常にベストセラーとなり、当代随一の「物語師」として活躍中!

「2014年 『「偽物語」PremiumアイテムBOX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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