ふしぎな国道 (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 78
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062882828

感想・レビュー・書評

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  • 帯にある通り「国道は謎だらけ」なので、新書では全然足りない!けれどこれ以上多い場合は、既にムックになっているので、普及版としての価値がある。興味ない人でもこれくらいなら、楽しくて調度良いのでは。ただ、新書でカラーページが入ってこの厚さなので、小さい手には厳しい。

  • ここまで国道が趣味という人がいるのに驚きました。国道の雑学知識も増えましたが、自分として一番興味のあった所は酷道の章です。機会があれば行ってみたいです。

  • 本書は、日本の道路行政の問題について鋭く分析・検討し、何ごとか物申すような本ではない。各地の絶景やグルメを楽しむための、ドライブガイドのような本でもない。本書は、「道路」そのものを楽しむために書かれた、「国道マニア」の入門書だ。(裏表紙裏より)

    何とも奇怪な、でも手を出してみるとちょっと面白そうな「国道趣味」の本です。国道◯号線って、欠番もあるんですね。1から順番に並んでいるのかと思ってました。
    そういえば、数年前に鉄オタ友達と二人で「寝台特急で青森まで行って、津軽半島の先っぽにある階段国道を見に行こう」というおバカな企画を実行したなぁと思い出しました。旅行は点で、鉄道マニアは線で、道路マニアは面で日本を楽しむ…なるほど、面白い考え方だと思いました。

  • 国道マニアの本。

    日本で唯一ダートの国道とか、酷道と呼ばれるやばい道とか、標識とか国道グッズとか、色々面白い。

    国道をただ走るのも良いものかもね、とか思った。

  • こういう本、好き。写真が多くてうれしい。全国道路地図が欲しくなる。これからは道路走行中、国道標識(おにぎり)にちょっと注目してみよう。この本のおかげで日常生活に一つ楽しみが加わった。

  • 2014年10月刊。
    国道マニアの入門書。そんなジャンルがあったとは。
    彼らは国道標識のことを「おにぎり」と呼ぶ。かわいい。

    【引用メモ】
    一見、高速道路に見えるが、法律上は一般国道であるというケースがある。圏央道(国道468号)などがそれだ。(p.46)

    国道は他の国道に接続し、ネットワークを形成することが重要な要件となる。このため、他の国道に接続せず、浮き上がっている国道は一本もない。(p.95)

    国道というのは(中略)実はほとんどの部分は国が一部補助金を出しているだけというのが実体なのである。(p.102)

  • 国道の本って一体何が書いてあるのか、と思い手に取ったら、国道フェチというか国道マニアの存在に驚き、紹介されている不思議な国道(階段国道、車が通ることが出来ないほど狭い国道、ものすごく短い国道などなど)、果ては「酷道」なる趣味まで、その奥の深さに感心。
    また一つ新しい世界を垣間見てしまった。

  • 国道といえば「酷道」という言葉が有名ですが。それだけではない多くの魅力がその世界にはあるということを、少々マニアックなまでに語られています。国道の歴史や「酷道」の紹介、マニアのこと。なかなか夢中になって読ませていただけました。
    道を歩いているときに、国道にまつわるものを発見して喜べるなど、日常でも楽しむことができるのはすごいのではと感じました。

  • タイトルどおり、不思議な国道って多いんだね

  • 鉄ちゃんに対抗して、国道オタクがいるとは思いませんでした。国道は定義も無く、全国に面白い国道が沢山あるんだなと面白おかしく読めました。続編を期待します!!

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著者プロフィール

千葉大学大学院社会科学研究院准教授。1976年生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了、博士(法学)

〈主要業績〉
『「平等」理念と政治――大正・昭和戦前期の税制改正と地域主義』(吉田書店、2014年)
「大正期の東北振興運動――東北振興会と『東北日本』主幹浅野源吾」(『国家学会雑誌』第118巻第3・4号、2005年)

「2019年 『公正から問う近代日本史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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