探偵の探偵4 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1317
感想 : 131
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062931458

作品紹介・あらすじ

7月9日よる10時よりフジテレビ系で連続ドラマ放映開始!主演・北川景子。
読書メーター週間おすすめランキング1位!(vol.118)。
Bookwalker文芸週間ランキング1位!(3/19付)

闘いの動機は世界に対する憤怒。しかし戦術は極めて理知的。そのギャップが紗崎玲奈のたまらない魅力だ。―杉江松恋(ミステリ評論家)

類い希な身体能力と頭脳、そして鋼の意志。復讐のためだけに生きて来た玲奈の、あまりにも繊細なその心。砕け散った心はもう元には戻らないのか。もういいから、お願いやめて、そう何度も叫びたくなる。おもしろいのに眉間にしわが寄る。この痛々しさは癖になる。―久田かおり(精文館書店 中島新町店)

(あらすじ)
完全警護の東京拘置所で殺傷事件被告人の連続死亡事件が勃発。監視カメラが捉えたのは、紗崎玲奈にとって唯一無二の存在だった。真実はどこで決着をみるのか。死神への復讐は果たしたものの、琴葉に裏切られ虚ろな日々を送っていた玲奈が覚醒する。「探偵の探偵」四部作、壮絶なフィナーレ。

感想・レビュー・書評

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  • 市村凛との対決が面白さのピークだったかな。
    あんなに凶悪な市村凛を育てた師匠って、どんなに強烈なキャラかなと期待したけれど、対決が頭脳戦だったので、爽快感はなかったので、ちょっと残念。

  • 暴力シーンはグロくてしんどいけどストーリーがずば抜けて面白い。できれば須磨の過去の話とかもっと描いてほしかった

  • 前巻までが好きだっただけにやや残念。うーん、本件もっとゆっくり処理ひたらよかったのでは?探偵の探偵らしい追い詰めかたというより、ご都合主義に任せた雰囲気を感じてしまうのが悲しい。無念…

  • とりあえず無事に?終わってホッとした。

  • えー琴葉が…
    と思ったが、よかった。

    後半、玲奈の冴えた姿がまた見られたのも満足。
    すっかり玲奈のファンになっている。

    姥妙が案外大したことなかったのには
    少々拍子抜けした。
    市村凛のほうがよほど手強かったかも…。

    今回も面白かった!

  • いつもながらのハードボイルド探偵課。悲惨な事件の結果、後輩と決別せざるを得なかった主人公。後輩も正義に目覚めて、変なベクトルになっていく。非道な犯罪者はなぜ次々に東京拘置所の中で殺されていくのか?という謎と解決までの展開はやはり作者らしいエンタメ展開。

  • 面白かった。琴葉がボロボロになっても玲奈を思ってるシーンでめちゃ泣けた。姥妙の身代わりのあたりとか突っ込みたいこと沢山あるけど面白かったからいいや。でもなんでもなんとか性人格障害、で済ませようとするのよせよな?しかしこの数年後に高校事変に玲奈が出てくるけど琴葉のこと何か言ってたかな?読み返してみるか。

  • 琴葉と玲奈がお互いに気持ちを断ち切れずにいる状態で、琴葉は罠にはまっていく。玲奈は琴葉が犯すはずでない罪を見抜き真犯人を追っていくのはさすがだ。拘置所での犯行なんて非現実的すぎることが小説の中ではあり得るように思えてしまう。心理戦のような最終対決では先を読む知恵でも体力的にも玲奈の方が上だったようだ。琴葉との関係も修復したように思える終盤は次作をも期待させるような感じだけれど…これで終わりなのか??

  • 長かった〜。このシリーズ、個人的にはよく我慢して読んだほう。ラスボスがしょうもない。ドラマは未観。

  • 紗崎玲奈編の完結。
    前作で一応の決着をみたが、本当の終わりではなかった。
    壊れてしまった玲奈と琴葉の関係はどうなるのか。
    そして全てが終わった後、玲奈はどうするのか。
    とてもハードでやきもきもしましたが、シリーズ通して大満足です。

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著者プロフィール

1968年、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作「千里眼」シリーズは累計628万部超。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化、ブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞。『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』は19年に全米翻訳出版。NYヴァーティカル社編集者ヤニ・メンザスは「世界に誇るべき才能」と評する。その他の作品に『ミッキーマウスの憂鬱』、『ジェームズ・ボンドは来ない』、『黄砂の籠城』、『ヒトラーの試写室』、「グアムの探偵」「高校事変」シリーズなど。

「2023年 『高校事変 16』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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