- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062936279
感想・レビュー・書評
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内容(「BOOK」データベースより)
アウトドアが趣味の公務員・沖らは、仮面の男・黒沼が所有する孤島での、夏休み恒例のオフ会へ。赤毛の女子高生が初参加するなか、孤島に着いた翌日、メンバーの二人が失踪、続いて殺人事件が。さらには意図不明の密室が連続し…。果たして犯人は?そしてこの作品のタイトルとは?第50回メフィスト賞受賞作。 -
真相というかこの作品の肝が明かされた時はずっこけそうになった。それはありなのか!?でも色々と伏線が貼ってあったのは確かなんだよなぁ。むむむ騙された。謎自体はそこまで複雑怪奇じゃなかったし読みやすいのですぐ頭に入った。
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第4回(テーマフリー)
チャンプ本 -
20190528
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冒頭の挿話××××××××で、タイトル当てを忘れて普通に読み進めてしまい醍醐味を味わえなかったのでメインは絶対当てる!という気持ちで読み進めた。
事件が起きる前から思いつく限りのことわざの文字数を数えるも中々当たらず、事件が起きてからも思いつかなかったが6章で皆の正体が提示された瞬間タイトルも分かった時はまさに、手の舞い足の踏む所を知らず ということわざが相応しい心境で、楽しく読めた。 -
離島での殺人事件で、タイトル当ての小説。犯人当てとも言ってるけど、ライトに読む分には面白かった。下ネタだと言う人がいるけども、「どうだ見たか!俺はこんなのを書いてやったぞ!」感があって、少なくとも私は嫌な気分にはならなかった。
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これまでにも犯人当てや動機当て、トリック当ての小説は読んできたが、タイトル当ての小説は初めてだ。○○○○○○○○殺人事件。本のタイトルはそのまま伏字になっており、文字数は漢字を含めて8文字。さらに冒頭から読者への挑戦状が突き付けられる。本作の肝となるトリックがそのままタイトルに直結しており、タイトルが分かった瞬間、本作のトリックも判明するという。トリックを当ててタイトルが解明できるか、それともタイトルを当てて、トリックを導き出すか。冒頭を読んでなんとも挑戦的な作者だなと思った。
評価は分かれるところだろう。本格ミステリーの雰囲気はあるが、蓋を開けてみれば…、おっとこれ以上はネタバレになるかな。
エンターテイメントとしては十分に楽しめる作品。色々な意見もあるかもしれないが、私はこの手の作品も大好きだ。