ねこの証明 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 118
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062937672

感想・レビュー・書評

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  • まるごと一冊
    ねこづくし! 

  • 森村誠一ってあの「人間の証明」の森村誠一だよねと思いながら、表紙の猫の写真に心を奪われてジャケ買いした一冊。
    森村誠一って硬派な印象だったんですが、猫作家だったんですね。
    半分ぐらいを占めるねこエッセイはそれが書かれた時が2年前だったこともあり、安保法制反対のメッセージもちらほら。自身の戦争体験と平和の使者である猫と一緒に暮らせるありがたみも込めながら。

  • 猫ちゃん…(´;ω;`)

    カラーで猫の写真が収録されてるのがよい。
    エッセイというかコラムに関してはねこ新聞に連載していたためか時事ネタを絡めてあることが多く、さらに作者の思想も含まれており期待と違ったものの、全体的に読みごたえはあった。

    なんかもっとこう、序盤であったみたいな、野良猫と出会って仲良くなるエピソード満載な本かと思ってしまってた。
    気になる方はひとまず全体をペラペラめくって確認してからの読書や購入をおすすめします。

    なお小説は猫好きにとってしんどい尽くしの展開なのでご注意ください。ひどいぞ森村誠一(笑)

  • エッセイのインパクトがすごいが、半分は小説です。収録作品は、古いなーとかおっさんくさいなーとかが先にたってしまってなんとも読むのが苦痛。
    古いって感じるのは、当時はちゃんと新しかったって事で、それは小説というものが娯楽として受け入れられるためには重要な要素なんだろうけど。
    今読んでも古さを感じさせないものもちゃんとあるんだし、2017年発行の文庫にこれはない。。

  • 表紙につられて買ったが、猫好きとは言えこの人とは相容れないなという感じだった。

  • 私は猫が好き。だから図書館で偶然この本を手に取りました。著名な作家の猫本とのことだけど、森村氏の他作品は未読です。正直、猫好き同士だからって相容れないこともあるんだなぁというのが第一印象。どうもこの作品(特にエッセイ)からは、森村氏が猫至上主義、偏狂的な猫狂いのように見えてしまうのです。猫も良いけど犬も良い。他の動物(猫嫌いな人間)もみんな良いではないか。猫が好きすぎると、こんなに偏った思想になってしまうんだなぁ。残念ながら、今後森村氏の作品は読まないと思います。ファンの皆さんごめんなさい。

  • 猫愛溢れる一冊。猫俳句、猫エッセイ、猫小説、そして猫写真。どこをとっても猫好きめろめろ間違いなしの一冊なのです。とりあえず、表紙からしてもうやられました……。
    猫小説どれも素晴らしいけれど。お気に入りは「地球から逃げた猫」。どの物語も、どちらかというと猫が災難に遭う話なんだけれど。だからこそ猫への愛情がひしひしと感じられる部分がありました。そして「地球から逃げた」という表現が、とても心に残ります。

  • 表紙の猫ちゃん、我が家の猫にそっくりです(^-^) 「人間の証明」の森村誠一さん、猫と共にある人生なんですね。「猫の証明」、2017.9発行です。ねこ写真俳句、ねこエッセイ、猫小説の3点セット、盛りだくさんです(^-^) 著者のお母さんは猫嫌いだったそうですが、深夜、火事を知らせに来た猫に態度が急変、もう猫可愛がりになったそうです。また1週間ぐらい家をあけてて、死ぬ一日前に別れを告げに来た猫のことも書かれています。俳句では「夢さめて昼寝の後も予定なし」「通い猫先着順に餌を待ち」楽しく読了しました!

  • ネコに関するエッセイと短編小説。

    ネコと作家は良く似合う。

    以上。

    (以上、ブログ全文です。)

    ブログはこちら
    http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/5301027.html

  • 「人間の証明」の森村誠一が自らの著作をパクッて「ねこの証明」というエッセイ集を出した。「ねこ新聞」に連載された微笑ましいエピソード集だけど、同じく収録の短編小説3篇は全く魅力が欠けていた。
    (Ⅽ)

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著者プロフィール

森村誠一
1933年1月2日、埼玉県熊谷市生まれ。ホテルのフロントマンを勤めるかたわら執筆を始め、ビジネススクールの講師に転職後もビジネス書や小説を出版。1970年に初めての本格ミステリー『高層の死角』で第15回江戸川乱歩賞を受賞、翌年『新幹線殺人事件』がベストセラーになる。1973年『腐触の構造』で第26回日本推理作家協会賞受賞。小説と映画のメディアミックスとして注目された『人間の証明』では、初めて棟居刑事が登場する。2004年に第7回日本ミステリー文学大賞受賞、2011年吉川英治文学賞受賞など、文字通り日本のミステリー界の第一人者であるだけでなく、1981年には旧日本軍第731部隊の実態を明らかにした『悪魔の飽食』を刊行するなど、社会的発言も疎かにしていない。

「2021年 『棟居刑事と七つの事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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