リウーを待ちながら(1) (イブニングKC)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 219
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063546781

作品紹介・あらすじ

富士山麓の美しい街・S県横走市──。駐屯している自衛隊員が吐血し昏倒。同じ症状の患者が相次いで死亡した。病院には患者が詰めかけ、抗生剤は不足、病因はわからないまま事態は悪化の一途をたどる。それが、内科医・玉木涼穂が彷徨うことになる「煉獄」の入り口だった。生活感溢れる緻密な描写が絶望を増幅する。医療サスペンスの新星が描くアウトブレイク前夜!!

感想・レビュー・書評

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  • パンデミックを予見した漫画家が驚くほどのリアルさを実現できた理由(朱戸 アオ,佐倉 統) | ブルーバックス | 講談社
    https://gendai.ismedia.jp/articles/-/79612

    感染症取り上げた漫画「リウーを待ちながら」に再注目 コロナ禍の現実とリンク:東京新聞 TOKYO Web
    https://www.tokyo-np.co.jp/article/37329

    リウーを待ちながら|イブニング公式サイト - 講談社の青年漫画誌
    https://evening.kodansha.co.jp/c/riumachi.html

    『リウーを待ちながら(1)』(朱戸 アオ)|講談社コミックプラス
    https://kc.kodansha.co.jp/product?item=0000039171

  • 緊迫、絶望、後悔。舞台は急激に変化して、広がっていく。

  • 自衛隊の演習場を抱える街で、一人の自衛官が病院の前で倒れたことから始まる感染症の恐ろしさを描いた作品。1巻では、最悪の方向へじわじわと事態が進んでいく。感染力、致死率の高い感染症ということが、徐々に判明していく。現実には起きてほしくない展開に、目が離せない。

  • イブニング連載を読んでいた。
    新型コロナウイルス感染症の流行が始まったころ、この作品を思い出した。
    あらゆる符丁が予言のように描かれている。
    カミュのペストも併せて読みたい。

  • こりゃ予言の書だね

  • 富士山の麓にある横走市で発生したアウトブレイク。吐血し倒れた自衛隊員を皮切りに、同症状の患者が次々に亡くなっていく。内科医・玉木はその状況を不審に思い行動し始めるが、判明したのは恐るべき病の名だった!

    「僕の研究しているペストっていう病気は今まで世界で2億人の人間を殺しているんだ 今いる日本人だけで考えたら全滅だね」
    教室で子どもたちをドン引きさせる疫研の原神が好き。飄々としていながらも、その知識と行動力で玉木と協力し合うのは心強い。

    ただただ平等に人を死に追いやっていくペスト。身近なスタッフの死。もう後悔しないと決めた玉木の行動が、自衛隊の駒野も動かしていく。中央アジアで見た地獄。見た目は可愛いタルバガンでも、恐ろしい病を秘めている。最悪の病気が、さらに最悪の形となって襲いかかるラストは恐怖しかない。

    「感染症を一人で封じ込めるのは無理だよ そしてたくさんの人を動かすには時間がかかる」
    再読すると、まさに新型コロナに揺れる社会の課題が浮き彫りになっている。行動力ある人が単独で頑張っても感染症は封じ込められない。一人ひとりの意識こそ大切なんだと感じる。

  • アウトブレイクの話
    予備知識なしで読み、怖いのにとめられなかった。
    どうなるのか。

  • あらゆる天災に対して無力かもしれないが、事が起こってからでは遅いのかもしれないが、それでも何かせずにいられない、絶望に立ち止まってるだけでは嫌だ、と心を奮い立たせる事が出来るのも人間なんだなぁ…辛い苦しいと言いながらも生きるのが人間かも。

  • 【もし本当にアウトブレイクが起こったら…】
    リアルじゃないけど現実に起こったらと考えると、今が本当に幸せなんだなと感じます。

    「ペスト」と言うあまり馴染みの無い病原菌。それが「サルモネラ菌」と一緒に人から人へ観戦を続け、1日~2日で人を死に追いやる。

    この横走地域に対する反応、対応が非情に描かれていました。
    政府は隔離して、外部とは接触させない
    他の地域の人間は、その地域の人間を恐れ、そこの出身者と言うだけで病人扱い。

    悲しくはなるけど、ある意味リアルなのかな。
    人が次々と死んでいく恐怖。現実には今だペスト菌は存在するものの、感染してない今の世界はある意味幸せなんだと思いました。

    カルロスが良いアクセントになっていて
    暗い雰囲気を明るくしてくれてた存在だったのに
    まさか脱柵、脱走を手助けしてる人間だったとは…

    続きが非常に楽しみです。
    絵に少しクセがありますが、それだけで読まないってのは勿体ない作品です

  • 3巻で

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著者プロフィール

2010年、アフタヌーン四季賞冬のコンテストにて、準入選を受賞。
「アフタヌーン」にて2013年『ネメシスの杖』を、2016年『インハンド 紐倉博士とまじめな右腕』を連載。
医療サスペンスの新たな描き手として注目を集めている。


「2019年 『インハンド プロローグ2 ガニュメデスの杯、他』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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