- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063871586
作品紹介・あらすじ
簡単レシピで美味しいご飯をいただきます!
今巻のメニューは「なすといんげんと豚肉の煮物」「キムチチゲ」「卵とアスパラ入り海老チリ」「うどんすき」「デミグラスソースのオムライス」「鶏のから揚げ」「かぶとベーコンの豆乳スープ」「ミルクティーのシャーベット」などなど……メニュー色々!
なすといんげんと豚肉の煮物、キムチチゲ、卵とアスパラ入り海老チリ、うどんすき、デミグラスソースのオムライス、鶏のから揚げ、かぶとベーコンの豆乳スープ、ミルクティーのシャーベットetc.……
感想・レビュー・書評
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料理をしない人から何かいい料理本を紹介して、と言われたときすすめるのがこのシリーズ。
というのは、
スーパーでの買い物から、余りがちな野菜の使い方、1週間のサイクルでの献立の立て方など、日常での「献立の組み立て方」がわかりやすく書かれているから。
作り方も、手抜きしてもいいところ、一手間かけるべきところ、がわかりやすいし、ひとつの料理ではなく、献立としての作り方の手際が学べる。
そして何より、料理というのは「誰かに喜んでもらいたい」から作るもの。それが自然に描かれているから。
某料理家の「作ってあげたい・・・」といいながら、相手の顔が見えない自分全面推しの料理よりも全然役に立つ。
こんなこと、フツーに主婦がやってることなのだろうが、そこにゲイカップルを主人公にすることで物語としてのドラマも生まれる。
それにしても、よしながふみはうまい作家だ。顔のアップの描き分けだけで微妙な心情を描きだす。これは漫画ならではの表現の醍醐味。
フツーでない人のフツーな日常っていうのは、ジョン・アーヴィング的?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
凝ったおもてなし料理じゃないけど、何回も食べたくなるような。
疲れて帰ったときに、口にするだけで気持ちがやわらかくなるような。そんな家庭の味が詰まっている気がする。
お料理教室に通い始めて半年過ぎたけど、主婦にとってのお料理って日課であって決して特別なことじゃない。段取りとか、冷蔵庫の中身とか、お財布事情とか、その日の家族の都合や体調を考えて臨機応変に対応できるのが良い主婦なんだろう。その点、シロさんはよくできた主婦(主夫)だ。もちろんケンジも。
あんまり意識してなかったけど、シロさんとケンジはマイノリティで、それゆえ思い悩むこともあって、だけどいいじゃない。このさらりとした書き方だからいやみがない。 -
パートナーの幸せを願う。
当たり前のようでいて、
とてもむつかしいことを与え合う2人。
やはり、食事の積み重ねは大切だ。 -
シロさんのクリスマス料理!!!
どれもおいしそうだけど、格別においしそうなミルクティーのシャーベットを
「えらくぶさいくに盛ったベージュの物体」
と言い切る悪魔のようなジルベールが、いつもまったりと
落ち着いたシロさんケンちゃんに動きを見せてくれて楽しい♡
うどんすきにキムチチゲと、寒い今の季節にぴったりな料理が
多いのもうれしい♡シロさんの食卓を見るたび、野菜をもっと摂らなきゃ!
って思える野菜マスター[*´▽`*]今日も副菜作りがんばろう!
7巻はシロさんがまた少し広いキモチでケンちゃんと
向き合ってくれたり、きゅーっとなることをしてくれたりして
2人が仲良しなのもうれしいなぁ♡ -
ケンジ、ついにシロさんの実家へ。
なんやかんや親に紹介するのって同性カップルだと躊躇もあるし難しいんだろうな。でもケンジがお父さんに話したことすごくよかったな。
それから小日向さんとジルベールカップルもおもしろい笑。
ケンジ作のオムライスもおいしそうだったなー。
疲れて帰ってきた時に恋人の作ったごはん食べられるって幸せだ。 -
ワタル君、強烈です、ああいうキャラ
好きですねー。
一番はやはり、シロさんですが。
今回は全体的に、ちょいドラマチック話が
多い感じがしました♪
矢吹さんとこの美容院の話とか。
料理と本編のバランスがいいから、
さらっと楽しめる。
そして、さらっと、お腹がすく。← -
毎回面白いけど、今回は特に面白かった。アールグレイのミルクティーシャーベットぜひ真似したい!
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いろいろな漫画があるでしょうが、
ここまでしっかりとした料理漫画はあったかな。
しかも漫画なので絵があります。
そして簡単な家庭料理です。
これをそろえるだけで、
季節にあった家庭料理が年中できるんじゃないでしょうか。
と、一巻から言うててなにも作ってませんが。
そして、
料理だけではなく、
ストーリーもしっかりした漫画ですね。
主人公はゲイなので
嫌悪感も抱くかたもいるでしょうが、
ということで、男性ではなく女性におすすめの漫画です。
といっても、モーニング連載なんですよね。
最近なに見ても、
優しくするってことに目がいきます。
そして、わがままな自分に気がつくんです(苦笑 -
料理を挟みながら、セクシュアリティの問題や人が抱える問題をさらっと描いてしまうところは、この作品のすごさだと思う。弁護士の仕事ぶりも現実に即しているようで細かい。おじさん誌にゲイカップルの話を書いていて誰でも読めるところはさすがだなと思うが、腐女子的萌え要素もちゃんと入ってるところがまたすごい(笑) スーパーや商店街のモデルが自分が知っている場所のようで妙に親近感が湧きます。料理したくなる本でもある。