教会堂の殺人 ~Game Theory~ (講談社文庫)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065128534

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  • ■館で待つのは、絶望か、祈りか。天才数学者が仕掛ける究極の罠!

    訪れた者を次々と死に誘う狂気の館、教会堂。失踪した部下を追い、警察庁キャリアの司は館に足を踏み入れる。そこで待ち受けていたのは、水死・焼死・窒息死などを引き起こす数多の死の罠! 司の足跡をたどり、妹の百合子もまた館に向かう。死のゲームと、天才数学者が求める極限の問いに、唯一解はあるのか!?

  • シリーズ5冊目。本格ミステリ的なタイトルであるが、それを期待すると肩透かしを食らうかも。
    しかし、ここまでシリーズを読んできた身としては、この物語がどんな風に完結するのか気になります。

  • 推測できた部分と出来なかった部分の差がすごい、、、
    ぐいぐい引き込まれて止まりません

  • 建物自体が人を殺す仕組み…恐ろしい。ゲーム理論やナッシュ均衡はなんとなく覚えていたけど、まさかミステリで出会うとは。
    これからの物語もかなり気になる。前作に並ぶくらい本作でも驚きの展開だったので、次回作もすぐ読みたい。

  • シリーズ第5作にてかなり雰囲気が変わってきた。
    本格ミステリ感はとうに無く、ただただキャラクターを楽しむものになってきている。
    それでも先が気になるので読み続けるが、本格ミステリファンはもう読まないのでは。

  • 毛色がだいぶ変わってしまった堂シリーズ後半の第5作目。     
    輪廻が回る堂。    
    人を殺すためだけに建てられた堂。     
    シリーズとしても色々と180度回ってしまった。     
    どこへ向かっているのか。    
    どこに帰結していくのか。      
    あと2作。      
    十和田はいったい何を考えているのか……。     
    二人の姉妹の行く末には何が……。

  • 周木自身が「あとがき」で書いているように、さながら「ゼロ」を掛け算するがごとくの性急さに驚いた。
    オイラー式、ゲーム理論、リーマン予想などのタームが散りばめられているが、それが「館」の構造と、どのような同型関係にあるのかが、さっぱり読み取れなかったのだが。。

  • 2018年9月23日読了。
    2018年76冊目。

  • 既刊を全部大人買いしたので、シリーズ纏めて。
    最初は正統派のミステリとして始まり(実はノベルズ版でデビュー作自体は読んでいた)、最新刊でかなり表情を変える。シリーズ第1作が、強烈な個性派が多いメフィスト賞にしてはかなり正統派で、そのイメージしか無かったので驚いた。
    あと、森博嗣との共通点に言及されることが多いが、周木律の方が人間っぽい気がするな〜。

  • 【あらすじ】
    館で待つのは、絶望か、祈りか。
    天才数学者が仕掛ける究極の罠!

    訪れた者を次々と死に誘う狂気の館、教会堂。
    失踪した部下を追い、警察庁キャリアの司は館に足を踏み入れる。そこで待ち受けていたのは、水死・焼死・窒息死などを引き起こす数多の死の罠! 司の足跡をたどり、妹の百合子もまた館に向かう。
    死のゲームと、天才数学者が求める極限の問いに、唯一解はあるのか!?

    【感想】

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著者プロフィール

某国立大学建築学科卒業。『眼球堂の殺人』で第47回メフィスト賞を受賞しデビュー。本格ミステリの系譜を継ぐ書き手として絶賛を浴びる。他の著書にデビュー作を含む「堂」シリーズ、『猫又お双と消えた令嬢』にはじまる「猫又お双」シリーズ、『災厄』『暴走』『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』『アールダーの方舟』『不死症』『幻屍症』『LOST 失覚探偵』『死者の雨‐モヘンジョダロの墓標‐』『土葬症 ザ・グレイヴ』『小説 Fukushima 50』『あしたの官僚』『ネメシス3』『楽園のアダム』がある。

「2023年 『WALL』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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