インド倶楽部の謎 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
3.56
  • (23)
  • (91)
  • (107)
  • (7)
  • (1)
本棚登録 : 722
感想 : 92
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065131381

作品紹介・あらすじ

自分の死ぬ日が、わかるとしたら……。火村&有栖の絶妙コンビが遭遇する殺人事件とは!? 大人気「国名シリーズ」最新作!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 国名シリーズ第9弾。

    インドを愛してやまない人たちで結成された、その名も「インド倶楽部」
    その関係者が相次いで殺された。
    インドに伝わる神秘的な占いを絡ませながら事件の謎を解明していく二人。
    その過程は安定の面白さというか、安心感に包まれる。二人の何気ない会話、醸し出す雰囲気が好き。真相に関してはちょっと特殊、異色なだけに読後感は分かれそうだけれど、神秘的なヴェールに包まれている気分で自分は興味深く楽しめた。
    そして何よりも長時間、二人の時間に付き合えたことに満足。

    • あいさん
      こんにちは(^-^)/

      娘が3連休帰ってきていたので、しばらく読書はお休みでした。
      今日からまた読むぞ〜
      ミステリ、たぶんくるた...
      こんにちは(^-^)/

      娘が3連休帰ってきていたので、しばらく読書はお休みでした。
      今日からまた読むぞ〜
      ミステリ、たぶんくるたん読んでないので紹介できたら嬉しいな♪

      くるたんは火村さんとアリスが好きだね(⁎˃ᴗ˂⁎)
      それが伝わってきてじんわりくるレビュー。
      インドの神秘的な占いって興味深いわ。
      ドラマは見たって言っていたかしら?
      2019/11/05
    • くるたんさん
      けいたん♪こんばんは♪

      インドの占い、アガスティアの葉って知ってる?それを絡めて前世の話だの、なんか私は面白かったよ♪
      ドラマは観てないん...
      けいたん♪こんばんは♪

      インドの占い、アガスティアの葉って知ってる?それを絡めて前世の話だの、なんか私は面白かったよ♪
      ドラマは観てないんだけど、文庫の帯にはあの二人だから頭にこびりつくね(笑)。
      長編はやっぱり好きだわ♪

      娘さんと楽しい連休だったんだね♪
      心も落ち着いてるのかな⁇

      けいたん、ご紹介のミステリ、何だろう!楽しみーー♪♪
      2019/11/05
  • 火村・有栖シリーズ。神戸のお屋敷・インド亭にて開催されるインド倶楽部。インドの占い師に前世、現在、未来の占ってもらうが、数日後、関係者二人が殺される。
    前世がらみのお話で、その関係をよく理解していないとついていくのがしんどいところあり。それに最後が、どうもしっくりこない解決で疲れ感ありありの読後感。有栖と火村のやり取りや、火村の前世とかの考え方が読めたのは楽しめた。じっくり味わって読みたい人にはいいかもね。いや、私の場合は、前世云々のところで引いてしまったのかも。

  • 火村さんシリーズの長編は読み終えていたと思ったら、うっかりこちらに手をつけていなかった。そう思いながらしばらく短編の方を読んでいたので、大好物の長編が残っていてほくほく。
    長編は、たどり着くまでの捜査やコンビのやり取りが充実していてやっぱり面白い。

    インド倶楽部の謎は、発想が突飛だったけど、少し前に貴志祐介の我々は、みな孤独である。を読んでいたので、耐性はあった。(←これは苦手だった)
    前世絡んでも解決する火村さんに感心してしまう。今回有栖は、あんまり役に立たなかったような、それがまた良いけど。

    あと、RADWINPSという今っぽいのが出てきた!と時代感に笑ってしまった。

  • 久しぶりの国名シリーズ。神戸の実業家の自宅で行われるインド好き仲間の例会。今回の目玉は過去未来が全て記されている「アガスティアの葉」後日その参加者が例会で告げられた命日の書かれた手帳と共に死体で発見される。予言が当たったのか?もう一つの事件も含め火村&アリスが解決に挑む。前世での記憶を共有するという怪しい例会仲間に対しての捜査だからか、いつもと勝手が違う感じが面白かった。謎に対しては誰が可能だったか?だけではなく「何故」が絡んできたのが意外だったけど安定の結末。二人の掛け合いも満載で土地勘ある神戸舞台だし満足満足。

  • そこまで事件は起きない(とはいえ2人殺されてる)のだけど「なぜその殺人は起きたのか」を関係者に聞き込みをして突き詰めていくお話。なかなかに突拍子もないのだけど、自分もインド倶楽部に入ったら、そういう輩になるのかな。
    花蓮ちゃんがとてもいい子でした。

  • 密室もアリバイトリックも出て来ませんが、どうなるのか気になるのでスルスルと読めました。何故?なぜ?とアリスと一緒に悩ませてくれます。前世やアガスティアの葉が出てくるのでファンタジーな要素が好きな私は結構楽しめました。
    最後のあの言葉で火村先生が少しでも救われてほしいな。

  • 久々国名シリーズの長編。前世部分はファンタジーを現世はミステリを両方楽しめる話。密室があるわけでもアリバイトリックがあるわけでもないのに、ちゃんと面白い。カレー食べたくなる

  • 久しぶりの火村シリーズ。火村とアリスと刑事達との掛け合いや、今までの火村シリーズの作品紹介的会話などクスリとさせられながら一気に読んだ。安定の面白さ。

  • 2018年103冊目。待望の国名シリーズ最新作。シリーズとしての面白さは健在ながら、火村と同じでその手のものを信じてない質なので、前世の下りや動機にはハマれず。アリスがこれまでの事件に名前をつけていたのには思わず頬が緩みました。

  • 事件自体は謎めいていながらも地味で、ホワイダニットに焦点があるので犯人がわかったときの気持ちよさはなく、そうか……という感じ。有栖川ミステリは犯人わかっても気持ちよさより切なさが勝つのが常なのですが。
    アリスの発言がやたらメタいのでそういう感じだっけ?と戸惑いましたが、あとがき読むにそこも含めてのこの作品のテイストなのかな。いろんな味でこのシリーズを味わえるのはこれからも楽しみ。

全92件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1959年大阪生まれ。同志社大学法学部卒業。89年「月光ゲーム」でデビュー。「マレー鉄道の謎」で日本推理作家協会賞を受賞。「本格ミステリ作家クラブ」初代会長。著書に「暗い宿」「ジュリエットの悲鳴」「朱色の研究」「絶叫城殺人事件」など多数。

「2023年 『濱地健三郎の幽たる事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

有栖川有栖の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×