なぜ日本のジャーナリズムは崩壊したのか (講談社+α新書)

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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065200278

感想・レビュー・書評

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  • 2020/12/2
    表題の明確な答えが見つからないゆえに現状打破が難しいのだろうが、ジャーナリストが普通のサラリーマンとしての一職業に過ぎなくなってきているということだろう。
    著者たちの行動が特別なように思われるのが普通ではないと思うのだが…。
    ここでも触れられているように必ずしも中立である必要はないし、それが多少左右どちらに偏っていても報道する側の意志が大事であると思う。
    しかし記者クラブの問題にしても、自分たちの組織や立場・職の方が報道そのものより優先しているのが現実ではないか。
    経済活動としての仕事を無視することができないと言えばそれまでだが、批判を控えるだけならまだしも、現状のように太鼓持ちや忖度にまみれた報道までいくとただただ醜悪である。
    本来政治家や官僚を監視、指摘するべき役目が、傍観者であることも止めて、なぜ神輿の担ぎ手になってしまうのだろうか……それは左右どちらかということとは全くの別問題である。

  • 面白かった。

  • Choose Life Project を知った。それだけでも宝。
    もちろん作者二人とも好きですが。

  • 日本アカデミー賞3部門を受賞した「新聞記者」の原作者で東京新聞の記者である望月衣塑子氏、論客の評論家である佐高信氏が対談方式で今の政治とメディアに正面からもの申しているのが気持ちよい。器の大きい政治家、権力と果敢に対峙するジャーナリスト、契約相手は国民だと確固たる信念を持った官僚が絶滅危惧種になりつつある今、マスメディアの役割・機能、政治の有り様、官僚とはを再考させる1冊。

  • 感想→ https://twitter.com/lumciningnbdurw/status/1296756728747323392?s=21

    元記者の私としても恥ずかしい世界。

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著者プロフィール

1975年、東京都生まれ。東京新聞社会部記者。著書に『権力と新聞の大問題』(集英社)など。2017年、平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞を受賞

「2018年 『しゃべり尽くそう! 私たちの新フェミニズム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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