世界は「e」でできている オイラーが見出した神出鬼没の超越数 (ブルーバックス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 167
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065265161

作品紹介・あらすじ

「高利貸の夢の数字」とも言われた「e」の、宝くじから婚活まであちこちに顔を出し、人類の未来をも左右している「底力」がわかる 

感想・レビュー・書評

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  • 【請求記号:410 キ】

  • あまり人には勧められない。表紙からするとeについて分かりやすく説明することを心がけているように思うが、まず数式が多すぎて数学好き以外にはほぼ読めない。そしてかなりの頻度で挟まれる物語の必然性が感じられず、著者の自己満足に思えてしまった。
    ただし、eが素晴らしい、ということの片鱗は分かった。

  • 内容が難しくて全て理解できずに終わってしまった。キンドルで買ったが、ラインは引けないし、内容は難しい。著者は気持ち良く書いている印象だが、おそらく読者は置いていかれている。
    タダであれば良いのだが、私はこの本にカネは払いたくない。(買った時点で払っているのだが、、)

  • 不思議な超越数であるオイラーのeについて、とはしていますが、作者さんが途中であちこち脇道にもそれながら、全体としてキモチよく書き上げた感じの内容でした。初心者にもできる限りわかるようにしつつ、その奥深さの一端に触れた感じがしました。

  • 複雑系の科学は始まったばかり。そこでは eが活躍するだろうとのこと。eと iの不思議で美しい関係が面白かった。

  • 超越数(*1)は,円周率π= 3.14…がよく知られているが、本書は自然対数の底(*2)e=2.718…について熱く語る。eは高利貸の金利計算にも出現するほか、100連ガチャで全て外れる確率、クジ引きの席替えで席が変わらない不幸な人が出ない確率、最適な結婚相手を選ぶ確率が、全て1/e(約37%)だという、面白い事実が紹介される。微分しても変わらない指数関数ex、複素指数関数への拡張などを経て、eは、三角関数や双曲線関数と、愛の絆で結ばれているという。数学界の5人の戦士 e、π、i、0、1は、大数学者オイラーのシンプルな公式に全員が登場する。ダイナミックな展開で、巻末では複雑系の科学にも話が及ぶ。

    ↓利用状況はこちらから↓
    https://mlib3.nit.ac.jp/webopac/BB00561227

  • 412-K
    閲覧新書

  • 以前読んだ『不思議な数eの物語』もそうだったが、"e"についての端的な説明はなく、こんなところにも出てくる、こんなことしても出てくる、という話がいろいろ。まぁ、そういうふうにしか説明できないのだろうが、いまひとつモヤモヤが… 『不思議な数eの物語』よりはだいぶわかりやすい。

  • 請求記号 412.7/Ki 38/2188

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著者プロフィール

1956年東京生まれ。1997年『算学武芸帳』(朝日新聞社)で朝日新人文学賞、2006年『抗蒙の丘―三別抄耽羅戦記』(新人物往来社)で歴史文学賞、2014年『13歳の娘に語るガロアの数学』(岩波書店)で日本数学会出版賞を受賞。そのほか『小説日清戦争ーー甲午の年の蜂起』(影書房)、『13歳の娘に語るアルキメデスの無限小』(岩波書店)、『方程式のガロア群』『世界はeでできている』(いずれも講談社ブルーバックス)など、数学分野の著書も多数。

「2023年 『「複雑系」入門 カオス、フラクタルから生命の謎まで』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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