世界は「e」でできている オイラーが見出した神出鬼没の超越数 (ブルーバックス)
- 講談社 (2021年12月16日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065265161
作品紹介・あらすじ
「高利貸の夢の数字」とも言われた「e」の、宝くじから婚活まであちこちに顔を出し、人類の未来をも左右している「底力」がわかる
感想・レビュー・書評
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【請求記号:410 キ】
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あまり人には勧められない。表紙からするとeについて分かりやすく説明することを心がけているように思うが、まず数式が多すぎて数学好き以外にはほぼ読めない。そしてかなりの頻度で挟まれる物語の必然性が感じられず、著者の自己満足に思えてしまった。
ただし、eが素晴らしい、ということの片鱗は分かった。 -
内容が難しくて全て理解できずに終わってしまった。キンドルで買ったが、ラインは引けないし、内容は難しい。著者は気持ち良く書いている印象だが、おそらく読者は置いていかれている。
タダであれば良いのだが、私はこの本にカネは払いたくない。(買った時点で払っているのだが、、) -
不思議な超越数であるオイラーのeについて、とはしていますが、作者さんが途中であちこち脇道にもそれながら、全体としてキモチよく書き上げた感じの内容でした。初心者にもできる限りわかるようにしつつ、その奥深さの一端に触れた感じがしました。
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複雑系の科学は始まったばかり。そこでは eが活躍するだろうとのこと。eと iの不思議で美しい関係が面白かった。
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超越数(*1)は,円周率π= 3.14…がよく知られているが、本書は自然対数の底(*2)e=2.718…について熱く語る。eは高利貸の金利計算にも出現するほか、100連ガチャで全て外れる確率、クジ引きの席替えで席が変わらない不幸な人が出ない確率、最適な結婚相手を選ぶ確率が、全て1/e(約37%)だという、面白い事実が紹介される。微分しても変わらない指数関数ex、複素指数関数への拡張などを経て、eは、三角関数や双曲線関数と、愛の絆で結ばれているという。数学界の5人の戦士 e、π、i、0、1は、大数学者オイラーのシンプルな公式に全員が登場する。ダイナミックな展開で、巻末では複雑系の科学にも話が及ぶ。
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閲覧新書 -
以前読んだ『不思議な数eの物語』もそうだったが、"e"についての端的な説明はなく、こんなところにも出てくる、こんなことしても出てくる、という話がいろいろ。まぁ、そういうふうにしか説明できないのだろうが、いまひとつモヤモヤが… 『不思議な数eの物語』よりはだいぶわかりやすい。
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請求記号 412.7/Ki 38/2188