- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065282731
作品紹介・あらすじ
一編15分、世界がぐるりと裏返る。
本格ミステリ作家クラブが選んだ2022年の本格ミステリ短編の最高峰!
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目次
序 本格ミステリ作家クラブ会長 東川篤哉
道尾秀介「眠らない刑事と犬」
大山誠一郎「カラマーゾフの毒」
芦沢央「アイランドキッチン」
方丈貴恵「影を喰うもの」
浅倉秋成「糸の人を探して」
森川智喜「フーダニット・リセプション」
解説 廣澤吉泰
☆☆☆
感想・レビュー・書評
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初めて読む作家さんの作品に触れられて良かった。本格王と言うだけあって難しく何度も戻って読んだものも、、道尾秀介の眠らない刑事と犬が1番好き。
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2023.06.30
こういう読み比べはとても楽しいです。
やはり、1番は道尾秀介。次は大山誠一郎。3番手に浅倉秋成を推す。
私は特殊設定ものが苦手ということもわかったのも収穫。 -
本格ミステリの勢いが止まらない! 作家・評論家が厳選した、年に一度の短編傑作選。
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ミステリ―が読みたーいってなったものの「最近の作家さん知らんな…」となって書店で彷徨っていたところ発見した本。6名の作品が読める贅沢な一冊でした。道尾秀介さんの作品以外読んだことなかったので新たに作家さんを知ることが出来て良かった。浅倉秋成さんが好きでした!
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いろんなシチュエーションの推理小説なので、それぞれ楽しめる。
決して殺人事件の犯人捜しだけじゃないんだ。
特に面白かったのが浅倉秋成さんの「糸の人を探して」。
冴えない、モテない大学生の河瀬倫義が、友だちに誘われて5×5の合コンに行く(その友だちは用事があり来れない)。しかも自分に好意をもっている女性がいると聞かされており、気合いが入っての参加だ。
行ってみると、この世の人かと思うような素晴らしい女性ばかり。それどころか、皆河瀬に好意的に話をかけてくる。
しかし後にあとの4人は、お付き合いを避けた方がよい人たちだとわかる。
名前を聞いておらず、いろいろな情報から赤い糸で結ばれるべき女性を推理していくのだが。
特に河瀬の思いを綴った表現や、女性とのテンポ良い会話が、笑いを誘う。
浅倉さんは「六人の嘘つきな大学生」の作家で、真逆の性格を描いていることも面白い。 -
みんな良かったです!
読んだことのない作家さんのお話は興味深く、次に読む本をどれにしようかな~、と迷ってます!