競争の番人 内偵の王子

著者 :
  • 講談社
3.59
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本棚登録 : 1205
感想 : 154
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065285909

感想・レビュー・書評

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  • 2022年09月05日読了。

  • とても面白い作品でした。最後まで飽きさせない展開でした。
    このシリーズは続いてほしいです。

  • 301ページ
    1,550円
    9月25日〜9月26日

    本局から九州事務所に異動になった公取委の白熊は、パワハラ気味な古賀と、約束を守らない常盤、自分に本局への不満をぶつけてくる石山とうまくやれずに、相変わらず忙しい日々を過ごしていた。呉服屋関係の不正返品を調べるうちに、町の小さな呉服屋、梶原呉服に脅迫状が届いていた。調査を進めるもののうまくいかず、梶原が何者かに殺されてしまう。本局と合同で調査を進めることになり、懐かしのメンバーと働くが、白熊のは、本局に手柄を横取りされるような気がして、モヤモヤする。以前のパートナー小勝負にも、常盤には気をつけろとよくわからないアドバイスをもらい、常盤に傾いていた心にブレーキをかける。調査を進めるうちに、調査対象者から殴られたり、銃撃されたりと危険なことに巻き込まれながらも、小勝負が事件の本質を見抜く。

    専門的すぎて、呉服屋さんなどのメーカーの名前もたくさん出てきて、店の名前はよく覚えないまま、流し読みした。登場人物は、キャラがしっかり立っていたので、誰が誰だかかろうじてわかり、戻り読みすることはなかった。小勝負とのこれからが気になる。

  • すっかり小勝負ファンです。
    3作目がとても楽しみ!!

  • 新川さんらしい物語

  • 一作目の方が面白いかなと思って途中まで読んでいたが、こちらもなかなか読み応えがあった。なんというか筆者の布石に頭の良さ?を感じる。公取委を題材にする話なんてほとんどないのも良いと思う。

  • 面白くて一気読みした。話の中で出てくる仕事論のような一文にとても共感した。今後、シリーズ化していくだろう。

  • 個人的には前作の方が調査の過程や結果がわかりやすかった。地方には地方の大変さがあり、主人公の性格が好きなので、もうちょっと受け入れてもらえてもよかったんじゃないのかなぁ…と。

  • 何となく先が見えるストーリーでしたが、楽しく読むことができました。魅力的なキャラクターが多いので、この先が楽しみです。

  • まあ今回も面白かった。福岡のヤクザだから、現実で言うと工藤会かな。確かにあの暴力団は、今回の話と似た様な事を現実でもやってるし。あと、古い業界というのはどうしても癒着などは仕方ないのかな。やり方が古くさいというか、この時代にこんな事まだあるのかといったことまで色々と。こういう事で肩身の狭い思いや、廃業に追い込まれる企業や会社が一つでも少なくればいいと思うし、純粋に商売ができる。そのために公正取引委員会は存在する。その存在意義を改めて感じる事ができた。

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著者プロフィール

一九九一年生まれ。アメリカ合衆国テキサス州ダラス出身、宮崎県宮崎市育ち。東京大学法学部卒業後、弁護士として勤務。第十九回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、二〇二一年に『元彼の遺言状』でデビュー。他の著書に『剣持麗子のワンナイト推理』『競争の番人』『先祖探偵』『令和その他のレイワにおける健全な反逆に関する架空六法』などがある。

「2023年 『帆立の詫び状 てんやわんや編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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