本格王2023 (講談社文庫)

制作 : 本格ミステリ作家クラブ 
  • 講談社
3.09
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本棚登録 : 164
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065319383

作品紹介・あらすじ

一編15分、世界がぐるりと裏返る。
本格ミステリ作家クラブが選んだ2023年の本格ミステリ短編の最高峰!

☆☆☆

目次

序 本格ミステリ作家クラブ会長 麻耶雄嵩

今村昌弘氏「ある部屋にて」
結城真一郎氏「転んでもただでは起きないふわ玉豆苗スープ事件」
潮谷験氏「二〇XX年の手記」
矢樹純氏「血腐れ」
荒木あかね氏「同好のSHE」
白井智之氏「モーティリアンの手首」
道尾秀介氏 「ハリガネムシ」

解説 阿津川辰海

☆☆☆

感想・レビュー・書評

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  • 2022年4月光文社文庫刊Jミステリー2022 SPRING今村昌弘:ある部屋にて、小説すばる22年5月号結城真一郎:転んでもただでは起きないふわ玉豆苗スープ事件、メフィスト2022 SUMMER VOL.4潮谷験:二〇XX年の手記、小説新潮2022年8月号矢樹純:血腐れ、小説現代2022年9月号荒木あかね:同好のSHE、ジャーロNo.85 2022NOVEMBER白井智之:モーティリアンの手首、小説現代2022年12月号道尾秀介:ハリガネムシ、の7編の本格ミステリアンソロジー。結城さんのゴーストレストランシリーズが良かった。シリーズを読んでみたい。他、いずれもラストであっ!となるのが心地よい。

  • 作家・評論家が厳選した年に一度の短編傑作選。

    今村先生の「ある部屋にて」は既読(Jミステリー2022Spring)でしたが、他作品は初読み作家さんを含め未読作品でした。

    本格とはいえ、ホラーミステリやSFミステリはやはり苦手で二作品ほど読めませんでしたが、結城真一郎先生が面白かった!このシリーズで一冊にならないかなーと思ってます。

    色んなタイプの本格ミステリが読めるのでアンソロジーはやっぱりいいですね。

  • 【収録作品】「ある部屋にて」 今村昌弘/「転んでもただでは起きないふわ玉豆苗スープ事件」 結城真一郎/「二〇XX年の手記」 潮谷験/「血腐れ」 矢樹純/「同好のSHE」 荒木あかね/「モーティリアンの手首」 白井智之/「ハリガネムシ」 道尾秀介

    「ある部屋にて」 倒叙形式に一ひねり。
    「転んでも……」 「ゴーストレストラン」を舞台にしたブラックな安楽椅子探偵もの。シリーズの1編。燃えさかるアパートに、「女」はなぜ勇んで飛び込んでいったのか。
    「二〇XX年……」 近未来の独裁国家のある特別な人間を集めた集落で起きた事件を描く。
    「血腐れ」 ホラーミステリ。
    「同好の……」 夜行バスで出会った二人の女性。
    「モーティリアンの手首」 異星生物の発掘現場で、生前に手首を切断された死体が発見される。3万年前、この死体に何があったのか。
    「ハリガネムシ」 〈きこえる〉シリーズ第2弾。最後にQRコードがついていて、作中で登場するのと同じ音声を聞くことができ、それにより謎が解ける。

  • どれも面白かったけど
    結城真一郎さんの「転んでもただでは起きないふわ玉豆苗スープ事件」と道尾秀介さんの「ハリガネムシ」が好き!
    特に道尾さんの音声を聞くと「事実」が分かるっていう趣向がすごく面白かった!!

  • ミステリ―が読みたーい!でも最近の作家さん知らなーい!となってる方におすすめ。2022年に発表された本格ミステリー短編から選ばれた7つの作品を読むことが出来て、新しい作家さんを知る機会となります。矢樹純さんと荒木あかねさんが好きでした!

  • 2023.07.05
    2023年版は粒揃い。これはどうだろう?と思う作品なし。

  • 王というタイトルってどうかと思うけど、色々読めて楽しめた

  • 七人の作家による本格ミステリのアンソロジー。
    舞台も設定も時代も様々ながら、どれも読み応えのある物語である。先を予想しようとしても、なかなか難しく、コロッと裏切られたりする。最後の道尾秀介氏の仕掛けは、ストーリーが完結したあとでも、心臓に良くない。

  • 今村昌弘
    結城真一郎
    潮谷験
    矢樹純
    荒木あかね
    白井智之
    道尾秀介

    7人の作家のミステリ短編集

    『同好のSHE』(荒木あかね)
    いちばん好きだな
    続きを読んでみたい

    『ある部屋にて』(今村昌弘)
    読んだことあったな

    『ハリガネムシ』(道尾秀介)
    そのままだったように思えるけど何も知らない世間一般からするとミステリになるんだな

  • 1 今村さん
    別の本は途中読むのを辞めてしまったが、
    こちらの小説は面白い。
    どんでん返し

    2結城さん
    面白い、なるほど。こんな言葉だったのか。っと思いました。

    3潮田さん
    うーん、
    まずは、文章の書き方が読みづらい。

    4矢樹さん
    面白い 自業自得だった。

    5荒木さん
    面白い

    6白井さん


    7道尾さん
    面白い

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著者プロフィール

1985年長崎県生まれ。岡山大学卒。2017年『屍人荘の殺人』で第27回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。同作は『このミステリーがすごい!』、〈週刊文春〉ミステリーベスト10、『本格ミステリ・ベスト10』で第1位を獲得し、第18回本格ミステリ大賞[小説部門]を受賞、第15回本屋大賞第3位に選出。映画化、コミカライズもされた。シリーズ第2弾『魔眼の匣の殺人』も各ミステリランキングベスト3に連続ランクイン。2021年、テレビドラマ『ネメシス』に脚本協力として参加。いま最も注目される期待の俊英。

「2021年 『兇人邸の殺人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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