薬屋のひとりごと 2 (ヒーロー文庫)

著者 :
  • 主婦の友社
4.21
  • (235)
  • (238)
  • (90)
  • (11)
  • (1)
本棚登録 : 2562
感想 : 140
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784074108213

作品紹介・あらすじ

後宮女官を解雇させられた猫猫(マオマオ)は、花街に戻ってきた。しかし、戻るや否や、今度は超美形の宦官壬氏(ジンシ)のお付として、外廷に出仕することになる。壬氏への嫉妬から他の官女たちにからまれ、倉庫の小火、官僚の食中毒、腕利き職人が残した不変な遺言の調査など奇妙な事故や事件が多発する。いろいろな事件が重なりあう中、それらはある一つのことに収束することを猫猫は知る。そこにはある人物の思惑があった。そしてそんな中、壬氏に付きまとう武官羅漢(ラカン)が現れる。変人として有名なこの男は、何かにつけて壬氏に問題を持ってくるようになる。それは、羅漢が古い緑青館の馴染みで猫猫をよく知っていたためであった。猫猫に対してただならぬ執着を持つ羅漢に対して、猫猫の態度は普段と少し違っていた。いつもの飄々とした雰囲気と違う猫猫を気づかい、羅漢から守ろうとする壬氏であるが――。羅漢の本当の狙いとは一体?型破りな薬屋の娘と超美形だがどこか残念な宦官、それに巻き込まれる人々。薬と毒、宮廷と花街、官と妓女、そして過去と現在が交わる中で、物語は紡がれていく。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 李白、いい奴すぎて…。
    アニメを見て原作を読みたくなることは度々あるが、実際に読んでみると、この一文からよくあんな演出を考えるよなあと思うことは多い。逆に文章だからこそ意図が際立つことも然り。どちらもいいとこ取りできて、本当に楽しく読ませてもらった。

  • なんだか癖になる小説です。

    2巻目でアニメ版と同じところで終わります。
    アニメ版で表現しきれなかった部分も理解できて面白かったです。

    次にどんな問題が起きるのか?
    今後どうなるのかとても楽しみです。

    引き続き続編を読むのが楽しみです。

  • 《2024年読了ー25冊目》

    とりあえずTVアニメ放映分に追いついたのかな?
     
    しかし、2巻は笑って、驚いた!

    「今回、講師を承った猫猫と申します」
    えっ!下女の猫猫が4人の上級妃を相手に授業だって…
    もう飲んでいたコーヒーを吹き出すところだったよ…(笑)
    しかもその授業とやらが…
    「教本はカーマスートラかなんかですか!」って思わずツッコみたくなったわ…
    そりゃあ、猫猫は花街で育ったのかもしれないけどさっ…

  • 図書館でも人気で数ヶ月待ち。

    2巻ようやく読めましたー!!
    ちょうどいいかな?

    忘れた頃に届いて、読んで楽しめる!!!

    今回も面白かったぁー!

    キャスティングがいいよなぁ。
    今回は猫猫の両親に触れられており。
    なるほど、そこでこうなったわけだ。
    と、思えるストーリーでした!

    わたしは漫画より断然に小説派だから、挿絵もあればいいっちゃいいけど、ないでもいいかな?と思います。

    頭の想像でね、作り上げるのがまた楽しかったり。

    普段はなんとなくアニメよりも、俳優にしたらあの人かなぁ?なんてリアルな人間で想像することも多いので、アニメより断然楽しめると思うんだけど、漫画も人気と聞きます。

    娘も旦那も漫画で知ってるらしいし。
    どちらも流行ってるようで、本屋でも大々的に宣伝してるもんなぁ。

    これは、面白いもんなぁ。

    3巻はまた半年先かな?笑

    #薬屋のひとりごと
    #薬屋の小言
    #間違えた
    #猫猫
    #面白いよねぇ
    #家族みんなで楽しめる
    #謎解き
    #アニメ
    #猫猫の性格も好きだな
    #少し捻くれてて
    #なんか憎めない

  • #読書記録

    #薬屋のひとりごと #2
    #日向夏

    羅漢編が終了。すごく綺麗にオチがついたね。
    人気シリーズになることを決定づけた第2巻だった
    アニメやコミックでは見逃してて(多分)原作を読んで気づいたこともあったりして、違った感慨深さがあるよ。

    #読書好きな人と繋がりたい
    #読了

  • アニメ一期はここまでだねー。
    二期は来年だと言う。アニメ観てから読むか悩む。
    猫猫とジンシ様の恋の行方が気になるねー一方的ではあるけど(笑)
    猫猫の出生の謎はこの巻で解けたね。

  • 再読。
    クール、流されない、情はある。
    そんな猫猫は魅力的。
    取り巻く世界との関わり方、距離の取り方が本当にいいなと思えるヒロイン。

    こういった小説にありがちな全て書いて説明してしまうところなく、読み手に少し考えたり立ち止まったりさせるところが良い。

  • 壬氏様がいい感じに謎なのと、猫猫の事になると熱くなっていく様が良い。最初、羅漢が嫌いだったけど最後まで読んだら印象が大きく変わった。羅漢の話だけで一冊あってもいいくらい詳細が知りたい。

全140件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

福岡県出身。小説家、ライトノベル作家。2012年に「小説家になろう」に投稿していた『薬屋のひとりごと』が書籍化され、デビュー。同作は2種類のコミカライズされ、ねこクラゲ作画の作品は「次にくるマンガ大賞2019」でコミックス部門の1位、倉田三ノ路作画の作品は「Google Play Best of 2019」のユーザー投票部門にノミネート。23年にアニメ化された。

日向夏の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×