- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086142892
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
古本で購入、念願かなって。
このシリーズが三国志、特に断金ファンの主に女性に人気があるのがよくわかりました。
勇猛で直情的な孫策と、冷静でどこか浮世離れしているような感のある周瑜(しかも美形)。
全く正反対の二人なのに誰よりも深い信頼で結ばれている。
文章も読みやすく、軽すぎず重すぎない。
詳しい人々によると、正史に沿っていることも評価できるそうな。
レーベルがコバルトなだけに、孫策と周瑜の友情の様子は(一部の)女性が好きそうな描写ではありますが。
顎に手をかけ……とかね、狙ってますよね(悶死)。
個人的に好きなのは、程普と周瑜の不仲についての描き方です。
周瑜にも欠陥を作って、程普を一方的悪者にしないというのが、周瑜というキャラクターの深みなんかを作っていると思ったりします。
また、作者の孫軍への愛情も感じます。
断金萌えな私としては、終始にやにやしながら読むことができて大変幸せでした。 -
●年振りに読み返してみたけど、やはり三国志の入門小説として
入りやすさはダントツだと思った。
正史をベースにオリジナルのキャラクター等も混じえて展開する
物語は、違和感無く楽しめる。
登場人物も多過ぎて覚えられないと言うことも無いんじゃない
だろうか。
三国は呉、周喩を中心に話が展開するが、歴史小説と言うよりも
青春小説に近い。
とにかく孫策が魅力的。
特筆すべき点としては、呂蒙が若く性格がまっすぐで可愛い
青年であること。
上巻の終わり方に三国志を知らない人は騒然となる事請け合い。
但しゲーム等のキャラクターを期待している人には、周喩と呂蒙に
違和感を感じるかもしれない。 -
中国、後漢時代。武将の孫策は盟主の袁術から部下を取り戻し、独立しようと考え、幼なじみの周瑜に相談を持ちかける。
三国志は三國無双ぐらいしか知識のない私です。
それがあだになり、呂蒙のキャラがなかなか受け入れられず、どうにも物語に入り込めないという事態になってしまいました。
その辺を割り切れればおもしろい話であったのは間違えなかったのですが……先入観を捨てられませんでした。 -
久しぶりに読んだけど、昔は普通に読んでいたのに、今では腐って見える二人の愛の形にやられております。
良い妻だわぁ、公瑾!こうなれるように女子力つけなくちゃいけませんね(笑) -
2年ほど前、財布にジャックさんと「呉メインの三国志は何か無いか」という話になったら、わざわざお友達に聞いてくださり教えて頂いた本(絶版)がついにシリーズで手元に!三国の中でもマイナーな呉。しかもピーチトリオ&孔明にあまり係わらない孫策(孫権の兄)と周瑜が主役という希少価値。読みたかったという欲目を差し引いても、なんか面白いよ、これ。(上下巻続き絵で、こちら孫策)
-
2012/09/07:呉の孫策と周瑜が主役の話。面白くて上下巻一気読みしてしまいました。シリーズなのですね。続きも読みたいです~
-
コバルトだからと言って袖にしてはいけない。
この人は本当に好きなんだろうな…歴史が。
っつーか、中国史が。
的を得ていて読んでてのめり込んでた。
本当…私は周ユの気持ちのが共感する…
でも、孫策みたいな人、好きになるなー、私なら。