ゆきうさぎのお品書き 6時20分の肉じゃが (集英社オレンジ文庫)

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  • 集英社
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感想 : 100
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086800679

感想・レビュー・書評

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  • はじめましてのシリーズ!
    最高のシリーズに出会ってしまったー!
    食堂系のほっこり物語。
    人間関係のほっこりエピソードに加えて、大樹と碧のキュンキュンエピソードがたまらないっっ!
    大樹がかっこよすぎるーー!!
    何気に鳴瀬さんも胸きゅん。
    男性陣にキュンキュンするシリーズ。続きも楽しみ。

  • ゆきうさぎのお品書き
    6時20分の肉じゃが
    小湊悠貴

    ゆきうさぎのお品書きシリーズ①

    ∞----------------------∞

    美味しそうなシリーズ読み始めてみました。

    ☆序章 18時の店開き

    大樹の祖母がおかみをつとめていた「ゆきうさぎ」。祖母が亡くなってから初めて店を開いたところにやってきたのは、常連さんや招き猫?が連れてきた新しいお客さんたちだった。
    果たして常連さんの言う「アレ」とは...

    ☆第1話 6時20分の肉じゃが

    ご飯が食べれなかった碧は、大樹の作ってくれる賄いと大樹の食べっぷりに釣られてどんどん食欲が湧いてくる。賄い目当てでバイトする碧も、「よし、これなら順調に太る」って計画立ててる大樹も好きだなぁ。

    自分だけじゃなくてお父さんも食欲がなくて、ちゃんと食べさせてあげなきゃって思う碧は、お父さんの好物を聞いて作り方習ってすぐに作ってあげて、なんて親思いなんだって感動する。美味しいって言ってくれるかな?ってドキドキするっていうのがすごく分かる。そんな碧にサラッと作り方教えてる大樹もなんかかっこいいなと思う。

    1話目にして結構濃い。

    なんか久しぶりに素手でおにぎり作ろって思った。ラップすると上手く握れないのよ、うん。

    ☆第2話 9時59分の思い出プリン

    ゆきうさぎの向かいにあるケーキ屋さんの息子の蓮が、フランス修行から戻ってきた。売れ行きが悪くても昔からの商品とお客さんを大事にしたい父と、商品も客も一新しようと言う息子。そんな時に父の怪我。

    まぁ思った通りの話の流れだったかな。
    星花が製菓学校出て成果を出して、盛夏には生家のためにっていうギャグみたいなのは、文字見ないと難しそうだけど、星花はその夢追いそうだなと思う。

    ☆第3話 14時5分のランチタイム

    私も、料理は面倒以外の何物でもないと思ってる。

    タマのバイトの先輩でもあり後輩でもあるミケ。序章で猫ちゃんに釣られてやってきたお客さんの1人だった菜穂は、その後就職先で上手くいかず、今はバイトをかけ持ちする日々。

    お母さんそりゃ心配するよ。でも若い時って親に反発する気持ちしか無かったって気がする。

    心配して顔を見に来てくれた母に、手作りのお弁当を作る。手紙を添えて。

    ☆第4話 23時の愛情鍋

    地元の情報誌に載った「ゆきうさぎ」。
    いつも行ってるお店が突然混雑し始めたら、「何かに載ったんじゃない?」とは思うけど、お店側がそのことを快く思ってる訳でもなく、困惑してたりもする。

    この彼女はクレームや嫌がらせをちゃんと反省して謝ったけど、やってることは酷いと思うし、私的にはこんな簡単に許せないな。と思う反面、誰が犯人か分からずモヤモヤしてるのから比べると良いのか。

    ☆終章 深夜0時の店仕舞い

    最後は登場人物勢揃いで、店仕舞い鍋パーティー。

    続きも気になる!

    2022/12/02 読了(図書館)

  • 短時間でさらっと読めます。
    あまり読書経験がなくても読みやすい文量と内容だと思います。中学生、高校生女子が共感しやすいんじゃないかな

  • ★ありがとう。どれだけ飾った言葉よりも、たったひとことのそれが何よりも嬉しかった。

    -----------------------------------

    料理中心で、ハートフルな話だと思った。上の言葉は「ゆきうさぎ」である事件が起きた時、元気を失っている店主の大樹を元気づけた碧が大樹に「ありがとう」と言われて思った事。私も、人を本当に元気づけられるような言葉と行動を持つ人になりたい。

  • ☆4.5

    誰かの心をあたためてあげることの出来るお料理がたくさん出てきて、読んでいて心が温まりました(*´˘`*)♡
    大樹と碧のこれからも気になるので、シリーズを読み進めていきたいと思います❁⃘*.゚

  • 母の死により、食欲がなくなってしまった碧。
    そんな碧が出会ったのは「ゆきうさぎ」という小料理屋。
    なぜか「ゆきうさぎ」の店主の大樹の作った料理なら食べられるということがあり、「ゆきうさぎ」で働く事にする。様々な料理や人を巡る心温まる小説。

  • 個人的に料理系のお話が好きで、表紙とあらすじに惹かれて購入しました。

    『食べる』と言うことの大切さと食べる=生きる事なんだなと改めて思いました。

    店主の人柄も素敵ですし、今後碧ちゃんとの関係がどう変わって行くのかも楽しみです。

    それにしても肉じゃがが無性に食べたくなりました。

  • とてもほっこり癒される1冊でした(* ´ ` *)ᐝ
    表紙に惹かれて購入した本ですが、内容もとても良かったです。食べることの大切さがわかります。

    『ゆきうさぎ』、行ってみたいですね。雪村さんのご飯を食べてみたい!
    ⚠これは夜中に読んだらお腹が空いてだめです!笑

  • 祖母が女将をつとめていた小料理屋を再開させた雪村大樹。
    野良猫の武蔵に導かれるようにやってきた面々。
    物語はそこから始まる。

    貧血で行き倒れた大学生の玉木碧は、食欲が湧かなくなってしまったのにも関わらず、
    大樹が作ったご飯は美味しく食べることができた。
    丁度バイトを募集していた大樹の店で、働き始めることになり。
    話は12月末まででこの巻は終わる。

    登場人物は少しずつ章を追うごとに増えていく。
    大樹と碧、そして初回に登場する三ヶ田はレギュラーメンバーとなり、物語を進めていくストーリーテラーでもある。

    回を追うごとに、
    語り継がれるエピソードの1つ1つに温もりがあり、
    碧と大樹の関係も少しずつだけれど、パズルのようにうまいコンビへと変わっていく。
    もし、このゆきうさぎが現実にあるのなら、ちょっと顔を出して常連さんたちと話してみたいなと思った。

  • ほっこり読めるお話。
    小料理屋さんって行ってみたい、ご飯が美味しそう。
    時短と量重視な普段、ゆっくり手をかけられた料理が食べたくなります。

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