- Amazon.co.jp ・本 (546ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087455229
感想・レビュー・書評
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誰かなーと想像しながら読むのが面白かったです。しほるが気になります。
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人生に迷った人が訪れる本屋の話。
結構面白かった。迷った時に、もう一度読んでみよう。 -
★4.0
明治と昭和、元僧侶と神主、白装束と黒装束等、時代や背景の違いはあれど、新シリーズと京極堂シリーズの主人公はともに古書店の主。そして、進行役の関口にあたる人物として高遠がおり、構成は似通っていると思う。が、それでもやっぱり面白い!本に対する価値観、歴史に名を残した者たちの前日譚や後日譚が、興味深くて楽しくてしょうがない。また、「探書陸 未完」には京極堂シリーズ好きには堪らない仕掛けが用意されていて、その名を見た時、思わず声を上げてしまった。私もいつか、自分にとっての1冊に出会えるといいな、と思う。 -
初めての京極夏彦さん。
維新から少し歳月が流れ 世の中が
維新の変化に順応し始めた頃のお話。
弔堂と店主の気配も、そこを訪れる方々も
なぜか急激な時代の変化とは異なる時空の流れの中で生きこまねいているような感があり、それが素敵である。
死ぬことと生きることを別のかたちで目の前に突きつけられたように思う。
2冊目の文庫化も待たれます。 -
悩める人が運命の本と出会い、悩みに対する一定の回答を得る連作短編。
明治の実在の人物が登場するが、彼らの抱える悩みは人間の普遍的な悩みで、読者は共感を得られる。
最後に百鬼夜行シリーズとの共通点が。 -
人には一冊の運命の本があれば良い、というのに感心してしまった。ダルジール警視もずっとポンペイ最後の日を読んでいたよ。