水滸伝 3 輪舞の章 (集英社文庫)

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  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087461039

感想・レビュー・書評

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  • 悩める楊志、ちょっとじれったく感じる。真面目なんだな。で、拾った子どもが楊令伝につながるのか。気になる豪傑の一人史進、王進の下でどのように成長するのか楽しみ~。

  • 2013.8.3

  • 梁山泊も力を付けてきているが、なにしろ国が敵なので侮ることはできない。双方の情報戦も面白くなってきた。

  • これを読むのは何回目だろう。この後のストーリーもよく知っているのに、読む度にワクワクします。

  • 今までの話と並行して、敵方である国側にも結構なページ数が割かれて書かれていますが、腐敗した政治だとばかり思っていた国の中枢に近い部分が、それなりに国を憂いていることに驚き。

    虐げられている民を憂いて発った叛乱軍。
    腐敗しているのが分かっていても、外敵に攻め込まれない強い国を維持するために、ある程度の不正には目を瞑りながら、身を粉にして国のためにと自らの利は顧みず動く中枢部。

    どちらの気持ちも分かるだけに、叛乱軍が最終的には勝つのだろうと思いつつ、その後の宋という国の行く先を考えずにはいられない。

    そして最後に思いもしなかった展開。
    今後どうなるのか!

  • 再読というのもあるが、さくさく読めるな。動き出した梁山泊だが山あり谷あり。致死軍と青蓮寺がぶつかり、楊志が二竜山へ。そして妾の嫉妬で罪人となった宋江が谷が旅に出ることに。こればっかり読んでるが飽きない。

  • 面白い。心に残った箇所抜粋。

    「この山に入った時、強いものがいて、その下で闘えばいいのだと思っていた。ところが、私が一番強かったのだ。わかるか、その時の驚きと恐怖が。私は、さまざまなことを考え続けてきたが、闘えば皆を死なせる、むなしく死なせたいと思わなかったのだ」

  • 王進親子による人材復活支援センター。

  • 楊志の葛藤。
    王進のところは人が出入りしている。ここは大切な場所としてあってほしい。王進のお母さんがいいなと思います。

  • 第三巻で印象的なのは楊志の心の変化。
    今まで信じてきたものと現実の間で迷いながらも、楊志は自分の決意をかためてゆく。
    なにが正しくて、なにが幸せなのか、すべての答えはいつも自分が知っている。
    だけどそれにたどり着くことは凄く難しい。

    「いま、この国で、楊業の血を受けたことが、どんな意味を持つ」

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著者プロフィール

北方謙三

一九四七年、佐賀県唐津市に生まれる。七三年、中央大学法学部を卒業。八一年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、八三年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。八九年『武王の門』で歴史小説にも進出、九一年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、二〇〇四年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。一三年に紫綬褒章受章、一六年に「大水滸伝」シリーズ(全五十一巻)で菊池寛賞を受賞した。二〇年、旭日小綬章受章。『悪党の裔』『道誉なり』『絶海にあらず』『魂の沃野』など著書多数。

「2022年 『楠木正成(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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