アジア新聞屋台村 (集英社文庫)

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感想 : 65
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087464153

感想・レビュー・書評

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  • 普段エッセーは全くといっていいほど読まないのですが、この作者さんだけは別です。
    『ワセダ三畳青春記』という、作者の学生時代の話がもうすごく面白くて!!!
    図書館でポンと置かれていたこの『アジア新聞屋台村』もまだ途中ですが、やはり面白い!
    多国籍な人々が集う新聞社(出している新聞は一紙だけじゃない)に関わることになった作者の奮闘記(?)です。

  • おもしろかったな~。
    日本に、こんなにおもしろい会社があったなんて、という感じですな。
    ぜひ働いてみたい! というような気もするけど、どっぷり日本のやり方につかってる私は、やっぱりこの「いい加減さ」に嫌気がさして、やめてしまいそう…。
    しかしアジア諸国のみなさんは、たくましいですな。
    半年も給料が出ないのに、副業でなんとかやっていけるとは。
    専業主婦で収入が何もない私としては、若干耳の痛いお話でございました……。

  • おもしろい!
    読み出したら止まらなくてもうこんな時間です。(現在午前5時40分頃)

    早稲田の三畳ボロアパートに住む天才ライター高野氏の自伝的物語。

    同じ本が高橋荘のてっちゃんの部屋にありましたね!

    気がつけば私もてっちゃんと同じくベッドで枕二段重ねスタイルで読み耽っておりました。


    エイジアンという一風変わった新聞社から高野氏にコラムを書いてほしいという依頼の電話があり、それが縁で高野氏がこの会社の編集顧問として働くことになるところから話がスタートします。

    エイジアンというカオスがほんとうにおもしろい!

    超多国籍な会社でいい意味で適当!

    魅力的な人がたくさんでてきます!

    『自分が主体性を持って生きる』エイジアン人的な生き方いいなと思いました。

  • 編集長がとってもチャーミング。韓国の子との恋心にもキュン。面白いです、こんなところで働きたい!

  • 著者がかつて勤めた新聞社を舞台にした物語。

    著者が唖然とする場面が何遍も登場するが、本当にもうめちゃくちゃな新聞社である(会社を経営する台湾人の女性社長の半生からしてすごい)。

    しかし、「何でもあり」な感じが、「屋台村」そのものなのである。そこで働く人びとは本当に自由で力強い。

  • 辺境ライター高野氏が「編集顧問」として5年間関与した在日アジア人向け新聞社でのバイトをめぐる話。登場人物(同僚)のキャラの書き分けが秀逸。それぞれの登場人物の出身国の内情や、お国柄も含めて、良く分かる。とにかく面白い。

  • 2016.11.29

  • タイ人にインタビューしようと連絡先を聞いたらカンボジア人で、実際にあったらラオス人だったみたいなエピソードが高野秀行作品で一番笑った

  • エネルギーに溢れたアジア系新聞社での成長物語のような小説。

    出てくる人たち全員の行動力とエネルギーがすごい。
    作者の視点でみると外国人だからというよりは、その人の個性なんだなと感じる

  • 自分の人生でやることは、自分で決める

    と元気をもらった。

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著者プロフィール

1966年、東京都八王子市生まれ。ノンフィクション作家。早稲田大学探検部在籍時に書いた『幻獣ムベンベを追え』(集英社文庫)をきっかけに文筆活動を開始。「誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをやり、それを面白おかしく書く」がモットー。アジア、アフリカなどの辺境地をテーマとしたノンフィクションのほか、東京を舞台にしたエッセイや小説も多数発表している。

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