いつか、君へ Girls (集英社文庫)

制作 : ナツイチ製作委員会 
  • 集英社
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本棚登録 : 678
感想 : 86
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087468441

感想・レビュー・書評

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  • 読んでるうちにコンセプトとはちょっと違うんじゃないのかなとも思いつつ、読破。

    6人の人気作家さんによる物語。


    すごく印象に残ったのは「宗像くんと万年筆事件」
    クラスで孤立した主人公を、不安と戦いながら救ってくれたヒーロー。
    身なりはヒーローとは程遠いんだけどね。
    本当のヒーローは見た目や腕っ節の強さだけじゃないよね。


    「ねむり姫の星」は最初なんでファンタジーがここでって思ったけど、それだけじゃなかった。
    恋する上での大切な気持ちに気付かされる作品でした。

  • 「宗像くんと万年筆事件」は、宗像くんが山本さんが無実の証拠を丁寧に集め、理路整然とみんなの前で説明する姿にスカッとしました‼︎何十年たってもみんなが集まった時の話題にこのことが上がるのも納得です。「ねむり姫の星」は、近未来が舞台のファンタジックな設定ながら、昔ながらのねむり姫の物語が上手く絡んでいて素敵でした!

  • 文庫オリジナル企画で、男子を主人公にした短編が並ぶ。執筆陣は、三浦しをん、島本理生、関口尚、中田永一、橋本紡、今野緒雪といった面々。Boys版も読んだんだけど、何だかよくわからないアンソロジー。
    島本理生「きよしこの夜」と橋本紡「薄荷」がよかった。こういうシリーズにはこういう作品を求めていたってのに近い青春の物語。村下孝蔵の名歌「初恋」で、校庭を走る君を見ている僕の、男女が逆転したような話を求めていたってわけ。どこかおかしくてまぶしい男子を客観的に見ている状況がお好みってわけ。だから、主観的に見ているBoys版の作品は響いてこなかったのかな。

  • 中田永一目当てで購入した短編集。
    どれも読みやすかった。

    てっぺん信号: 三浦しをんでくせがなくて読みやすかった。 ファンキーなおばあちゃん、いいな。

    きよしこの夜:お姉ちゃんが自殺してしまってそれが自分のせいだと考える女子高生が主人公。短編なんでびっくりするようなトリックはなかったけど、「誰かに言って欲しかった言葉。もらうのではなく、あげることで、救われることもあるなんて。」 が伝わってきてよかった。

    カウンター・テコンドー: テコンドーの話。

    宗像くんと万年筆事件:中田永一作。 万年筆泥棒疑惑のせいでいじめられ始めた女の子。 それを貧乏で不潔な宗像くんが堂々解決! なストーリー。 短編だし展開早いけど中田作品て感じでよき。

    薄荷: 薄荷て書いてはっかて読むんだなあ。 なんか初恋と妥協というか。 女子高生みんなが全力大好き!な恋をしていると思うなよ! リアルでよかった。

    ねむり姫の星: SFて感じであんまりよくわからんかった。

  • 三浦しをんさんと中田永一さん目当てで読みました。中田さんは期待通りだったけれど、しをんさんは面白かったが、少し物足りない感じが…。橋本さんの作品はあまり読んだことがなかったけど、雰囲気が好き。Boysの方も読んでみたいと思いました。

  • 三浦しをん先生と今野緒雪先生の2篇しか読んでないので悪しからず。
    三浦しをん先生の「てっぺん信号」は色々と鬱屈した青春を送る少女に届く謎の信号のお話。なかなかにほっこり。
    今野緒雪先生って「マリア様がみてる」しか知らなかったんだけどなかなかSFチックで読み応えあり(短編だけど)意外性という意味では今野先生のほうがよかったかも。

  • たくさんの作家さんのお話
    ほっこりできた
    お得感あり

  • 28.2.16読了。
    読んだことない作家さんもいたので読めてホクホク。
    「誰かに言って欲しかった言葉。もらうのではなく、あげることで、救われることもあるなんて。」

  • これまた純愛モダモダ系のお話かと思ってたら、そうでもなかった。

  • どの話もせつなくもあり、きゅんとして、でも爽やかで、読み終えるとすっきりするような一冊でした。

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