いつか、君へ Girls (集英社文庫)

制作 : ナツイチ製作委員会 
  • 集英社
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本棚登録 : 678
感想 : 86
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087468441

感想・レビュー・書評

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  • 集英社文庫創刊35周年を記念して編集された、人気作家による読み切り短編6作品を収めた文庫オリジナル作品。

    といっても、作品の多くは「小説すばる」で既発表のもの。同じシリーズに「いつか、君へ Boys」と「あの日、君と Boys」、そして「あの日、君と Girls」編の計4冊があり、いずれも刊行済み。

    収録されているのは、「てっぺん信号」(三浦しをん)、「きよしこの夜」(島本理生)、「カウンター・テコンダー」(関口尚)、「宗像君と万年筆事件」(中田永一)、「薄荷」(橋本紡)、「ねむり姫の星」(今野緒雪)

    どれもこれも、力が抜けている作品のような気がしてならない。期待していた橋本作品がやや凡庸で残念。強いて好みという言うなら、謎ときの入った意外な展開の中田作品か。

  • やっぱり面白い。

  • 思ったより恋!って感じじゃ無かった。私が好きだったのは「てっぺん信号」。素敵な話だと思った。「宗像くんと万年筆事件」もいいなって思った。人は容姿で決めつける訳ではなく、優しさでいい人認定をするんだなっていう。この種類の本を読んでいきたいなと思う。

  • 図書館にて。こういう本には興味がなかったけど、新しい作家の作品を読めて楽しめた。島本理生「きよしこの夜」橋本紡「薄荷」が好き。島本さんの他の作品も読んでみたい。三浦しをんさんのは他のと違う意味で好きかも。
    今野緒雪さんだけは私は受け入れられなかった・・・

  • 再び少女たちの話。

    Boysよりはよかったかな。
    島本理生が好きでした。

  • 中田永一狙いで読んだけど
    ちょっと対象が若すぎた。。。

  • 「少女」がテーマのアンソロジー。

    三浦しをん・島本理生が、等身大の女子高生で共感できた。
    今野緒雪のSF版「ねむり姫」は、新井元子の『チグリスとユーフラテス』を思い出した。
    『マリみて』しか読んだことがないので、「こういうのも書くんだ」と、ヘンな感動が(笑)。
    他の作品はいいような、悪いような……ちょっと、テーマとズレているように感じたのもあったので、未評価。

    -----

    今回で「あの日」「いつか」の全4冊を読み終えたわけだが、『あの日、君へ/BOYS』が1番面白かったな。
    でも、初めて読んだ作家さんもいっぱいだったので、読書の幅が広がる、よいアンソロジーでした。

  • 高校生、しかも主人公は女の子。
    ヘタレ怪しげ男が出てこないのですが三浦さん! が
    読み終わった感想でした(笑)

    小学6年生事件、はすごいですね。
    何がすごいって先生?
    認めないのにいらつくのは分かりますが、率先していじめって…。
    今ほど言われないから出来た技?
    世間は狭いな、という感じです。

    最後は…SFちっく?
    ある意味、己の子供が持てるのではないでしょうか?
    権利を獲得できただけで、確実なものでもないですし
    あながち間違った景品でもない…ような気も。
    新人類になるのか、それともやはり飼育されているのか。
    どっちなのでしょう?w

  • まず少し思ったのは、「カウンター・テコンダー」と「ねむり姫の星」はこのアンソロジーの趣旨から外れてないかい?ってこと・・・

    「ねむり姫の星」はなんかSF?的で最後にめんくらいました。でも途中から俄然面白くなってきて、最後はOGが可愛くて萌えでした(笑)最後キレイにまとまっているし、これは意外な(失礼!)収穫でした。

    「カウンター・テコンダー」は私はあまり好みじゃなかったですね。大抵が学生生活を描いているのに、これはやや大人の女性だしなんか「少女」ってテーマと違うなと。。。

    他は普通に良かったですが、中でも「宗像くんと万年筆事件」中田永一さんのが一番好きでした。

  • 中田永一さん目当てで読んだんですが
    一つ一つとても面白かったです

    中田さんのお話はやっぱり
    すごく心にスーッと入り
    お話の情景が目に浮かんで一緒に一喜一憂してしまうような
    とても可愛らしいお話でした

    女の子が好きそうなお話が
    やはり多いですね

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