おいしいコーヒーのいれ方 (4) 雪の降る音 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087475081

感想・レビュー・書評

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  • おいコーシリーズ第4段

    かれんは未来を見て成長

    ショーリは目の前のことに囚われて足踏み

    今までよりも明らかに変化の兆しをみせる物語

    ショーリの嫉妬、昔の自分と重ね合わせて読みながら熱くなる

  • 少しずつ進んでるね~。ニヤニヤ。
    星野さんカワイ素す。あんなに言われたことないなぁ。
    勝利モテ男かお前。リア充しね!うわー

  • お父さんの再婚相手は、初恋の近所のお姉さん(O_O) ネタに使ったはいいが、勝利がどう感じたか、それをかれんがどう感じ取ったか、村山由佳の中でうまく処理しきれていないまま、書いている気もする。恋愛、結婚について娘は母親に相談するものだが、息子は父親にあまり相談しないものだ。あとがきに書いているとおり、もう作者が完全に勝利目線で、男女だけを逆転させて書いている。行動はわりと男の行動をうまくトレースしているが、嫉妬など感情の動きは女性の動きのまま。ま、それも含めてこのシリーズを楽しむべきだろうな。第二章は、ラノベのお約束、温泉回。けんかして最後にラブシーンで仲直りともう既にパターン化し、平成の寅さんの印象。それはそれでこの作品の魅力になってる。
    文庫版のあとがきは含蓄ありますねぇ。自分が思っていることと同じことを文字にしてくれていて、すばらしいです。

  • だんだん話が変な方向に進んで、キャラ設定もちぐはぐ感が出てきたぞ~。
    ショーリが女々しくなってきた。
    もっと男らしく、強くならないと体育会系のイケメン男子じゃないと思う。
    この本が書かれたのがちょうど10年前。
    まだ草食系男子という言葉もない頃だが、景気後退に嫌気がさすほど時間が経ち、また女性が強くなり始めた時期。
    この頃は女性から見たら、こんな男子が良かったんだろうか?と世相まで勘ぐってしまう。
    こんなところも、トレンディー・ライトノベルを読むときの楽しみなのかもしれない。

  • 父の再婚。
    俺に母親は必要ないけど、父にパートナーは必要なんだというところがぐっときた。

    かれんとの恋も、少しずつだけど進んでいく。
    嫉妬に苦しむ勝利。
    自信って何なのか。嫉妬とは、自信のなさの表れではないか。
    「信じてもらえない」ことのつらさはどうすればいいのか。

    公にできない関係の2人が、今後どのように自信をつけていくのか、楽しみ。

  • 前作同様。

  •  良かった

  • 複雑な環境のなかで恋する二人の物語に夢中になって読みました。ハラハラしたり、暖かい気持ちで読めたり、と様々な場面にとても惹きつけられたシリーズの一つです。

  • 勝利とかれんの物語。

  • 「おいしいコーヒーのいれ方」シリーズの、第四作目。引き続き純愛まっしぐらの二人。勝利はかれんの同僚教師に、かれんは勝利の同級生に、それぞれ嫉妬してイライラ。おまけに、それまでただただ頼りなかったかれんが急に自立を目指し始めて、勝利の不安は募る一方…。
    作者が意図したほどには二人の成長や変化が弱かった気がする。一冊に独立させるほどのもの?と、ちょっと疑問を感じてしまった。

  • おいしいコーヒーの入れ方第4弾。

    丈の巧みな作戦で、福岡の父親の元へかれんと二人で出かける事になったショーリ。できちゃった結婚で父と結婚する相手は
    昔隣に住んでいた初恋のおねーさんだった。

    第4弾はちょっと変わっていた。
    かれんが独り立ちしようと頑張っている。
    それを見たショーリは焦ってしまう。
    焦りからか、嫉妬、束縛、ケンカに発展。
    かれんも最初のうちはやさしく包んでいた。が、ショーリの執拗な嫉妬に苦しむ。
    ショーリもマネージャーのりつ子に告白され、無理やりキスをされてしまう。その場面を目撃するかれん。
    初めてのかれんの家出。

    それをうまく取り持つのが丈だった。いい仕事してるね(・∀・)
    かれんも嫉妬していたと、ショーリに嫌われるのじゃないかと気が気でなかった事が判明。
    大晦日にやっと仲直りが出来て、クリスマスにプレゼントし損ねた指輪も渡すことが出来た。

    さぁ、またこれからどうなっていくのでしょう?


    --------------------------
    親父が再婚するぅ?突然のビックニュースに福岡に単身赴任している父を訪ねた勝利。父と息子、男同士で過ごす夜、5歳年上のいとこ・かれんへの思いをはじめてうち明ける。まだまだ秘密にしなければならない恋だけど、少しだけ、全身。なのに美術教師のかれんには彼女に思いを寄せる同僚がいるし、大学生になった勝利は陸上部のマネージャーから告白されて。おおやけにできない恋ゆえの悩みが続く。

  • かれんは成長しようとして
    ショーリは嫉妬に苦しんで。。。

    恋愛は、最初は一緒にいるだけで
    幸せかもしれないけど、
    どんどん成長していかなきゃ
    いけないんだろうなって思った。

    さーっと読めるんだけど
    自分と重なる部分がいっぱいあって
    ちょっと考えさせられた。

  • ラストシーンのかれんを抱きしめたくてたまらん。そんな小説。

    「少なくとも僕は、箇条書きでかれんを好きになったのではなかった。彼女の全部が、ほんとうにどこもかしこも全部が好きなのだ。」

    この主人公のセリフは真実だと思う。

    農業が好き。ガンダムが好き。色んな「好き」に当てはまるなぁ。

  • かれんと勝利の恋愛もさることながら、人間的な成長の過程での苦悩もとても身に沁みる。
    「依存するだけではだめで、お互いが自立を常に考えていかなければならない。」

  • ファーストシーズン全9巻読み終わった!読みだすと気になって一気に読めてしまう感じがいい。
    キュンキュンした!!(笑)

  • おいしいコーヒーのいれ方第4巻

  • おいしいコーヒーのいれ方Ⅳ


    勝利とかれんの甘い雰囲気がすごくくすぐったい
    でも読んでてこっちも幸せな気分になれます


    「二人のうちどちらか片方でも、自分一人で立ってられないような人間だったらそんなの、恋愛じゃないでしょう?」

    というかれんの言葉が胸に響いた

  • こんな人生送れたら楽しいだろうなねー。

  • 恋愛中の男女の心理描写が鮮明に描かれています。気軽にさらっと読めるので良いです。

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著者プロフィール

村山由佳
1964年、東京都生まれ。立教大学卒。93年『天使の卵――エンジェルス・エッグ』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2003年『星々の舟』で直木賞を受賞。09年『ダブル・ファンタジー』で中央公論文芸賞、島清恋愛文学賞、柴田錬三郎賞をトリプル受賞。『風よ あらしよ』で吉川英治文学賞受賞。著書多数。近著に『雪のなまえ』『星屑』がある。Twitter公式アカウント @yukamurayama710

「2022年 『ロマンチック・ポルノグラフィー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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