- Amazon.co.jp ・本 (482ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087478679
作品紹介・あらすじ
十六歳のアンはプリンスエドワード島の若き教師となった。ギルバートと村の改善協会で活躍し、マリラがひきとった双子を育てながら、夢を胸に前向きに生きる。ミス・ラヴェンダーの恋、ダイアナの婚約、新しい旅だち…。少女から若い娘へ成長していく二年間を、清冽な描写とユーモアで綴った感動の名作。英米文学・聖書からの引用を詳細に解説した訳註つき完全訳「赤毛のアン」シリーズ第二巻。
感想・レビュー・書評
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前作でのびのびと育ち、グリーンゲーブルズにもプリンスエドワード島にも欠かせない存在となっていったアン。
本作では母校に教師として赴任して、新任教師の悩みに頭を悩ませ、新たにマリラが引き取った双子の面倒を見たりと、てんやわんやの大騒ぎです。
前作の圧倒的なパワーと比べると、静かで落ち着いた佇まいの本になっています。八方破れのエネルギーを持っていたアンが、その魅力と力をぐっと内に溜めて花のように開いていく回がこの本です。
あっという間に大人になってしまうわけなんですが、そもそも大人の基準が今と違いますからね、相当精神の成熟度が高いです。
アンの滑稽な所がスポイルされつつ、時折顔を出すどじっぷりが絶妙でホッとします。なんていうか、小さくて可愛らしかった親戚の少女が、思慮深い女性になってしまったようで、なんとなくさみしく感じてしまうので、変わってないなあアンなんて思ってニヤリとしたりして。
次作はアンが大学に入学する話なので、とうとうグリーンゲーブルズを離れます。ここからは僕は知らない話になるので、未知の世界になります。ワクワクです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
注を読むのがこんなに楽しいのは、このシリーズが初です。
でもたまにネタバレがあって、それだけが残念。
小学校の頃に、図書館で全部読んだ気がする。
覚えてないし、簡略化されてたと思うけど。
アンは素晴らしいキャラクター。
エマに似てるけど、でもアンの方が謙虚で可愛らしくて好き。 -
ちょうど皆さんの年頃となったアンの生活を描きます。19~20世紀転換期の北米の少女の生活と皆さんの生活を比較してみるのも楽しいかと思います。
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アンシリーズの書評については、巻末の訳者あとがきがあまりに素晴らしくて書くことを失う。訳者というより、アンの研究家であるからこそ記すことができる内容だ。
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十数年ぶりに読んだ「赤毛のアン」があまりに面白く、続けて読んだ。
…しかし、不発。
後半面白く読んだけど…やっぱ訳か? -
しっかりしてんなぁー。
悪いことはほっといても世界中で起こってるから、良いことしか想像しないの
というようなところを、見習おうと思いました。
あーちょろちょろラブが!ラブが入ってきたーー胸キュンです!うきうき! -
トシをとった兄妹ににひきとられたアン・シャーリー。
奨学金をとり大学進学の道を進もうとするが、
財産を預けていた銀行の倒産で、養い親のマシューとマリラは経済的な打撃をこうむる。
そのショックでマシューはこの世を去っていった。
マリラを残していくわけにはいかず、
アンは大学進学を断念して、自ら勉強は続けながら、教師として子供たちを教え導く立場になる。
・・・私も大人になったのだなぁ。 -
「赤毛のアン」ほどの感動はないが、心に沁みる言葉の数々は健在。
教師になったアンから、子どもへの接し方、躾を学ぶ。
とても、アンのようにはできないが… -
10.7月下旬 読書開始
10.8月30日 読了