- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087712735
感想・レビュー・書評
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初めてこの作者さんの作品を読みました。
設定は面白かったのですけど、なかなか世界観には入り込めませんでした。
違い作品も読んでみたいと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いつもながら現実社会にはあり得ないルールが当然のように存在する世界の話。何故か毎回公共機関が関与するところが共通点ですが、彼らの非人道的?な行為が今の世の中を婉曲に皮肉っているように感じます。
設定をあるがままに受け入れると不思議なほど入り込めるところが魅力であり、中でも私の好きな日野原さんが久々に登場した「図書館」が一番良かったです。 -
4編収録の短編集。全体的に説明が少ないので世界観が掴みづらいけどそれがおもしろい。現実的な非現実が現実としてそこにあるファンタジー。寓話。だって「七階に問題があるから七階を撤去します」って市議会の決定と戦ったりするんだから…すごいなぁ
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いろいろな建築物にまつわる、ちょっと不思議な物語の数々。
生活の場である建造物、非日常を演出する建造物、使われなくなってもなお、人々を魅了し足を運ばせる建造物、
様々な建物があるけど、その全てに人々の思い出や歴史が詰まってること。
私は図書館の話が印象に残りました。 -
2011.12.14
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*現代社会の中で起きた不思議な話の短編集。
目次:七階闘争/廃墟建築士/図書館/蔵守*
出来事はどれも現代社会で起きるんですが、七階ばかりで起きる事件(『七階闘争』)、本が動き出す図書館(『図書館』)等、ちょっと不思議テイストなお話ばかりでした。
ファンタジーでは物足りないけど、現実からは離れているって感じです。
図書館って背の高い本棚がいっぱいあって、夜は鬱蒼とした雰囲気があるから、本くらい飛んでそうな気がします。おばけとどっちがマシだろう(笑)。 -
七階〜は七階という着目点が面白かった。だからこそSFの中からときおり現実が垣間見えて、少し怖かったな。図書館の話の女性がバスジャックの中の短編に出ていた人だと気付いたのは読み進めて大分経ってからだった…。
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日常の非日常
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かなり良かった。
建築物に対する見方が、面白かった。 -
不思議な物語で、文章が難しくて読むのに苦労した。