ヘイ・ジュード 東京バンドワゴン

著者 :
  • 集英社
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感想 : 93
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087754414

感想・レビュー・書評

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  • 古書店を営む、下町の四世代大家族堀田家が
    店に舞い込む謎を解決する人気シリーズ「東京バンドワゴン」第13弾!

    花陽の医大受験を目前に控え、春を待つ堀田家。
    古書店〝東京バンドワゴン〟の常連・藤島さんの父親が亡くなって、
    書家だった父親のために記念館を設立するという。
    すると古書をきっかけに思いがけないご縁がつながって…。


    ・冬 人と出会わばあかよろし
    ・春 新しき風大いにおこる
    ・夏 若さ故の二人の夏に
    ・秋 ヘイ・ジュード

    待ちに待った東京バンドワゴンシリーズ。
    読み始めるとすぐにこの世界に入り込んでしまう。
    まずは、登場人物相関図をじっくりと読む(((*≧艸≦)(笑)
    一年に一冊…皆一歳年齢を重ねている。
    子供達が大きくなったなぁ。
    花陽は、念願の第一志望の大学に合格し医大生に。
    音楽活動を本格的に始めてる研人。
    あんなに小さかった研人がひときわ大人になってた。
    本作は数々の別れと旅たちが描かれていた。

    堀田家から目が離せない!
    堀田家大好きだぁ。
    いつも心が温まるお話。愛に溢れてる。
    早くも来年が楽しみです♪

    一緒にずっといると家族って当たり前だったり、
    煩わしさすら感じたりするけど、この本を読むと
    家族って良いなぁって思える。
    自分の家族を大切にしようと思えます。

  • 第13弾。別れと旅立ちの予感。
    花陽の大学受験がいよいよ本番!みんな、結果にハラハラドキドキしながら待つ。
    藤島さんは父・藤三の記念館を作ることでなにやらバタバタ。堀田家の近くでは工事が行われる。そこで再開したのは?
    我南人の仲間、ボンさんはいよいよか。息子の麟太郎さん、花陽とのことを父に紹介した。
    芽莉依ちゃんパパママは復縁。パパの赴任をきっかけに堀田家で暮らすことに。そして、研人の男気発言!よく言った!!

  • 今回は花陽の受験の発表や花陽の両親がイギリスに住むことになったりと堀田家の住人も大きな変化がありました。人の人生は出会いと別れの繰り返し、まさにそのような展開でした。子供たちの成長が著しすぎて戸惑う事柄も多いですが、話の軸である大おじいちゃんの勘一がいつまでも元気で居てくれることを望みたいです。

  • シリーズ13作目。
    花陽が大学に進学し、かんなちゃん鈴花ちゃんは幼稚園最後の一年。
    花陽も研人もすっかり大人になり、なんだか親戚気分でしみじみしてしまう。2人の将来も段々見えてきて、世代が巡っていく感じがした。

  • 東京下町に居を構える古本屋『東京バンドワゴン』を舞台にした大所帯の堀田家とその友人知人をめぐるシリーズ、もう13作目にあたる。子供だった研人も花陽もすっかり大人になり、自身の行く末について自分で考えて答えを出せるようになった。

    親子の問題や就業の問題や、そんな簡単に片づけられるものじゃないだろう、と思うようなところがあったり、話の展開が出来過ぎていたりうまくいきすぎたりするところはあるのだけれど、そういう都合のよさも含めてこのシリーズの楽しいところだな、と思う。

  • シリーズ13作目。
    一年に一度の楽しみがやって来た。
    堀田家ありがとー!!!
    心がやさしくなるよ。

    そして、子どもが大きくなって
    勘一さんが歳とって、時の流れを感じるなぁ。

    「ヘイ・ジュード」かぁ、しんみりするなぁ。

    嬉しいことも、楽しいことも、
    辛いことも、悲しいことも全部ひっくるめて
    生きるってことなんだな、LOVEがあれば大丈夫。

    この家族の物語はきちんと時が流れるから好き。

    • hs19501112さん
      「東京バンドワゴン」のシリーズ、ここ1年ほどで大好きになりました。13作も続いてるんですね・・・・。ゆっくり、読み進めます。


      あ、...
      「東京バンドワゴン」のシリーズ、ここ1年ほどで大好きになりました。13作も続いてるんですね・・・・。ゆっくり、読み進めます。


      あ、、、本棚、フォローさせていただきました。
      2018/09/21
    • moon-uさん
      hs19501112さん、こんばんは。東京バンドワゴンいいですよね。
      フォローありがとうございます。ブクログの使い方が今一つよくわかってない...
      hs19501112さん、こんばんは。東京バンドワゴンいいですよね。
      フォローありがとうございます。ブクログの使い方が今一つよくわかってないのですが・・よろしくお願いします。
      2018/09/21
    • hs19501112さん
      フォローありがとうございます。
      どうぞ、よろしくお願いいたします。
      フォローありがとうございます。
      どうぞ、よろしくお願いいたします。
      2018/09/22
  • お決まりのサチさんのご挨拶と、大騒ぎの朝ごはん。またこの日を迎えられて嬉しい。藤三記念館設立準備に関わる部分のお話がとても好きです。
    最終話、ヘイ・ジュードの歌詞が素晴らしくハマります。そういう歌詞だったのか。聴きながらもう一度読みたい。

  • 花陽ちゃんも大学生。研人は結婚?藍子さんとマードックさんは英国へ。時とともに変わっていくこともある。堀田家のぬくもりをいつまでもと思う。

  • 水戸黄門のようにハッピーエンド
    毎年、安心して手に取れるシリーズ。
    今年も季節がめぐるごとに
    ちょっと不思議な出来事たちが。

    冬、藤島家の遺産相続問題が勃発。
    といっても、お金じゃなくて
    書家であったお父さんの
    記念館を誰が運営するかっていう。

    春にはいよいよ花陽ちゃんの受験が大詰め!
    そして堀田家から旅立つ人あり。
    それからシリーズの初期に出てきた
    幼い女の子が再登場。
    出会いと別れの章なのです。

    夏は引き取った古書に
    はさまっていた写真が巻き起こす騒動。
    さらに、さらに、研人が(*´∀`*)
    もうすっかり大人になっちゃって。
    愛読者として感慨深いわぁ。

    秋には研人に続いて
    花陽ちゃんの恋バナをはじめ
    結婚式の話題がもうひとつ。
    ここでも藤島さんの
    人となりが多少なりと絡んできて…。

    やぁ〜〝ふじしまん〟やっぱり
    爽やカッコイイねぇ〜!
    今回は藤島さんにはじまり
    藤島さんに終わる1冊だったわ!

  • 久しぶりに読んだせいでしょうか。
    花陽と研人の成長が著しい。いつのまにこんなに心身ともに大人になったんだろうと思える。堀田家の大人たちも顔負けではないだろうか。
    今後が頼もしくもあり、子どもの頃のかわいらしさが恋しくもある。

    今回もバンドワゴンには様々なトラブルが持ち込まれて、LOVEだねえと解決されていく。収録されている最終話は悲しさを含んでいるけれど、悲しんではいけないそんな気がした。まさにタイトルの歌詞が表すお話でした。

    読むのが一年遅れてしまったので、新刊も間もなく発売で楽しみ。

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著者プロフィール

1961年、北海道生まれ。広告制作会社勤務などを経て、2002年に『空を見上げる古い歌を口ずさむ pulp-town fiction』で、第29回メフィスト賞を受賞して翌年デビュー。温かい筆致と優しい目線で描かれた作品は、ミステリから青春小説、家族小説など多岐にわたる。2013年、代表作である「東京バンドワゴン」シリーズがテレビドラマ化される。おもな著書に、「マイ・ディア・ポリスマン」「花咲小路」「駐在日記」「御挨拶」「国道食堂」「蘆野原偲郷」「すべての神様の十月」シリーズ、『明日は結婚式』(祥伝社)、『素晴らしき国 Great Place』(角川春樹事務所)、『東京カウガール』『ロング・ロング・ホリディ』(以上、PHP文芸文庫)などがある。

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