ザ・万遊記

  • 集英社 (2010年4月23日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784087805628

みんなの感想まとめ

多彩なテーマで構成されたエッセイ集は、著者のユーモアと独自の視点が光る作品です。映画化された小説にまつわるエピソードや、スポーツ観戦記、さらにはテレビ番組への熱い思いを語る中で、読者を引き込む魅力が詰...

感想・レビュー・書評

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  • 2010年初版のエッセイ集第2弾。「鴨川ホルモー」や「鹿男あおによし」の映画化•ドラマ化に纏わる話。アキレス腱断裂とその顛末。世界各地を訪れてのスポーツ観戦記。テレビ番組「渡辺篤史の建もの探訪」愛が炸裂する視聴記録…などなど、どれも面白い。

    個人的に気に入ったのが「悠久なる芋粥への挑戦」。新潮社の雑誌の企画で、"新潮文庫で出ているひとりの作家の作品を、全部読む"という無謀なチャレンジ。(タイトルの意味は芥川龍之介の「芋粥」から連想して付けたもの。この段階ですでに無謀)
    "あれ?これって現在進行形でワタシがやってることと同じ?"感があって可笑しかった。

    …ちなみに万城目学さんが選んだ作家は、御大『井上靖』!
    …荷が重過ぎる!
    でも、こういう企画は無謀であればあるほど面白いからね。いいんです、これで。

  • 万城目さんのエッセイは、文句なしに面白い
    大好きだ
    同じ関西人としての目の付け所と笑うツボが似ている点も嬉しい

    前回の「ザ・万歩計」でも出てきたが、万城目さんの
    「渡辺篤の建もの探訪」大好き熱が今回は、炸裂どころか爆発している(同じことか?)
    番組のおもしろさを言い当てているだけに、吹き出してしまう

    また、別の意味で興味深かったのは、
    「悠久なる芋粥への挑戦」
    新潮文庫から出ている、ひとりの作家の著作を全部読む
    大好きなだったものがそればかりに浸っていると、見るのも嫌なものになってしまうという芥川龍之介「芋粥」からのネーミング
    万城目さんは、この企画を井上靖でチャレンジした
    私は井上靖さんの著作は、「しろばんば」しか知らないが、なかなか難易度が高いらしい
    しかし、作家が別の作家の作品を読んで、評論していることにすごく興味が湧いた
    あいにくその作品を読んでいないので、何とも言えないが
    同じ作品を読んで、共感したり、反論してみたいなと思った
    無論、私の読解力では万城目さんの足元にも及ばないとは思うが

  • 旅先でスポーツ観戦と温泉を楽しんだり、ひたすら渡辺篤史氏を愛でたりする面白エッセイ。

    やはり万城目さんの文章はとても愉快。何度も笑わせてもらえた。(アキレス腱断裂については、明日は我が身だと思って笑えなかった。怪我は恐ろしい)

    『渡辺篤史の建もの探訪』ってそこまで面白いのかとパソコンで検索してみると、表示された動画たち(たぶん違法アップロード)の再生数はどれも1万回前後になっていて、一定数のファンがいることがわかった。
    動画視聴者たちは渡辺篤史のことが好きで観ているのか、建物が好きなのかはわからないが、違法動画ではなく万城目さんのようにバッチリと録画視聴するのが本当のファンだとも思う。

    井上靖好きの万城目さんが、苦しみながら井上靖の本を十六冊読破する、”芋粥”エピソードが印象的だった。
    読書の楽しみなどはとっくに超越して、悶絶のトンネルを抜けた先に待っている快感。本当にそんなものがあるのか知らないし、真似してみることもきっとない。だから、万城目さんの気持ちはわからないが、ただただ面白かった。面白いことは正しい。

  • 万城目さんのエッセイを読むのは二冊目。
    多分、スポーツに興味のある人なら楽しく読めると思う。私はいかんせんスポーツは阪神タイガースとロードバイク(自転車)にしか興味がないものだから…。後、温泉にも渡辺篤史にもあまり興味がないものだから…。小ネタ的な短い話は面白かった。
    万城目さんの小説は大絶賛な私なのに、エッセイは何となく合わないんだなぁ。私の印象的に「普通の男性」過ぎるのかもしれません。

  • エッセイだから面白く書こうなんていう気負いは感じられず、素直に面白かった。
    今までに読んだ作品だけでなく、万城目氏その人も好きになった。

  • ドラマ鹿男の話とか、裏話がおもしろかったです

  • 楽しい作品を書かれる方と思い読むと、また、気遣いの方でもあった。作者の娘と我が娘が、共通の友人を持っている為、私生活を少し知る事が出来たから。

  • 渡辺篤史への愛が溢れていた。11月のカレンダーを並べてみたり北朝鮮に行ったり面白いことしてるなー。

  • 好きな作家、司馬遼太郎と井上靖について書かれたパートが良かった。
    特に井上靖については、上げたり下げたりして、
    ついには「こんなおもしろくないエッセイ、初めて読んだ」なんて言うくだり、
    万城目さんらしくて最高!
    でも最後には、井上靖が読みたくなるような気分にさせる万城目さん、さすがですね。

  • 観戦と温泉、オリンピック観戦記、建もの探訪を軸としたエッセイ。
    万城目さん、「水曜どうでしょう」藩士だったのね。
    京都の愛すべき毛玉を生み出した森見さんもちらっと登場。
    これまた私の好きな作家、津村記久子さんも!
    渡辺篤史さんが椅子にこだわりを持っているので、その影響で椅子の世界を垣間見る万城目さん。たぶん今頃どれかを購入して腰かけていらっしゃるのではないかしら。おはようございます、とか言って。

  • ゆるくて楽しいエッセイ。

    「現場から万城目学です」は、授賞式や映像化の打ち上げなど、作家ならではのエピソードが楽しめる。
    これは、またやって欲しい。

    「湯治と観戦」だったり、国会議事堂の取材だったり。
    企画と現実にギャップが発生する展開が多く、そこにおかしみがある。

    「渡辺篤史の建もの探訪」は私も好きな番組。
    ツボにはまる。
    http://koroppy.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-c58d.html

  • 最高に面白かった。
    大爆笑。

    特に「今月の渡辺篤史」シリーズが好きだ。
    『ザ・万歩計』なるエッセイと『渡辺篤史の建もの探訪BOOK』なる番組の特集本にも、万城目さんの『渡辺篤史の建もの探訪』への愛が詰まったエッセイが載っているらしい。
    是非読みたい。

  • 前回のエッセイに比べるとじわじわ~と愉快になってくるような気がした。
    何よりもこれで渡辺篤史氏に夢中になってしまった・・・

  •  万城目学さんのエッセイとしてはザ・万歩計に続く二作目。

     いきなりドラマ「鹿男あをによし」の豪華メンバー打ち上げから始まり、フットサルでアキレス腱を切ったり、スポーツ観戦と温泉旅行エッセイのはずが、怪我のために本当の意味で湯治になったり、いやはや大変な人生です。(笑)
     それを、万城目さんならではの独特の表現で、真面目ながらもなんとも笑えます。

     よぴ吉個人的には、渡辺篤史さんをネタにしたシリーズが面白いです。篤史ラヴに溢れています。思わずYouTubeで「渡辺篤史の建もの探訪」探してしまいました。
     このエッセイのせいで、「建もの探訪」ビデオに撮って見るようになってしまいました。あの長寿番組、何を今更と言われそうですが。

  • 万城目ワールドにのんびり浸らせていただきました。どうやら万城目氏とは同じような年代なんで、時代の感覚なんかで話が合うのだ(笑)芋粥が面白かったかな。一人の作家さんの著作全制覇はさすがにまだやったことがない。その内やってみたいけれど、やっぱり凡人には芋粥になりそうだなあ…

  • 万城目さんのエッセイで、この作者独特の視点からの文章が面白いです。サッカーの話が多かったです。

  • 万城目学さんの2010年のエッセイ。万城目さんは京都の方かと思っていたら、大阪のご出身なんですね。大阪の人は豊臣秀吉が好きというのは知りませんでした。

  • 「湯治と観戦」はいいよね!あと津村さんのエピソードが面白い。

  •  素晴らしい篤史愛!篤史に関するエッセイが一番面白かった。あの番組、すごく見たくなってきたなぁ…。

  • モリミ・オッパイ・トミヒコと万太郎。ついに描かれる二人の邂逅。たった3ページのストーリーで滲み出る信頼関係。熱い。

    プリンセス・トヨトミの話がぽろぽろ。スポーツ観戦が多い点は不満である。Gフリーだけど虫との奮闘は続く。

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著者プロフィール

1976年生まれ、大阪府出身。京都大学法学部卒。2006年、『鴨川ホルモー』(第4回ボイルドエッグズ新人賞受賞)でデビュー。2024年、『八月の御所グラウンド』にて第170回直木賞受賞。ほか小説に『鹿男あをによし』『プリンセス・トヨトミ』『偉大なる、しゅららぼん』『とっぴんぱらりの風太郎』『バベル九朔』『ヒトコブラクダ層戦争』『六月のぶりぶりぎっちょう』など、エッセイ集に『ザ・万歩計』『ザ・万遊記』『万感のおもい』などがある。

「2025年 『新版 ザ・万字固め』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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