HAPPY AGE 前編 (ぶーけコミックス)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088600901

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  • ローリングトゥエンティ。NYを舞台にした連作は、通信社のカメラマン、記者、マフィアの情婦の女の子、亡命ロシア貴族、市長の座を狙うホモの上院議員、その議員の後ろ盾をするシシリアンマフィア(バレンタイン再登場)を配し、マフィアの抗争、放火事件、選挙、もおりこんだ少女漫画。
    ペパーミントグリーンのチェックの背表紙、「グルービィナイト」「月下の一群」「王様のDINNER]「HAPPAYAGE」「少年は荒野を目指す」。私内吉野朔実黄金期。この後くらいから、どんどん取り上げるテーマが心療内科的(…)なものになっていきます。それはそれでおもしろく読んじゃうんだけど、愛蔵するならオーガスタスの安定っぷりが懐かしいこっち。

  • カルラがかっこ可愛すぎる。

  • 初期の頃は、こんな風なオシャレだったんだなあと思うと、感慨深い。この頃のポップさはちゃんと「恋愛的瞬間」の頃まで生きている。

  • 1920年代、アメリカが最も輝いていた時代。ニューヨークの夢の時代を、叙情的に描いた傑作。
    ニューヨーカーで善人の記者をヒーローに、そして彼を取り巻く数々の“アウトサイダー”たち。
    禁酒法下の女たち。革命から、貧困から自由の国アメリカへ来た者。マフィア。
    彼らの想いの切なさを決して重苦しくなく軽妙洒脱に描ききった傑作だと思う。

  • 単行本:全2巻

  • 推理系。全く現在のテイストはないです。

  • 1920年代のニューヨークを舞台に繰り広げられるハイセンスなコメディ。
    第1部:三流新聞社に勤めるカメラマンである主人公のオーガスタスは、ひょんなことからマフィアのドンの情婦であるカルラと知り合う。それをきっかけに彼が巻き込まれる騒動を描く。
    第2部:火事の取材現場で、ロシアからの亡命貴族の青年・アレックスと知り合ったオーガスタスは、彼のことをなぜか放っておけなく、またもそこから騒動に巻き込まれる。
    オーガスタスとコンビを組む先輩記者(愛称「サー」)のキャラクターが秀逸。お洒落な作品には絶対にこういう脇役が必要。

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