アクタージュ act-age 6 (ジャンプコミックス)

  • 集英社
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本棚登録 : 949
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088817958

作品紹介・あらすじ

舞台特有の圧に呑まれ、思うような演技ができないまま出番を終えようとしたアキラは夜凪の突飛なアドリブに言葉を詰まらせてしまう。決められた台詞がない状況下で“正しい答え"を求め、戸惑う中夜凪はカムパネルラの役を通して、アキラの心に問いかける――。

感想・レビュー・書評

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  • 病に倒れた演出家・巌を欠いたまま、舞台は進み続ける。
    動揺の中『銀河鉄道の夜』はどこへたどり着くのか…。
    夜凪やアキラ、他の劇団員たちの成長はもちろんですが、
    今巻のメインはやはり阿良也。彼のこれまでと、巌との絆。
    そして、天才と呼ばれる彼が見せるさらなる一歩。
    ひとりの人間の生きざまが、多くの人々に与える影響の
    大きさと激しさに、舞台・役者双方から心揺さぶられます。
    彼ら彼女らは、ここからさらに羽ばたいていくのでしょう。
    人は、逝くときはひとり。でも、その生きてきた軌跡は
    多くの人々の中に残っていくのだなぁと感じました。
    そして、そんな生き方をしたいものだと思いました。

  • 単なる役者のストーリーから一気に人間の物語になった気がする。この表現力は下を巻くしかない

  • 前半は星アキラくんの苦しみとそこから見つけた答えが描かれます。そして怪優?と言っても良い明神阿良也くんと監督の巌裕次郎さんとの回想と「銀河鉄道の夜」の舞台上のシーンとが続きます。そんなこんなで、生と死、舞台と現実の間が語られながら、初日を終えます。この巻は珍しく夜凪ちゃん以外の人に焦点が当たっているのも面白いです。

  • 銀河鉄道の夜は、漫画とは思えない、最高だった。
    巌の死とカムパネルラの死が重なり、夜凪演じる、カムパネルラを通して巌の死を乗り越える劇団員達。 何が本当の幸いかわからないと、アドリブを通して、答えが出るアキラ。 この劇団天球の章は哲学的でもある。

  • この巻とてもよかった。人間の死、現実と表現について。劇中劇の描写にも芝居哲学にも息が詰まる。

  • この演技ありだと思うけど誰かやってないかな。さよならの代わりにありがとう。

  • 銀河鉄道の夜

  • ずっとは一緒に居られない。

  • 泣ける。本当に表現力が素晴らしくて、一緒に舞台を見守っている気持ちになる。感情の盛り上げ方がすごくうまい。

    「俺たちはたとえ死んでも一人にはなれない」という言葉がすごく響いた。
    みんな人生をかけて芝居をしている。だから一緒に舞台を作るということは、お互いの人生に触れ合うということなんだな。そうやってできた絆はたとえ死んでも消えない。
    これはきっと芝居に限ったことではなくて、どんな形でも誰かの人生に深く関わっていれば感じることはできるんじゃないかな。ただ芝居をしている彼らは、それをもっと明確に感じられるのだろう。だって芝居の中で何度でも会えるのだから。
    芝居をしている登場人物たちが羨ましく感じたし、何だか芝居が美しく神聖なものに思えた。

  • 銀河鉄道の夜完結。アラヤ覚醒の話でした。そして舞台は次のステージ(学園編、ダブルキャスト編へ!)

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著者プロフィール

宇佐崎しろ(うさざき しろ)
1997年生まれの漫画家。Twitterを中心に活動するなか、マツキタツヤと相互フォローの関係に。マツキが『週刊少年ジャンプ』の原作志望者を対象にした新人漫画賞「ストキンPro」準キングを受賞した際、受賞作「阿佐ヶ谷芸術高校映像科へようこそ」作画者に宇佐崎を指名したことから、漫画家の道が開けた。同読切でデビュー。そして2018年からマツキと組んで連載開始した『アクタージュ act-age』で大きな評価を得る。同作は「次にくるマンガ大賞2018」コミックス部門5位、「全国書店員が選んだおすすめコミック2019」3位を獲得しており、今後の更なる飛躍が確実視される。趣味・特技は万年筆集め。

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