- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784088821412
作品紹介・あらすじ
上弦の参・猗窩座と対峙する炭治郎と冨岡。その圧倒的な力に対し防戦一方の二人だが、熾烈を極める戦いの中、炭治郎は父親から教えられた「透き通る世界」の境地に到達する! 炭治郎の剣は果たして猗窩座に届くのか…!?
感想・レビュー・書評
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17巻に引き続き、最終決戦は続くよどこまでも。。。
炭治郎、義勇チーム対猗窩座。
猗窩座の首を切り落とすも、身体が再生していく。
一方カナヲ、伊之助チームは童磨とギリギリの戦いをしていた。
伊之助の母親を屠った鬼も童磨だということに気付く。
いつもは、何とな~くウザい感じのする伊之助だが、今回はカッコイイ。
猗窩座との勝負は、まだ終わらないのか、まだなのか・・・とドキドキが止まらない。
鬼は回復するが、人間は回復しませんからね(T_T)
手に汗握る戦闘。
あぁ、手元にあるのはあと1巻・・・・
どうなるんだ!?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大正ファンタジー活劇冒険譚!
上弦の参・猗窩座の修羅の如くの攻撃に苦戦する炭治郎と
だが闘気無き炭治郎の攻撃は猗窩座の頚を捉えた。
そして人間であった頃の記憶も彼を捉えた。
一方、上弦の弐・童磨と対峙するカナヲ。
善戦するも、遥かに上回る力の差に押されるが、助っ人登場!
参戦は偶然であったが、童磨は伊之助にとっての仇でもあった。
謝意を述べるぜ、思い出させてくれたこと・・・ただ頚を
斬るだけじゃ足りねぇ!!テメェには地獄を見せてやる!!
152話~第160話を収録。
戦うこと以外全てを捨てた男・猗窩座。実力差に圧倒される義勇。
だが、炭治郎は“透き通る世界”を体感し、猗窩座を攻撃した。
それは“至高の領域”・・・“無我の境地”!
しかし頚を斬られても再生しようとする・・・が、人間であった頃の
記憶が蘇る。勝負はついた。俺は負けた。地獄へ行きたい。
激しい怒りの感情で童磨と対峙するカナヲだが、
上弦の鬼の強さに窮地へ・・・そこに伊之助が登場し、参戦!
彼は童磨が母を殺めた仇であることを、知る。
想いに揺さぶられる心の巻!
父からの教え、父への想いを胸に“無我の境地”に至った炭治郎。
託されたものを後に繋ぐことを想い、奮戦する義勇。
拳固で炭治郎に殴られた猗窩座は、父への、師匠への、
愛しい人への想いが蘇り、狛治に戻る。
猗窩座が狛治だった頃の過去は、あまりにも残酷でした。
が、思い出し、自らの敗北と死を選んだ彼は、狛治に戻り、
大事に思っていた三人に笑顔で迎えられます。思わず、涙。
そして、カナヲと伊之助は亡き人への想いを胸に、戦う。
カナエとしのぶの“妹”だと名乗るカナヲ・・・しのぶを師範と
呼んでいた頃とは違い、自分の意志をはっきりと現せています。
かたや伊之助。母の実像を聞くことで記憶が蘇り、怒り心頭!
猪頭無しで戦う伊之助、感情駄々洩れでカッコイイぞ(^^♪ -
読了
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しのぶの分までカナオには頑張ってほしい。伊之助頼んだよ
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猗窩座との戦いの中で「透き通る世界」に到達した炭治郎。ただ、新しい力を手に入れたからと言ってそれが決め技にならないのが本作のお決まりでもあって
「透き通る世界」発動からの流れは本当に意外の連続。
結局、猗窩座に最大の効果を齎したのは炭治郎の「バカ正直に真正面から攻撃するスタンス」だったということなのだろうね
152話、猗窩座の技を回避して背後を取った炭治郎。ここで彼は馬鹿正直に相手の何処を狙って攻撃するかを宣言した上で特攻する。冨岡はそのスタンスに驚くけど、そのスタンスこそが猗窩座に対して最も有効となる
思えば、炭治郎って元々の性質も有るけど、猗窩座と最初に対峙した戦いの時点で逃げる猗窩座に「逃げるな卑怯者!!」と叫んでるんだよね。
これに猗窩座はブチギレているんだけど、そこにこそ猗窩座の根源は詰まっているわけで。そんな言葉を放ってくる炭治郎が馬鹿正直なスタンスで正面から猗窩座の技を上回ってしまうのだから猗窩座としてはいずれ負けを認めざるを得なくなる
炭治郎の馬鹿みたいな優しさが封印されていた猗窩座の思い出を浮かび上がらせるキーにもなる展開は驚かされる
これまでも炭治郎の優しさが鬼がまだ人間だった頃の悔恨や願いを思い出させるきっかけになり、鬼が失った人間性を描くのに一役買っていたのだけど、今回描かれた猗窩座のエピソードは優しさと悔恨と願いがふんだんに盛り込まれたものだったね
そりゃ本編で描くだけでは足らず行間で語る必要も出てくるというもの
154話から始まる猗窩座の過去は一つのストーリーとして本当によく出来ているね
貧乏で乱暴も働いてしまうけど、人一倍の優しさを持っていて、父親の為に何度も自分を犠牲にした人間。
それが出来たから病弱で四六時中の看病が必要な恋雪に対しても偏見も面倒だという感情も見せず接することが出来て。
ともすればここから彼の幸せな人生が始まっても可怪しくなかっただろうに本当に詰まらない感情を持つ者の行動に因ってその未来が閉ざされてしまって……
これらのエピソードを見ると猗窩座って鬼にならず、また支えてくれる誰かさえいれば人を殺した状態であっても善人で要られたんじゃなかろうか?と無理のある想像をしてしまう。鬼になっても女性だけは手にかけなかったらしいし
こういった猗窩座の過去が明かされたからこそ、鬼になったことで失われた猗窩座の優しさや無惨の残酷さを恐ろしく思える。炭治郎に感謝しながら自身を破壊した猗窩座の意志を無視して再生する身体とか再び支配しようとする無惨などなど
でも、そんな危うい状態に居た猗窩座改め狛治を恋雪がきちんと受け止めてくれたシーンには胸が熱くなったな…
所変わって描かれるのは童磨とカナヲの戦い。
師のしのぶに鬼殺隊士としては腕力が足りない面は言及されていたけど、その弟子のカナヲが既にしのぶを超えているかもしれないというのは驚きの話
前巻を読んだ時点ではカナヲじゃ童磨には敵わないだろうと思っていた予想が裏切られる余地が生まれた…?
昔は感情の無い子供だったカナヲを今突き動かしているのは肉親を失ったことによる怒り。それがカナヲが持つ才能をより鋭くしている。ただ、怒りと才能だけでは上弦の弐に敵うはずもなく
まさかここで伊之助が参戦するとは思わなかったし、伊之助の母親の話がこのタイミングで引き合いに出されるの予想外だった
怒りの感情で繋がりを持ったカナヲと伊之助。二人の刃は童磨に届くのだろうか? -
はぁ…
炭治郎がついに…
この時点で炭治郎はもう義勇さん超えてるよね、正直。
私、義勇さん推しだけど。
もう炭治郎は義勇さん超えてるな、って。
「炭治郎を殺したければ、まず俺を倒せ!」て言う所はやっぱり感動。
今度こそ絶対守る、という気迫がもう。
そして、こんだけ強い猗窩座と1人で闘った煉獄さん…涙
あぁぁぁ〜もうちょっとだったなぁ〜と何回読んでも思ってしまう。笑
カナヲ、伊之助がんばれ!!! -
「頑張ろう! 頑張って生きて行こう! 寂しくとも!」
18巻まで読了。
鬼滅の刃読んでて1番好きなのは、少年マンガなのに現実の世知辛さを感じさせてくれるところ。「現実は甘くない。辛いことはいくらでも起きるよ。」って教えてくれてる気がする。それとともに、「それでもやるしかない。頑張るしかないよね。」って気持ちにさせてくれるからいいマンガだな~って思う。