- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784088901053
感想・レビュー・書評
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アシリパの故郷の村にての、アイヌの風習やら考え方についての話。クマを捨て犬捨て猫に置き換えて、読者でもなんとなく想像が付く部分と、現代社会における生き物との共存というテーマのもう少し根源となるアイヌの自然信仰の考え方、そういったものが提示され、山中のサバイバルストーリーに深みが増していた。
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「いくつになっても男子は刀を振り回すのが好きだろう?」
続々と現れる登場人物、全員濃いッ! -
アイヌのご飯コーナーが面白くなってきた。
・ヒグマは巣穴に入ってきた人間を決して殺さない
・日露戦争にアイヌ民族が63名従軍した
・イオマンテ=飼っていた子熊を送る(殺す)儀式
・ニホンカワウソ北海道亜種は1950年代に絶滅
・日露戦争 ロシアから賠償金取れなかった
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とにかく食べる
生きるを描く漫画 -
うさぎを食べるシーンではじまり、カワウソを食べるシーンで終わる。
その間に杉元は第7師団と戦い、保護した子熊をアシリパのコタン(村)へ連れていき、チセ(家)でもてなされる。
コタンで子どもたちの面倒をよく見て楽しく遊ぶアシリパの姿を見た杉元は、アシリパがまだ幼い子どもであることに改めて気付き、血なまぐさい争いにアシリパを巻き込まないよう深夜に消える。
怒ったアシリパは杉元をストゥ(制裁棒)で殴るために、レタラの助けを借りて杉元を追った。
その頃杉元は、街で第七師団に捕まり、団子の串で串刺しにされて拘束されていた。団子の串って人の肉を貫けるものなの?
鶴見中尉怖い。 -
とても迫力のある内容で、次巻が楽しみです!
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やはり、狩猟漫画。
読んでるとお腹がすいてくる。
アイヌの独特な文化が、読んでいて、面白い -
上手い具合に散りばめられた謎とか、四面楚歌的で絶望的な主人公界隈とか、緊張感の維持が秀逸です。おそらくかなりお偉方まで絡んでくる展開になっていくんだろうけど、それでもなお、先行きが気になって仕方ないですね。殺戮マシーン的に描かれる敵さん達も、その無表情が効果的で、恐怖感の煽情に一役も二役も買っています。面白いです。