海街diary: 陽のあたる坂道 (3) (フラワーコミックス)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 2778
感想 : 201
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091670403

感想・レビュー・書評

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  • つーか、陽子って女はどうしようもないけど、みんなどっかなのその欠片は持ってたりするんだろーなあ。

  • 別の作品なら激変でドラマティックに描かれてもよさそうな話をあえて、ゆっくり変化して、受け入れていく過程がこのお話のいいところ。地味といえば地味なんだろうけれど、そういうよさも間違いなくここにあると思う。
    見ようとしなければ見えないし、“そうであるはず”“そうであってほしい”っていうフィルターをかけてみちゃっても、本来見るべきことが見えなかったりする。見えてなかったものに気づけたとき、情けなくなったり、どうしようもない気持ちになったりするけれど、得るものも多いはず。きっとその時間も無駄じゃないんだろうな、となんだか希望のようなものを感じました。

    『見えないって思い込んでいたものが見えた時ってやったーって思いませんか?』

  • シリーズ第三作目
    父が亡くなって早一年。継母は新しい家庭を築き、息子一人だけを残して新しい暮らしをスタートさせている。

    すずはすっかり姉達にも鎌倉での生活にも慣れて、本音を話せるようになってきた。
    すずの淡い初恋が終わったり、長女の幸が不倫キリりをつけたり、姉妹それぞれの状況は刻々と変化していく。
    努力だけではどうにもならない事はあるけど、それで終わりじゃない。
    義足になってしまったサッカー少年が、新たに道を切り開こうと頑張る姿には心打たれた。

  • 今回もサッカーの話と幸ねえの話が面白かった。
    このマンガは年に1冊ぐらいのペースで発行されているけど、
    前までのつながりもあるので、前巻などを読んであると
    人と人のつながりなども分かって、さらに面白い。
    それにしても、アライさんがどんな人なのか、どんどんと気になる。

  • またしても法事で(笑)
    すずがいっぱい怒って、泣いて
    いいなぁ。
    そして、幸姉の決断。
    なんだか、かっこいいね。

  • 父親の一周忌から始まる。もう一年なんだ。葬式の時に妻だった女性は別の男性と一緒に暮らすようになっていた。二人いた息子は一人だけ連れて・・長男は親のように世話をしてくれている知人の夫婦と暮らしていた。 すずは信じられない、という気持ちと共に
    自分の両親もまた 三姉妹から父親を取り上げてしまっていたという事実を受け止める。
    マンガなのに、斜め読みできずじっくり読んでしまう。
    秋生さんの言い回しの巧みさから じっくりと読んでしまう。

  • 2013/3/14購入
    2013/3/30読了

  • 最初の出会いから季節がひとめぐりした夏――。すずと3人の姉たちは、父の一周忌で河鹿沢温泉を訪れた。複雑な思いを胸に抱くすずだが……? 家族の「絆」を鎌倉の美しい風景とともに情緒的に描く、大注目のシリーズ第3巻!

  • 目標、ここ。(志は高く持とう!)

  • 誰かを好きになることが、誰かを傷つけることになる。
    不倫を責めれば、まわりまわって自分の首を締めることもある。
    単純な正義感、倫理観だけでは決められないのが人の気持ちなんだな。
    どうにもならないことがたくさんあって、どうにもならないけど、それでも生きてくしかなくて。
    結論なんか出るわけない。
    涼しい風が吹き抜けて、寂寥感が残って、それでも爽やかな気持ちが残る。

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著者プロフィール

同姓同名あり。

1. 吉田秋生 (よしだ あきみ)
1956年、東京都渋谷区生まれの女性漫画家。武蔵野美術大学卒業。1977年「ちょっと不思議な下宿人」でデビュー。1983年、「河よりも長くゆるやかに」及び「吉祥天女」で第29回小学館漫画賞を、2001年に「YASHA-夜叉-」で第47回小学館漫画賞をそれぞれ受賞。その他代表作に、「BANANA FISH」。
代表作のメディア化が多く、「吉祥天女」は2006年TVドラマ化、2007年に映画化された。「海街diary」は2015年に映画化されている。2018年には「BANANA FISH」がTVアニメ化された。

2.吉田 秋生(よしだ あきお)
1951年生まれのテレビドラマ演出家。学習院大学法学部卒業。

吉田秋生の作品

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