海街diary(うみまちダイアリー)5 群青 (flowers コミックス)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091670533

感想・レビュー・書評

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  • すずの亡くなったお母さんの妹がお彼岸に訪ねてくる。
    不倫をした娘を許さなかった祖母も、その祖母の気持ちを汲み取った娘も、それぞれが意地を貫いたまま亡くなった。
    なにものにも代え難い「すずという宝物を授かった」と母が言ってくれていた事を知り、すずも姉達も救われる。
    足を切断した少年裕也は新しいステップに進み、うみねこ食堂のおばさんは亡くなる。
    生きていると色々な事があるけれど、どんな時でも晴れていると空は青い。
    色々と辛いことがあった時に、見上げた空の青さを思い出した。
    生きている者は、前を向いて歩かなければ、とのメッセージが感じられる。

  • この巻は、海猫食堂のおばちゃんが亡くなってしまう。
    残された人達のそれぞれの気持ちがよく分かる。

    多田くんが、サッカー辞めなくてよかった。

    「海街」シリーズは、
    普通に生きていて起こる悲しい出来事を
    乗り越えていく強さと優しさを感じる。

    >ひとごとでかまわんのとちゃう?

    優しさが溢れてる。

    すずのお母さんとお婆さん。
    >許さないことで筋を通し
    >許されないことで筋を通そうとしたんだろう

    ここにも愛がある。

  • 決して間延びせず 物語は続く。昨年末にでたばかりなようです。
    今回は 絶縁状態だったすずの母親の祖母が亡くなり、母親の妹がすずあての遺産を持ってくる話。母親の葬式にも来なかった祖母。
    その理由が明らかになります。
    ネタバレですが・・・すずの母親は
    私は浅野さんの家族から夫と父親を奪ってしまった。そのうえすずという宝物までさずかったのだから これ以上もらうわけにはいかない
    そういって実家との縁を切っていたようです。
    いなくなってから知る事実のほうが重いように思いました。
    そして、知ってしまった事を誰にも話せずもんもんとしてしまう。
    そんな人ばかりが集まった今回の一冊は とても重い一冊でした。
    言わなくても悩んでいるのは判ります。理由は聞かず、けれどいかにして気持ちを軽くできるか、そんなことを考える人が沢山いるこの物語は何度でも読み返してしまいます。

  • 私が初めて吉田作品を読んだのは中学生の時、えーと、おおよそ30年くらい前の別コミですが。。。(歳がバレるがな)

    当時吉田先生は『吉祥天女』とかその後の『BANANA FISH』とか、とても中学生女子が読むのに相応しくなさげな騙し騙され裏切り裏切られ、殺人とか銃とか麻薬とか・・・そんな話ばっかだったんですけど、私は初めて読んだ瞬間からめっちゃ大好きでした!!


    ・・・友人たちの間ではちょっと異色の嗜好でした。。。m(_ _ )m


    それはさておきずっと吉田秋生ファンの私。

    新刊が書店に並べば見つけた瞬間に即買い。

    この『海街diary』も、待っては買い、待っては買いでゆっくりゆっくり現在全5巻です。


    マンガ大賞にノミネートされてるって話をテレビで見たときはすごく嬉しくて。なんかこう、派手で「バーン!!」とアピールするような作品じゃない『海街』が、実はこんなところで注目されてる現実がすっごく嬉しかったんですよね~~o(〃^▽^〃)o


    ノミネートされると書店でも特設コーナーが出来たりして、自分の好きな作品のところにシールを貼って投票するようになってたり。

    私の行きつけの書店ではやはり、一番先頭に掲載してある『暗殺教室』が一番シールが多くて、「チキショー、やっぱりジャンプかよ」なんて逆恨み気味。でもこういうのって人間の心理として、シールが多いところに余計に気持ちが動くじゃないですか。

    だから私も頑張って、書店に行く度『海街』にシール貼りまくってました。バカですね。

    私が貼って、子供たちにももれなく貼らせて、別のコーナーへ移動して戻って来たらまた貼って。そんな小細工が大賞受賞に影響するわけないのに、まったくバカですね。(笑)




    『海街diary』は鎌倉が舞台の、三姉妹+血の繋がらない義理の妹の4人の日常生活を描いたお話。


    お葬式や相続、親戚関係のゴタゴタや、お金に恋愛・仕事・進路・病気・命など、人が生きて暮らしていくうえで避けて通りたいけどそうもいかない問題に直面した登場人物たちが、真面目に問題と向き合って、丁寧にゆっくり考えて問題を乗り越えながら成長し暮らしている、その暮らしぶりがとても心に沁みる作品です。


    植物の季節感が盛り込まれている描写も、落ち着きと趣があって大好き!

    登場人物もみんな、普通っぽくてどこにでもいそうなのにそれぞれ個性的で魅力的です。




    ぜひぜひ、読んでみてくださいねーー!!

  • まんが大賞万歳!

  • 祝‼ マンガ大賞2013。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「祝‼ マンガ大賞2013。」
      当然ですよね!
      「祝‼ マンガ大賞2013。」
      当然ですよね!
      2013/04/01
    • ichigoさん
      nyancomaruさん>

      コメントありがとうございます。

      ですよね‼  ^^/
      nyancomaruさん>

      コメントありがとうございます。

      ですよね‼  ^^/
      2013/04/04
  • それぞれが悩み、秘密を持ってる。すずのお祖母さんからの突然の遺産の話しから母親の思い出にはぜる。裕也のオクトバス退団の意志にその思いがしみじみ。海猫食堂のおばちゃんの死。あまりにもあっけなかった。そして幸は主任となるが自分の身体の異常に気づく。良性という診断がでるけど何となく心配だ。
    こうしたしんみりとした話しの中、三女千佳の能天気なとこがいいアクセントに。
    おはぎもいいけどアジフライ食べたくなった。最後は食い物かよって誰か言ってた人いたよな(^○^)
    ホノボノしんみり、海街まだまだ続け

  • 明るいだけのストーリーではないのに、毎回一気に引き込まれて読んでしまう。そして、毎回希望が持てる。

  • えー、結局。
    1巻から全部、本屋で買ってきちゃいました。
    (ちはやぶる、にするか迷ったんですけどね。)

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「本屋で買ってきちゃいました。」
      拍手!
      「本屋で買ってきちゃいました。」
      拍手!
      2014/02/10
  • 自分ではどうすることもできない不幸がふりかかってきたとき、本人と周りの人間はどうすればよいのか。
    山猫亭のおじさんの「アメちゃん説」が、なるほど、と胸にしみました。おじさん、いいこと言うな~。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「飴としらすトーストを♪」
      冬場の「飴」は、必需品で持ち歩いているのですが、「しらすトースト」は試したコトない。
      クックパッドで見ると、チョ...
      「飴としらすトーストを♪」
      冬場の「飴」は、必需品で持ち歩いているのですが、「しらすトースト」は試したコトない。
      クックパッドで見ると、チョッと違っていて、しらし+マヨネーズでした。。。
      2013/02/04
    • komugi814さん
      あっ、マヨネーズも合いそうですね!チーズなんかも。
      自分で実際に行ったことはないのですが、「鎌倉キネマ堂」というブックカフェで、本物が食べら...
      あっ、マヨネーズも合いそうですね!チーズなんかも。
      自分で実際に行ったことはないのですが、「鎌倉キネマ堂」というブックカフェで、本物が食べられるらしいです。もし鎌倉に立ち寄る機会があったらぜひ。
      http://gourmet.walkerplus.com/115461027085/
      2013/02/04
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「鎌倉キネマ堂」
      このブックカフェも良い感じ!行ってみたいなぁ~
      「鎌倉キネマ堂」
      このブックカフェも良い感じ!行ってみたいなぁ~
      2013/02/08
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著者プロフィール

同姓同名あり。

1. 吉田秋生 (よしだ あきみ)
1956年、東京都渋谷区生まれの女性漫画家。武蔵野美術大学卒業。1977年「ちょっと不思議な下宿人」でデビュー。1983年、「河よりも長くゆるやかに」及び「吉祥天女」で第29回小学館漫画賞を、2001年に「YASHA-夜叉-」で第47回小学館漫画賞をそれぞれ受賞。その他代表作に、「BANANA FISH」。
代表作のメディア化が多く、「吉祥天女」は2006年TVドラマ化、2007年に映画化された。「海街diary」は2015年に映画化されている。2018年には「BANANA FISH」がTVアニメ化された。

2.吉田 秋生(よしだ あきお)
1951年生まれのテレビドラマ演出家。学習院大学法学部卒業。

吉田秋生の作品

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