短篇集hi mi tsu ki chi ヒミツキチ (ビッグコミックススペシャル)
- 小学館 (2011年1月19日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (244ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091836144
感想・レビュー・書評
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写真家については初めて知ったが、その作品は思い出の中のどこか色褪せた風景へ誘ってくれるように思った。
秘密基地とはなにも実際の場所だけじゃない。頭の中にだって思い描いて作ることができる。クリエイターは頭の中に自分だけの秘密基地を持つ。
こういう題材が得意そうな作家が大集合していて素朴な良さの光る作品が多かった。
『ホテル「月の裏」』の景色、白と黒で表現された空間に惹かれる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
そこはかとなく、よい。
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私の秘密基地はあちらこちらにあった。
椅子に毛布をかぶせた即席テントを作って、弟とよく遊んでいたことを思い出した。
私たちはいたるところに秘密基地を作った。
空間に自分の手を加えることで、秘密基地になる。
犬がマーキングするように、あちらこちらに自分の居場所を作ろうとしていた気がする。
今の私には秘密基地は存在しないだろうか。
この本を読んで、今のわたしだったらどんな秘密基地を作るだろうか。そんなことを考えながら眠りについたら、夢の中の私は毛布を取り出し、秘密基地をもう一度作っていた。 -
超豪華な作者達に惹かれて読む。
逢坂みえこさんのエッセイが良かったなあ。なんだか昔を思い出しました。どれもこれもレベルが高いが寂しい気持ちになるものが多いのはやはりノスタルジーが入ってくるからか。