ロドリゴ・ラウバインと従者クニルプス

  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784092906525

作品紹介・あらすじ

よみがえる〈ミヒャエル・エンデ〉の世界! 暗黒の中世のとある真夜中。嵐の中を進むあやつり人形劇団の馬車から少年クニルプスが姿を消す。彼が向かった先は、誰もがおそれる大悪党、盗賊騎士ロドリゴ・ラウバインの城だった――。晩年のミヒャエル・エンデがのこしたふたりの物語が、美しい加筆とともにふたたび動き出す。「悪」と「おそれ」、その真の意味を探しもとめる、めくるめくメルヘンの世界。小学高学年から。 【編集担当からのおすすめ情報】 物語には盗賊騎士ロドリゴ・ラウバインや少年クニルプスのほかにも、かしこいオウムや気弱なフトッチョ夫婦、おてんばな姫にため息ばかりつく王、ずる賢い魔術師に財宝好きな竜、高名な宮廷医師に大声でどなる召使いなど、個性的な人物や動物たちが続々と出てきます。それぞれが交差する風変わりな様子は、まるでエンデ自身が愛した演劇のようです。また、物語に添えられた60点以上の挿絵はjunaidaさんの手によるもの。物語の世界を縁取る、宝物のようなブックデザインにもご注目ください。

感想・レビュー・書評

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  • 『モモ』で、有名なミヒャエル・エンデさん。
    エンデさんの遺作に、別の作家(ヴィーラント・フロイト)さんが加筆されて出版されたもの。
    そして素敵な表紙がjunaida さん。
    60点以上の挿絵も、物語に寄り添うように
    優しく可愛く…入っている。

    暗黒の中世の、とある真夜中、嵐のなかを進む操り人形劇団の馬車から少年クニルプスが、姿を消す。恐れを知らない彼が向かった先は誰もが恐れる大悪党盗賊騎士のロドリゴ・ラウバインの城だった……。
    「悪」と「おそれ」その真の意味を探して……、
    というようなお話。
    登場人物は、主人公の少年クニルプス、ロドリゴの他に…賢いオウムのソクラテス、フトッチョ夫婦、メランコリックな王様、邪悪な魔術師に、財宝好きな竜、高名な宮廷医師などで、みんな個性的な者達ばかり。
    中でも忘れてならないのは、賢くてしっかり者のフィリッパ姫。
    「……その女の子は、紛れもなくお姫様だった。すその長いトルコブルーのドレス。そして艶やかなブロンドの髪の上には銀のティアラをのせている。でもお姫様だとわかるいちばんの決め手はその批判がましい
    目つき だった。…………」とさりげなく描写されてるところがあって…(えっ?)となってクスッとしたw

    読み終わってほっこりした気持にもなった。
    junaida さんきっかけ、出会えて良かった。

    • チーニャ、ピーナッツが好きさん
      1Qさん、おっはようございます~
      1Qさんと同じにjunaida さん、また、いい感じに並べてみましたよー(* ´ ▽ ` *)
      ほんとにも...
      1Qさん、おっはようございます~
      1Qさんと同じにjunaida さん、また、いい感じに並べてみましたよー(* ´ ▽ ` *)
      ほんとにもう、どの作品も素敵で素敵で~(*^ー^)ノ♪
      ありがとうございます~
      2023/04/07
    • 1Q84O1さん
      素敵の一言しか出てきませんね!
      どんどんjunaida作品並べて増やしていきましょう♪
      (*˘︶˘*).。.:*♡
      素敵の一言しか出てきませんね!
      どんどんjunaida作品並べて増やしていきましょう♪
      (*˘︶˘*).。.:*♡
      2023/04/07
    • チーニャ、ピーナッツが好きさん
      は~い(*´∇`*)素敵です~!
      もう少したったらまた、増やしていこうと思ってまーす
      は~い(*´∇`*)素敵です~!
      もう少したったらまた、増やしていこうと思ってまーす
      2023/04/08
  •  Junaidaさんの挿絵に惹かれ、また表紙もいい感じじゃないですか?で、読みたくなった(ブクログ本棚に並べたくなった…とも言う(^-^;)作品です。ミヒャエル・エンデさんの作品は「モモ」しか知らなくて、しかも家にあるのにちゃんと読んだかどうかさえ曖昧…なんですけどね!

     さ、この作品は、盗賊騎士ロドリゴ・ラウバインが悪名をはせる中世の時代、真夜中嵐の中走るあやつり人形劇団の馬車があった…。馬車が立ち往生した際に、少年クニルプスが消えていることに両親が気づく…。クニルプスはロドリゴ・ラウバインの従者になりたいと、自らの意思で馬車を抜け出したのだった…。

     個性豊かなキャラが次々と登場します!読んでいてわくわくしますネ。エンディングもよかったなぁ~♪いい意味で、落ち着くべきところに落ち着いたって感じでした。Junaidaさんの挿絵が、作品内の至る所に散りばめられてていてこの作品自体が宝箱のような~そんな印象を持ちました。

    • かなさん
      1Q84O1さん、こんばんは!
      はい、この作品です(*^^*)
      絵を見たいがために、借りた作品になります(^-^;
      だけど、内容もよか...
      1Q84O1さん、こんばんは!
      はい、この作品です(*^^*)
      絵を見たいがために、借りた作品になります(^-^;
      だけど、内容もよかったですよね♪
      様々な個性的なキャラが出てきて
      わくわくさせてもらいました!
      で、絵もやっぱりよかったです(*´▽`*)
      ありがとうございます。
      2023/09/17
    • Manideさん
      かなさん、こんばんは〜

      そうですね、ぜひ、見つけて読んでみたいと思います。
      楽しみです。


      アイコン、そうなんですよ〜
      話の流れで、アイ...
      かなさん、こんばんは〜

      そうですね、ぜひ、見つけて読んでみたいと思います。
      楽しみです。


      アイコン、そうなんですよ〜
      話の流れで、アイコンきょうだいに入れてもらいました〜(笑)
      なおなおさんと、aoiさんの2人もアイコン変えて楽しんでるので、ツッコミ入れてあげてください(´∀`)
      2023/09/17
    • かなさん
      Manideさん、いいですねっ!
      とってもお似合いです!!

      なおなおさんと、aoi-soraさんのアイコンも
      衣替えして…いい感じ...
      Manideさん、いいですねっ!
      とってもお似合いです!!

      なおなおさんと、aoi-soraさんのアイコンも
      衣替えして…いい感じで♪
      めちゃくちゃ可愛いです(≧▽≦)
      2023/09/17
  • 『ロドリゴ・ラウバインと従者 クニルプス』は、ミヒャエル・エデンが晩年に残した未完の原稿を、その精神性をついでドイツの作家が完成させた長編小説
    なのですが…、エデンさんすみませんm(_ _;)m
    今回はjunaidaさんの絵が見たくて借りちゃいましたw
    junaidaさんは今作に装画と約60点の挿絵を描いたそうです
    そして、はじめて挑戦したという濃密なペン画はステキ(๑•̀ㅁ•́๑)✧


    物語は暗黒の中世のとある夜、突然姿を消した少年クニルプス
    彼が目指す先は、誰もが恐れる盗賊騎士の城だった・・・

    物語の続き、junaidaさんの素敵な絵が気になる人はぜひ本作を見てみてください!

    ロバなドリー、ヴィリー、ウリーの手綱を引いて、かしこいオウムのソクラテスの「シュッポーッツ!」の号令で出発だぁ〜♪

    • 土瓶さん
      ミヒャエル・エデン…………(´・ω・`)
      楽園か。エデンの園か。
      なんでやね~~~ん! ワイはエンデや(笑)
      ミヒャエル・エデン…………(´・ω・`)
      楽園か。エデンの園か。
      なんでやね~~~ん! ワイはエンデや(笑)
      2023/03/16
    • 1Q84O1さん
      あっ!?
      ほんとだぁ〜(^_^;)
      楽園になってるw
      本当にごめんなさいエンデさんw
      ミヒャエル・土瓶・シショウありがとうございまーす♪
      あっ!?
      ほんとだぁ〜(^_^;)
      楽園になってるw
      本当にごめんなさいエンデさんw
      ミヒャエル・土瓶・シショウありがとうございまーす♪
      2023/03/17
  • 【フェア】『EDNE』『ロドリゴ・ラウバインと従者クニルプス』刊行記念フェア junaidaが描くミヒャエル・エンデ | イベント | 代官山 T-SITE | 蔦屋書店を中核とした生活提案型商業施設
    https://store.tsite.jp/daikanyama/event/kids/27201-1328490612.html

    ロドリゴ・ラウバインと従者クニルプス | 書籍 | 小学館
    https://www.shogakukan.co.jp/books/09290652

  • 恐ろしい盗賊、無鉄砲な少年、お姫様、魔法使い、竜まで! おとぎ話の定番キャラたちが、定石を裏切る大暴れ! 楽しい!

  •  とても美しい本で手に取りたくなる一冊だ。表紙に描かれた、赤が印象的な装飾の美しい馬車。既に物語の中に引き込まれている。悪名高い盗賊騎士ロドリゴ・ラウバインに憧れて、クニルプス少年が従者にしてほしいと押しかけて来るのだ。突然息子が行方不明になり、慌てる人形劇団のフトッチョ夫妻、静かな一人暮らしを邪魔されたくないロドリゴ。そのロドリゴに度胸試しを口実に追い出されたクニルプスの冒険が始まるのだ。ドタバタとした楽しい展開でどんどんと読み進む。
     物語の初めの部分だけを書き残し、世を去ってしまったミヒャエル・エンデ。自身がどのような作品を書き上げるつもりだったのかはわからないが、物語を完成させてくれたフロイントに感謝したい。哲学的でもあり、楽しい作品だ。

  • 少年は「恐れ」を知り、本物の勇気を手にした。「恐れ」に囚われていた男は、恐れを手放し本当の自分を見つけた。
    怖いもの知らずで素直すぎる少年クニルプスと、恐ろしい盗賊騎士に見せかけているロドリゴ。そんな正反対な二人の物語。
    エンデの遺作にフロイントが加筆する形で出版された作品だが、完成度が高すぎる‼︎期待を遥かに超えてきました。

  • 原作+訳の素晴らしさで、とても読みやすかった!

    好きなことをして暮らす…性(しょう)に合った暮らしや、役割のあることの大切さについて、オウムのソクラテスが思索するのが楽しい。

  • 装丁が美しかったのと
    タイトルから
    怪獣に捕まった人間が従者にさせられて
    ヤダヤダ思ってたんだけど
    いつの間にか怪獣と心通わせちゃって
    二人で世界を救う
    みたいな話だと勝手に思ってた

    ちょっと違った
    いやだいぶ違った

    少々退屈な部分もあるけど
    あんまりファンタジック過ぎないし
    児童書らしい突拍子もない感じなんかは
    なかなか楽しめた

    しかし読んだことを忘れてたな
    星はフツーの3つ

  • エンデが残した物語のはじまりが、次の物語の語り手に引き継がれて見事に完成された。junaidaの絵の雰囲気もぴったり。「だれでもない庭」を引っ張り出して比べてみたが、やはり翻訳なので比較のしようもない。ああ、もっとドイツ語を勉強しておくんだった。

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