- Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093860727
作品紹介・あらすじ
十数年前。高校時代。恋人の死。「喪失感」から始まる魂の彷徨の物語。落ち葉の匂いのするファーストキスではじまり、死を予感させる無菌状態の中でのキスで終わる。
感想・レビュー・書評
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当時、多くの人たちが涙し「セカチューブーム」という社会現象を巻き起こしましたね
わたしも巻き込まれ、映画もドラマも観ましたw
小説はまだ読んでいなかったので手にとってもみました
映画、ドラマ、小説では内容は少し違うかもしれませんが、ご存知の通り、朔太郎とアキの青春恋愛物語
二人が高校生っていうのがまたいいですね
ピュア!
大好きなアキのために必死になる朔太郎がまたいい!
そして、小説でもやはりありました
あの、有名なシーンが!
空港で搭乗手続きに向かう朔太郎
そのとき後ろで物音が…
振り返るとアキがソファーの下に倒れていた
「助けてください」
「お願いです、助けてください!」
「お願いです、助けてください!」
朔太郎の悲痛な叫びが空港中に響き渡る
そして声はしだいに小さくなっていく…
懐かしの「セカチュー」当時と変わらず感動でした。゚(゚´Д`゚)゚。
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「人間は忘れていくんだよ。生きていくために」
「天国ってのは生き残った者が発明したもんだ。いつかまた、きっと会える。そう思いてぇんだ。俺なんか未だに、この世に未練があって未練引きずりながら生き残ってる。残されたもんにできるのは、跡片付けだけだよ」
「今日じゃなきゃ、だめなんです!!!
次なんて....もうないよ」
生き続け過去と向き合う葛藤
死に向かい未来に対する葛藤
人は今この瞬間しか変えられないのに
変わらない過去と
分からない未来を
考えては思い悩む
ああすれば良かったのにとか
こうなりたいとか
願う
今を大事にすることは
素敵な過去を作り
理想の未来への一歩となる
過去に執着せず
未来を恐れず
今を生きよう
世界の中心は、ここにある今だと僕は思う。 -
「君の膵臓を食べたい」を読んだ時は涙涙だった。似た設定だけど、この作品は静かに読むことができた。アキの生きていた過去といなくなった今が別物ではないと感じてしまう。死は生につながっている。肉体がなくなってしまう物理的死は耐えられないが、心の中では思い出や声を聞くこともできる。朔太郎のおじいさんの言葉も深みがあり、心に響いてくる。
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昔、映画も見た。ドラマも見た。
そして突然今原作が読みたくなった。
凄く純粋なお話しだな~相手が病気ってだけで悲劇な話になっちゃうけど、
それだけじゃなく清んでて、キレイなお話しだった。
映像でもそうだったけど、おじいちゃんの存在は大きいね。 -
映画を見てから読んだ。意外と面白いとは感じなかった。
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映画とドラマがとても好きで当時はDVDも持ってました。ドラマ版の特典のカセットテープをよく聴いていました…。
原作は初読み。朔ちゃん頭良い設定に驚きました!あとアキとも幼なじみみたいな設定でしたね。
より哲学的な印象があり、そしてより淡白な印象。映像化の方が泣く要素が積み込まれているのは当たり前ですが。
しかし冒頭の〈朝、目覚めると泣いていた〉はあぁセカチューだ…と平井堅さんと柴咲コウさん両主題歌が頭に流れながら読んでました。 -
中学生の時に借りて読んだ
懐かしい〜「セカチュー」!
映画やドラマ観た……ウン
有名なシーンは……覚えていますw
。・゚・(ノД`)・゚...
懐かしい〜「セカチュー」!
映画やドラマ観た……ウン
有名なシーンは……覚えていますw
。・゚・(ノД`)・゚・。
毎週、ドラマを楽しみにしていた記憶がありますw
年をとって涙腺がゆるくなったせいか...
毎週、ドラマを楽しみにしていた記憶がありますw
年をとって涙腺がゆるくなったせいか、小説でもあのシーンを読んでいるとウルウルしてしまいました(´Д⊂ヽ