- Amazon.co.jp ・本 (374ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093861175
感想・レビュー・書評
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「雨の日になったら様子を見に来るから」
とう言って亡くなってしまった妻が幽霊になって戻ってきた。
それからは幸せの風景。
また消えていなくなってしまうという思いもどこかに残しつつ、幸せに過ごす彼らの日常は、平凡で満ち足りていた。
ただ、すこし長いな、と飽きていた頃。
息子がお母さんに「ごめんなさい」と謝り、ためこんでいた気持ちを伝えた。
そのシーンはとてもよかったと思う。
最後に、たくされた手紙で、謎が明かされ、すっきりとした気持ちになった。
ああ、そして繋がるのか。
澪という女性は、とても強かったのだなぁ。
そう心から思え、読み終えた後、パラパラと彼女がまた現れるところまでページをめくった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
<閲覧係より>
シンプルでまっすぐな家族愛。
限りない優しさに包まれるベストセラー恋愛小説です。
2004年 映画化
キャスト/竹内結子・中村獅童
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所在番号:913.6||ICT
資料番号:20075556
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感動
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すごくいい小説!
ゆうじがいい!
たっくんがいい!
思い出の小説! -
DVDを見て面白かった。
オチは知っている。
でも、暇だから読んでみた。
純愛サイコー
「これは恋だ。」
「そして同時に不安でもあった。」 -
期待や希望がないと、未来はやって来なくなる。絶望って思ってるよりもすごく辛いことだな。
そう考えさせられた。
過去にすがるしかないなんて、カッコ悪い感じだけど、そこそこ幸せなペンギンは可愛いよね。
ファンタジーは素敵。
死ぬことがわかっているのに、自らその道を選択することが、愛しているという事なのかな。きっと僕もそうしよう。 -
1日で読み終わりました。
なんだか、満たされて、切なくて温かくて、たまらない気持ちになりました。 -
最期にすべてが解き明かされる。
人間像に現実味がないような気がする。とにかく良くできた物語らしい作品。
世の中の人々が、こんな考え方をしていたのならもっと幸福に満ち溢れているだろうに。
とても読みやすかったです。 -
2013/1/21
913.6||イチ (3階日本の小説類)
6歳の息子・祐司は、「雨の季節になったらママは必ず戻ってくる」と言い残して亡くなった母・澪の言葉を信じていた。
司法書士事務所で働く父・巧も、あり得ないと思いながらも、梅雨の訪れを待っていた。
そして、梅雨の季節が訪れたある週末、いつものように森を訪れた2人は、工場跡地で澪に再会する。
わずか6週間の出来事が、2人に永遠に生きつづけるかけがえのない心の宝を与えてくれます。