いま、会いにゆきます

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 5793
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  • Amazon.co.jp ・本 (374ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093861175

感想・レビュー・書評

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  • 強い運命に繋がれた2人ということかな。残念ながら私の現実はそんなにロマンチックではないけど、お互いのことを想いやれるのは素敵ですよね。

  • 苦手なファンタジー要素が入っているけれど、そんなの関係ないくらい生活に溶け込んで市川さんの空気感を表現している。息子が…可愛い…

  • 地の文が「ぼく」の語り方で、それが心地よくて、その分切なさが加速されました。

    市川拓司さんの本はこれが3冊目なのですが、
    どれも切なすぎて、悲しくてたまらなくなるのに、
    優しい空気に溢れたその世界が羨ましく思ってしまうのです。

    こんなに純粋で美しくて切ない体験はしてないけど、なんだかどこか懐かしい気持ちにもなりました。

  • 泣いた記憶

  • この本は、昔に父の部屋で見かけたので知っていました。
    しかし市川拓司の名前も知らなかったし、映画にもなっていることも知らなかったので、読むには至りませんでした。
    そんな中「そのときは彼によろしく」という作品に出会って、その著者が市川拓司だと知り、読んでみることにしました。

    読み始めてわかったことは、これは夫婦の恋と親子の愛の心温まる物語だということです。
    その中でも特に印象に残った『アーカイブ星』という死後の世界を表す言葉は、早すぎる母親の死を息子に伝える精一杯の父親の優しさが溢れる好きな言葉です。
    読んでいて心温まるエピソードの数々は、ほっこりすると同時に、終わりに向かっている現実にどこか虚しさを感じました。

    主人公の巧は内向的な性格でどこか私と似ているようです。
    しかし澪の死を受け入れ、期限付きの恋をする巧は強いと思いました。
    終わりがあるとわかっているのに恋をする勇気は私にはないです。

    市川拓司の作品は言葉選びが優しく、中でも「いま、会いに行きます」はまるで絵本を読んでいるような気分になる心落ち着く作品です。
    もっと早くに読めばよかったなと思いました。

  • いま、会いにゆきます

  • 今まで読んだ本で、泣けた本は初めてです。

  • ただ、その人を純粋に愛するのみであれば、大変共感ができるはず。現実は小説よりも複雑か、、

  • ◆少しずつ貴方に慣れていきたい◆
    私の住む街並みが映画に出てくると知り、息子と一緒に映画館で観ました。映画にはよく知る風景が映っており、まだ小さかった息子と感動した事を覚えています。
    死んだはずの妻澪が雨と共に現れます。雨と共に去らねばならない限られた時間の中で起きる奇跡が、父と子の心に永遠に生き続けるかけがえのない宝を与えてくれます。哀しいけれど幸福な最高の恋愛小説です。様々な感動を与えてくれた思い出に残る作品です。

  • 書き方が初作品よりも上手くなっている。、
    ぞうの歌が気に入った。私も歌いたい。

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著者プロフィール

1962年東京都生まれ。獨協大学卒業。'97年からインターネット上で小説を発表。2002年1月、「Separation」で出版デビュー、いきなり同作がTVドラマ化される。次作「いま、会いにゆきます」は映画化され、100万部を超えるベストセラーに。他の著書に「恋愛寫眞――もうひとつの物語」「そのときは彼によろしく」「弘海――息子が海に還る朝」「世界中が雨だったら」がある。

「2009年 『きみはぼくの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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