きいろいゾウ

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 1897
感想 : 366
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  • Amazon.co.jp ・本 (434ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093861625

感想・レビュー・書評

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  • 内容を何も知らずに読み始めたけど、こういう不思議ちゃん系主人公の話は私には無理。
    それでも、ツマ視点だけならまだ読めたかも知れないけど、ところどころムコ視点での客観的なツマ描写が挟まれてるから、ツマの独りよがりさが浮き出てしまって、不愉快になるばかりだった。

  • 田舎に住む夫婦
    ツマとムコさん
    ムコさん小説家
    アレチさんセイカさん・・・近所のひと
    登校拒否児の大地君

    つまの語りとムコさんの日記で綴られる

    ムコさんの背中には色鮮やかな鳥

  • 分かりにくい部分もありましたが、夫婦の生活、夫婦の時間を大事にしたくなりました。
    ツマさん可愛いなあ。

  • 痛くてしんどい。けれど、何だか読んでしまう、
    そんな不思議な世界観。

    現実と空想にあえて区別をつけない感じが独特。
    1語1句考えながら読み進めてしまうと、
    何だか戻ってこられない感じがしてしまうので、
    何も考えないで読み進めるのがいいのかも。

  • 本を読んでいると
    淡~く、そして温か~い水彩絵の具の色がイメージされるほど
    とてものほほんとする出だし。

    けれども、テンポが遅く
    さらに途中から、読んでいてしんどい方向にいったため
    頑張って読むほどでもなかったかな…
    て思いました。

    映画で見ると、また違うのかな?
    機会があればそちらを見てみようかなと思います

  • 正直云うと嫌いな部類に入る。
    お勧めしてくれた文友に何て感想伝えようか困ってる。
    面白い会話のやり取りもあったし、大地君は好きな感じなんだけど。
    なんだろ、仲の良い夫婦の描写があざとく見えてしまったりツマの感受性豊かな描写がただ依存心強い危ない人と見えたり、過去の恋人もその夫の登場の必要性もわかんない。乗り越えるトラウマとその障害を消化して成長する様を書きたいならちょっとうっとおしい。
    私が狭心で想像力無い性格の皮肉れた奴だからそう感じるんだと思う。

  • 子どもって、どこから大人になるんだろう。
    年齢ではなく、いったいどんな基準で
    「えーみなさま、わたくし、ただいま大人になりました」
    ってなるのかな。
    改めて考えてみると、不思議ですね。

    大きな自然の中で、
    人や動物とのつながりや温もりを感じながら、
    ムコとツマはこれからもっといい夫婦に
    なっていくんだろうな、と思いつつ本を閉じました。

  • 正直、読みにくいと思い、なかなかページが進みませんでした。読み終わった今でも、登場人物がよくわかっていないと思います(笑)
    ようやく話に入り込めるようになったのは大地君と洋子ちゃんが出てきてから。大地君の年の割に大人っぽいところや、恥ずかしいことの話をツマさんと話すところは好きな場面です。ムコさんとツマさんの夫婦がお互い思いあい、必要としていることが伝わってきて、ほんわりした気持ちになれました。
    もう一度読めば、もっとわかることがあるのかもしれません^^;

  • なかなか良かったです。ほっこりしました。繊細な心を持った女性と秘密を抱えた男性の、夫婦の話でした。

  • いつも一緒にいるパートナーだったりとか、道端の草木だとか、お隣さんとの何気ない会話だとか。


    僕らが何となく こなしている事柄。
    僕らが何となく 目にしている風景。
    僕らが何となく 当たり前だとも思わず、有難いとも思わない。


    そんな、事を思い出させてくれる一冊。
    映画が 宮崎あおいと向井理だってんだから、スゲー癒されそう。


    映画も見たいなー。

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著者プロフィール

1977年イラン・テヘラン生まれ。2004年『あおい』で、デビュー。07年『通天閣』で「織田作之助賞」、13年『ふくわらい』で「河合隼雄賞」を、15年『サラバ!』で「直木賞」を受賞した。その他著書に、『さくら』『漁港の肉子ちゃん』『舞台』『まく子』『i』などがある。23年に刊行した初のノンフィクション『くもをさがす』が話題となった。

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