きいろいゾウ

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 1897
感想 : 366
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  • Amazon.co.jp ・本 (434ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093861625

感想・レビュー・書評

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  • ほわーっと最後は優しい気持ちになれる。
    高校生が、これスキーって言ってたのは周りの子より、ちょっとだけいろんな経験をした子だったからかな。

    大人になって読むと、じんわり染み入ることが多そう。

    久々に映像を見たいと思いました。

  • 灯油の下に敷いてた新聞に紹介が出ていて、入れる度に気になっていたので読んでみた。

    背中に鳥のタトゥー作家のムコさんと不思議な声が聞こえるツマの田舎での日々を回りのいろんな人たちとの関わりを描いたお話。

    なぜムコさんにはタトゥーがあるのか、なぜツマはいろんな声が聞こえるのか、ファンタジーとミステリーを組み合わせつつ話が進んでいく。

    話は長かったが、紡がれたことばは胸にくるものがあった。

    不思議な声は聞こえないけれど、風の音に少し耳を傾けてもよいかなぁと思った。眠ってしまわないように注意だな(笑)

  • 長かった。なんでこんなに長いの?ってくらい、長かった(^^;;
    でも、物語の世界にどっぷり浸かることができた。好き嫌いが分かれそうな作品だけど、私は好きだった。

  • ツマの気持ちがよくわかる。言葉にできなくてもどかしい。でもツマは子どもみたいに素直なところもあって素敵だと思った。ムコさんの受け止め方も素敵だと思った。ご飯が美味しそうだった。

  • 2015/04/03 読了。
    何年も前に購入していたが読んでないことに気づき読んだ。
    平木というばあさんの言葉がしみてしみてじわっとした。なんやかんやと五日間ぐらいかけて読んだんだけど一気読みせずにじわりじわりと読んでよかった作品です。5年後とか再読してどう思うか楽しみではあります。5年ぐらいしたら再読してみよう。映画のキャストを知ってしまっているのでイメージが焼き付いてしまって私個人の単純脳みそのせいなんだけど残念。

  • ツマからムコさんへ、ムコさんからツマへ。ながいながーい、でもけっして甘くないラブレターような本でした。

  • 好きじゃない

  • 読了後、本を閉じて、数秒後に涙が滲んでくる、そんな本でした。きっとこれは究極の夫婦愛の小説。過去に昇華できない何かを隠しながらも、お互いを必要として守ろうとしている。表現は変われど繰り返される言葉に心が安らぐ思いがしました。甘さより際立つ不思議さ。2人の会話の妙。でも読みながらしっくりとその世界にはまっていく気がしました。アレチさん、大地君、カンユさん、きいろいゾウと少女。全てが本当に良いポジションで良い仕事をしている感じ。感想も上手くかけないけれど、西さんが意図したことを私は理解できているのかしら…。

  • 心あたたまるお話でした。お互い必要とされ、必要とされる繋がりの中で生きていけるということ、最高に幸せなことだと思う。幸せのカタチが小説の中でうまく表現されていて、癒された。

  • 静かできれい。心に寄り添ってくれるような感覚。

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著者プロフィール

1977年イラン・テヘラン生まれ。2004年『あおい』で、デビュー。07年『通天閣』で「織田作之助賞」、13年『ふくわらい』で「河合隼雄賞」を、15年『サラバ!』で「直木賞」を受賞した。その他著書に、『さくら』『漁港の肉子ちゃん』『舞台』『まく子』『i』などがある。23年に刊行した初のノンフィクション『くもをさがす』が話題となった。

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