下町ロケット ゴースト

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  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093865159

感想・レビュー・書評

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  • 「下町ロケット」三作目。あれ、なんかトーンダウンしてる?

    一作目、二作目と主軸に置かれていた「モノづくりへの情熱」よりも知財を巡る法廷闘争にページが割かれているような。まあ内容としては次作の「ヤタガラス」の序章的な扱いのようなので、仕方ないのでしょうか。

    面白いことは面白いのですが、でも敵の弁護を崩す一撃となるのが弁護士のプライベートの会話の録音ってヒネリがなさすぎでしょう。

  • 正に、爽快。
    単純明快な勧善懲悪。
    しかし、最後まで読んで頭の中で『?』が浮かんだ。
    そして、最後のページを捲ると……
    そこに、完全決着の文字が。
    まだ、続きがあった。
    この、ハラハラドキドキの物語の続きを読めるのは、本当に夢のような時間だ。

  • ヤタガラスを読んでみたらこのゴースト読んでいないことに気づいて読んでみた。ギアゴーストのトランスミッションに使うバルブの開発場面がはらはらしてよかった。ドラマと重なってまた改めて楽しませてもらった。この後、ヤタガラスに続くということなんだよね。やっぱりゴースト→ヤタガラスの順番に読むべきだったかな。

  • 相変わらず読みやすいしテンポもよい

  • テンポの良いストーリーで2日で読了。ギアゴーストが逆転を演じていく過程が痛快でした。今回は佃製作所の影が薄かったけれどこれはこれで。
    ラストがすっきりしなかった。この先が気になります。

  • 宇宙から大地へ。自作は秋発売とのことで、この“下町ロケット ゴースト”はそのプロローグ的な作品かなあ...いづれにしても、殿村が去った後の佃製作所、ダイダロスと資金提携を行ったギアゴースト、宇宙航空企画推進グループへの移動の決まった財前などなど、今後のストーリー展開が気になります。

  • 前編のようです。
    読応え抜群です。一気読みしてしまいました。

    これから始まる大きな物語の序章にすぎないのではとワクワクしてます。
    というのも佃製作所の話というよりも
    人間関係等を主として
    これから敵対するであろう会社との経緯の
    構想を描かれています。また去りゆく仲間も
    後半必ず深いところで出てくるとニラんでます。
    といった妄想しながらこれだけは、
    はっきり言えます。

    秋頃次回作が発売まで待てません!

  • ガウディ開発に成功したその後の佃製作所が描かれる第3弾。
    これまでの競争環境が変わる中、佃製作所にも変化が訪れる。

    これまでの主要人物達に加えて、新しく登場する魅力的な人物達。
    一気に読了に至った。

    いくつも張られた伏線がどうなるのか?第4弾に向けてのプロローグ的な内容ながら、
    それでもいつも勧善懲悪は健在で、スカッとする内容。
    きっとハッピーエンドは想定されるものの、それに至るプロセスは実に楽しみ。
    一刻も早く続編を読みたいし、ドラマも観たい。

  • 第一作目と比べると、構成が似ていてちょっと物足りない感じがしました。
    天才・島津の天才っぷりとか、佃製作所内の人間関係の深まりなど、もっと見てみたかった気がします。

  • 本作は、佃製作所の新たな挑戦を描いた物語です。
    佃製作所は、宇宙ロケットの技術開発で培った技術を活かし、農業用トラクターの無人化を目指します。そのために必要なのが、衛星測位システムを利用した自動運転技術です。帝国重工の財前道生とタッグを組み、準天頂衛星「ヤタガラス」を活用した自動運転技術の開発に着手する。しかし、いつも通り、帝国重工内部での権力争いや、ライバル企業の妨害など、さまざまな困難が立ちはだかります。
    それでも、佃製作所は技術力を信じ、仲間を信じて、開発を進めていきます。そして、ついに無人トラクターの開発に成功し、日本の農業を大きく変えていくのです。
    ただ、本作では相手がいつもの大企業ではなく、中小企業だというのも熱いポイントの一つです。

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著者プロフィール

1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。98年『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。2010年『鉄の骨』で第31回吉川英治文学新人賞を、11年『下町ロケット』で第145回直木賞を、’20年に第2回野間出版文化賞を受賞。主な作品に、「半沢直樹」シリーズ(『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』『アルルカンと道化師』)、「下町ロケット」シリーズ(『下町ロケット』『ガウディ計画』『ゴースト』『ヤタガラス』)、『空飛ぶタイヤ』『七つの会議』『陸王』『アキラとあきら』『民王』『民王 シベリアの陰謀』『不祥事』『花咲舞が黙ってない』『ルーズヴェルト・ゲーム』『シャイロックの子供たち』『ノーサイド・ゲーム』『ハヤブサ消防団』などがある。

「2023年 『新装版 BT’63(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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