下町ロケット ゴースト

著者 :
  • 小学館
4.01
  • (254)
  • (462)
  • (210)
  • (14)
  • (3)
本棚登録 : 2838
感想 : 323
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093865159

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 結論は見えているものの、やはり熱い。
    農業に話が繋がりそうで繋がらないまま話は終わる。
    次作を待て。
    そんな話。

  • 最後の最後まであきらめない佃社長と神谷弁護士、そしてギアゴーストの社員。

    一つ一つの可能性をあきらめずに探す。たとえそれが結果として、まったく身を結ぶことがないとしても....
    結果がすべてだという人もいるけれど、私個人的にはプロセスが一番重要なことであると思う、人間として成長していくうえで。

    この本は、次巻のヤタガラスに向かううえで必ず外せない本の一つである。

  • ドラマ原作なので放映前に読みたかった。
    先に展開を知っているとハラハラ感がない。
    またテレビの方が意外な伏線はつてたり内容が濃くなってる。
    会社や人間関係をなんとかしたいと考える登場人物たちには共感する。

  • 安定の面白さ。
    ただ前作との繋がりがあるので前作を読んでから読むのをお勧め。
    あとこのあとの「ヤタガラス」にそのまま続きます。
    これだけでは完結しないです。

  • ドラマ放映と同時に読み始め。
    登場人物が映像で頭に浮かぶから、よりイメージが入りやすい。
    池井戸作品の本領発揮。
    いつものパターンなんだけど、それが心地よくて、またまたハイスピードで読み進めてしまう。いざ、ヤタガラスへ。

  • テレビドラマを見て、どうしても読みたくなってしまいました。「下町ロケット ゴースト」、一気に読んでしまいました。熱血佃社長の行く手には様々な試練が。でも、全社一丸となって、困難に立ち向かう。協力してくれる人、理解してくれる人の助けもあって、難局を切り開く。いつもながらの水戸黄門パターンだけどやっぱりハラハラドキドキしながら、最後は正義が勝って、人情があって何だかとてもうれしくなる作品。このパターンに少々飽きてきたようなところもあるけど、一気に読ませてしまう池井戸潤さんの語り口はさすが。そして、やっぱりと思いながら、読後は爽快。とても楽しく読むことができました。

  • 2018.10.6.読了
    宇宙、医療、に参入し成功を収めてきた佃製作所は今度は農業機械に焦点を定め部品開発にいそしんできた。ある日、大口顧客ヤマタにから新型エンジン採用の件を白紙に戻し、新興エンジンメーカーダイタロスに変えると通告されショックを受ける佃。父親の病気から休暇を取り、農作業にせいを出す殿村を訪ねた佃は、殿村に頼み殿村のトラクターを長時間運転しながら高性能トランスミッションの開発に活路を見いだす。
    佃はヤマタニからトランスミッションは新興企業ギアゴーストから採用していると聞き、ギアゴーストの社長伊丹にトランスミッションのバルブ採用よコンペに参加させてほしいと申し出る。ギアゴーストの社長伊丹と副社長島津は帝国重工の異端社員であり独立して二人で起業していた。
    ようやくギアゴーストのミッションに合うバルブ開発に至った佃製作所だったが、そこでギアゴースト自体が特許事案に巻き込まれ存亡の危機に立たされる。誠実なビジネスこそ本道とギアゴーストの危機をなんとかしようとする佃だったが…。
    この作品は前編で後編はヤタガラスという題で10月に出版されるらしいです。知らなかったけれど最後の数ページまではバルブとかトランスミッションとかさっぱりわからない私でもとても楽しめました。でも、最後、あれ?どうなるの?と思ってたらこれが前編だと知り納得!後編、どのように話しを膨らませられるのかとても楽しみです。

  • 第3弾 上巻、でした。殿村の退職で大きな転換があり、ギアゴースト、ダイダロスの登場など役者は揃いそのキャラクターのBackgroundの説明も済んだので、下巻の盛り上がりに期待します。

  • 今回は、トランスミッションのバルブに挑戦。
    新興エンジンメーカーであるゴースト社が開発している新型エンジンに佃のバルブを提供すべく、大手バルブ会社と競争する。
    しかし、そのゴースト社は企業買収の罠を仕掛けられ進退窮まり、財務的には優良企業である、佃に援助を求めるのだが・・・
    次回作ヤタガラスへの繋ぎ話であるが、ゴースト社創業者が重工時代に切り捨てた、系列会社経営者の復活と、重工への復讐が成し遂げられるのか注目だ。
    それにしても、メーカーって顧問弁護士ごときに、自社の特許的な開発情報まで、アクセスできるような体制なのだろうか?

  • 新たにトランスミッション分野に参入したい佃製作所。

    色んな敵、味方が現れ やれコンプライアンスだ! ほら正義だ、モラルだ!
    過去に帝国重工に煮え湯を飲まされた人達が暴れまくりです

全323件中 41 - 50件を表示

著者プロフィール

1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。98年『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。2010年『鉄の骨』で第31回吉川英治文学新人賞を、11年『下町ロケット』で第145回直木賞を、’20年に第2回野間出版文化賞を受賞。主な作品に、「半沢直樹」シリーズ(『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』『アルルカンと道化師』)、「下町ロケット」シリーズ(『下町ロケット』『ガウディ計画』『ゴースト』『ヤタガラス』)、『空飛ぶタイヤ』『七つの会議』『陸王』『アキラとあきら』『民王』『民王 シベリアの陰謀』『不祥事』『花咲舞が黙ってない』『ルーズヴェルト・ゲーム』『シャイロックの子供たち』『ノーサイド・ゲーム』『ハヤブサ消防団』などがある。

「2023年 『新装版 BT’63(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

池井戸潤の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×