- Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093875776
感想・レビュー・書評
-
僕には評価をする事が難しい異世界ものです。不思議の国のアリスのように不思議な街に迷い込んで一目ぼれした相手を追いかける話ですが、荒唐無稽がどうとかいうよりも食べる場所が極端に少ない蟹を食べているような気分になります。
こういうテイストが一部では需要があるのでしょうか。藤谷さんの不思議で下世話な世界観は好きなのですが、これは個人的に受け入れがたかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
たなだ君いいと思う
-
感想
掴もうとするとヌルリと逃げていく。異世界に迷い込むというより文化の違う隣の町に迷い込んだよう。たなだくんは何を追いかけるのか。 -
なんと愉快で、酔わせてくれるんだろう。悪酔いしないし。爽快!
-
たなだくん頭悪いしキモい
-
これは変わった本だなぁ。異世界と言う点では伊坂幸太郎にも通じるような気もするけれど、同じではないし、著者に興味を持ちました。
-
むちゃくちゃな話なんだけど、このころの藤谷さんの作品は弾けていて面白い。
-
三章に差し掛かったところで止まってる。
キルケゴールの不安のような、あそこまで細かくはないけど、その雰囲気が印象に残った。
まだ話は滑り出したばかりで、たなだくんが一心不乱に彼女の背中を追いかけ続けている熱っぽいところが面白い。 -
片手間に読んでしまったせいで、面白さ半減してしまった気がする。しかし好みの本なら片手間なんかに読まないから、これは好みではなかった証拠になる。この物語は、簡単にいってしまえばドタバタラブコメディ。アリスが時計うさぎを追いかけるように、一目惚れした女性を追いかけ不条理な世界に迷い込んだ男。正直この本に描かれる不条理の世界はわざとらしくてピンとこなかったけど、たなだ君がまばさんに語りかける言葉は、胸に染みたかなぁ。ネタバレだけど、ラストらへんの「僕はあなたを、愛していないと思います」からの流れは秀逸かも。
-
ものすごく変な話。読み始めは突っ走る主人公にも、次々に登場する奇妙な人たちにも、すぐ脱線する会話にもなじめず、くらくらした。しかし読み終わってみれば「もしかしていい話だったかも?」と思えたから不思議だ。ぐにゃぐにゃしてつかみどころがなく、読んでいると平衡感覚を失う話だが、嫌いではない。くどいようだが、文章で酔ったのは初めてだ(笑)。
-
恋をすると何も見えなくなるのね!なんか話はあんまりよくわからなかった。
-
いつかノイタミナでアニメで見たい作品です。みんな素晴らしきキ○ガイです。
-
藤谷さんの書くリズムが、ときどき、たなだ君の言葉を
となりで、耳で聞いているような気分になりました。
ファンタジーなんだけど、夢の中では感じられないような
ものがちゃんとある、たなだ君の行った街。
冴えない日々を送っていた冴えないたなだ君だけれど、
目の前に突然生まれたきもちに
まっすぐにつきすすむたなだ君は、とても魅力的で、
なんだか応援したくなってしまうのです。
あははと笑ってしまったところ
「慌ててグレープフルーツジュースを飲み干そうとすると
氷が喉を直撃してさらにむせ返り、ぽんとやけに気持ちのいい
音がして口から氷が飛び出して目の前のスープの残りにぼしゃり
もう本当に僕なんか死んだほうがいいかもしれん。」
恋っていいなぁとしみじみ思ったのでした! -
<内容>道ばたで会った女性(しかも後ろ姿)に、一瞬にして恋に落ちてしまった主人公・たなだ君は、それから2日間、命の危険に身を晒し、投獄され、さまざまな災厄に巻き込まれ……。 おもしろキャラ全開の個性的かつ気になる登場人物、どこまでも果てしなく飛んでいく妄想の膨らませ方で構築する世界観及びそのディテールによる、全く新しいラブ・ストーリー。
-
恋するということはこんなふうにみっともなく恥ずかし気もなく突っ走ることなのかもしれない。
-
子供向けかなぁ。
ファンタジーすぎて、ようわからんという感じ。
チャーリーとチョコレート工場を読んだ様な。
あんまり好きじゃない。 -
恋ねぇ・・・
-
自分がずっと乗りたかった車に乗る主人公、たなだ君。
そこにひかれて読み始めました。
落ち込んだときに読んだので、なおさら勇気付けられました。
人生、捨てたもんじゃない!って思い出せる話でした。