千里眼 (小学館文庫 R ま- 2-2)

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  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (571ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094032529

感想・レビュー・書評

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  • 人の心理が表情や目の動きに出ちゃうのが面白くて私も気をつけなきゃと面白いです。
    美由紀はどんな世界でもやるだろうな。
    まさかの展開でラストびっくりしました。

  • 友達から借りて読みました~。
    アメリカにいると、日本のエンタメ情報に疎くなるためか、この作家さんも『千里眼シリーズ』のことも初耳でした。

    予想しなかった大スケールとアクションにびっくり。
    一気に読めた。
    友里が阿吽拿だと知ったときは、「え~~~~!!」と叫び唖然としてしまった。
    しかも、前頭葉を掻き出して、意志をなくさせる。ってかなりショッキング。

    しかし、美由紀はカウンセラーに向いてないんじゃないか~?
    カウンセラーとして優秀かもしれないけど、あんなに法を犯して突っ走っちゃって、どっちかというと刑事とかのほうが向いてるんじゃないか。血の気が多いような~。

    まぁ、違法行為しても人が救えたからいいものの。。。

    でも、この世の中、新興宗教が敵になる。って怖い。
    救いを求めるのが宗教なのに、宗教で人を壊すって恐ろしい。

  • 2015.03.29.読了

    数年前に一度読んでいますが、
    所々しか覚えていませんでした。
    本当に覚えていない事が大きく、
    虚しく感じる今日この頃です。

    千里眼シリーズを先日昔の上司から送ってもらったので
    これから少しずつ読んで行きます。

  • いや〜、久々の痛快オモシロアクション大作(^o^

    私は世情にうといので全然知らなかったが、
    大ベストセラーだというのも宜なるかな(^ ^
    エンタテインメントとしては文句なしのストーリー(^ ^

    物語は、イキナリ冒頭で国家的危機に陥って、
    それを「スーパーな主人公」がほぼ個人プレイで防ぐという
    ほとんど「007」シリーズの世界(^ ^

    東京湾上空で戦闘機がミサイル撃ち合ったり
    「荒唐無稽にも程がある」感じではあるが、
    ここまで突き抜けてると頭を空にして楽しめる(^ ^

    さらに兵器やら、物語の肝である「カウンセリング」
    「催眠」「読心術」などについては、
    とても丁寧にディテールを描写しているので、
    妙なリアリティもあるという振り幅の広さ(^ ^

    それ故か「んなアホな」と言いつつも
    結構はらはらどきどき感情移入できる。
    いやストーリーテラーとして並々ならぬ実力と見た(^ ^

    ただし...一点、大きく気にくわない点が....
    この人の漢字とひらがなの使い分けが心地よくない(^ ^;

    妙に簡単な単語を、敢えてなのかひらがな表記して、
    でもそれがリズム感を良くするわけでもなければ
    やわらかい雰囲気を出すとかの効果も上げていない、

    乙一さんなんかは、この使い分けが絶妙で、
    ふうわりした雰囲気を醸し出すために
    ひらがな表記がとても効果的なのだが...
    この作者の場合は、それとまったく違う(^ ^;

    はっきり言うと「単に読みにくい」と私には見える(^ ^;

    ま、その分を差し引いても、話が面白いので
    じゅうぶん楽しく読める(^ ^

    次から次へと襲いかかる危機。
    一向に見えてこない「敵」の姿。
    まさかの裏切りやどんでん返しなど、
    息をもつかせぬ展開でどんどん読み進む(^ ^

    古本屋で「たまたま」手に取った一冊ですが、
    続編も即買いしてしまいました(^ ^

  • 再読。千里眼シリーズ第一弾。
    自衛隊出身の臨床心理士、岬美由紀が主人公。
    新興宗教と国家危機、意外性はあったが、犯人がわかったあともアクションシーンが続くのが余分だった。

    この小学館文庫版は絶版。
    角川文庫で再販する際、大幅に加筆修正して、角川文庫版が正式なシリーズとなっている。
    従って、小学館文庫版は現在のシリーズとつながっていない部分があるとのこと。
    そういう意味では貴重なシリーズ第一弾であろう。

  • 早い展開で物語は進むが、ラストに向けての収斂はなかなか見事な出来映え。
    ただ、物語が荒唐無稽すぎる気がする。

  • ある程度予想は出来たけどまさかまさかで続きが気になって、最後とか速読状態になるほどでした。アクション映画のように、そして某小学生探偵の映画も脳裏に思い出されるような疾走感があって読んでいて手に汗握る思いで一気に読んでしまいました。美由紀さんが万能すぎて20代で完璧で尊敬します。蒲生さんはまた出てくるのかな。二人の会話が楽しいので次回も期待したいです。

  • 後半からの予想を超える展開にページをめくる手が止まらなかった。
    自衛隊からカウンセラーになった岬美由紀。その上司の友里佐知子。刑事の蒲生に、自衛隊時代の上司・仙堂。恒星天球教。
    すべてが上手く絡み、話の展開を読みにくくさせていた分、後半の衝撃はすごかった!

    松岡圭祐の本は外れなし!
    まだ4~5冊だけだが、それでもすべて面白い。

  • めっちゃ面白い!!
    こんな面白い本に巡り合えて本当に幸せです。

  • スーパーヒロイン大活躍のとっても楽しいお話。

     どんでん返しも二重三%E

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著者プロフィール

1968年、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作「千里眼」シリーズは累計628万部超。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化、ブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞。『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』は19年に全米翻訳出版。NYヴァーティカル社編集者ヤニ・メンザスは「世界に誇るべき才能」と評する。その他の作品に『ミッキーマウスの憂鬱』、『ジェームズ・ボンドは来ない』、『黄砂の籠城』、『ヒトラーの試写室』、「グアムの探偵」「高校事変」シリーズなど。

「2023年 『高校事変 16』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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