- Amazon.co.jp ・本 (557ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094037920
感想・レビュー・書評
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難しすぎず読みやすい本でした。
伏線を感じなかったので物足りないといえばそうですが、本の厚さの割にはそれなりに早く読み終えました。
映画やゲームでも出てきそうなシーンが多いので、ワクワクしながら読めました。
感嘆符がないのに思わず笑ってしまったところなど、松岡圭祐さんの文章のつくりのうまさを感じたところがあります。
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昔読んだ本
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今回は、いよいよメフィスト・コンサルティングとの最終決戦となります。
世界各地で人体が発火するという事件が起こります。イギリス王室のシンシア妃は、なぜか自分がこの事件の被害者になると訴え、嵯峨が彼女のカウンセリングをおこなうことになります。やがて、この事件にはアメリカが開発した「ディフェンダー・システム」がかかわっていることを知ります。
さらに、ダビデが日本に亡命をしたという報せが美由紀のもとにとどきます。ダビデは、メフィスト・コンサルティングの新たな総裁となったマリオン・ベロガニアと対立し、組織から離れたというのです。美由紀は、ダビデのあいかわらずのキャラクターに翻弄されながらも、ディフェンダー・システムを悪用して世界を支配しょうともくろむメフィスト・コンサルティングに戦いをいどみます。
「コンピュータ・ヒプノタイズ」というSF的な設定と、ダビデのキャラクターによるコミカルなストーリーが利いています。個人的には、シリーズ中でもっともおもしろく読むことができた作品です。 -
原因不明の人体発火現象が世界各地で多発。このニュースに英王室のシンシア妃は過剰反応を示し、バッキンガム宮殿にひきこもってしまう。王妃の状態を探るため、臨床心理士・嵯峨敏也は宮殿に招かれるが、彼は王妃とともに人体発火を目のあたりにする。事態の深刻さに気づいた嵯峨は真相究明のため、旧知の元航空自衛隊パイロットの岬美由紀に協力を求める。恐怖の事件の陰に、巨大な世界統治の謀略が横たわっていた。「千里眼」岬美由紀が、ついに宿敵メフィスト・コンサルティングとの最終対決に臨む。
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2015.06.27.読了
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人体発火衛星装置
シンシア妃・マリオン
嵯峨・リストラダビテ -
世界各地で起こっている謎の人体発火事件は嵯峨敏也がその現象から逃れる術を自ら体験して証明、そして岬美由紀も調査に乗り出したことにより、米国が防衛のために採用しているディフェンダー・システムが何者かに操られているせいであるとわかった。そんな時、かつてメフィストの顧問であったダビデが組織をリストラされたと美由紀の前に現れ、今回のこの乗っ取りはメフィストの新総裁・マリオン・ベロガニアの仕業だと告げる。ダビデを信じていいのか?それとも、これもメフィストの罠なのか?
今までメフィストの第一勢力として美由紀を散々騙してきたダビデが、新総裁の考えにはついていけないとメフィストを脱退、そして命を狙われる立場になったと美由紀を頼ってくる。美由紀同様、最後まで信じていいものか疑いながら読み進めることになるが、まさかそんなほんわかするラストになるとは。これで一応メフィストとは決着ということになるのかな?アクションはいつも通りであるが、今回は登場人物達の内面が描かれることが多かったかなと。美由紀も、初めて自分の中の自殺したい気持ちと向き合うことに。(しかしこの人はほんと極端・・・自分は世界の人全員を救える、全員を救えなかったら自分には価値がないみたいな・・・ちょっと理想が高すぎ、自分を高く評価しすぎ感が正直鼻につく時もある^^;)。嵯峨と美由紀のロマンスにも一応の決着?私はかなり”酷い”と思ってしまった。その断り方はきついよ嵯峨さん・・・やっと美由紀が普通の28歳女性になりそうだったのに! -
メフィストとの最終攻防。ダビデが出張ってます。
嵯峨さんともうまくいかずに残念。けどこんな非常時にも美由紀のために集まってくれる人たちが素敵。
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旧シリーズ。もう1人の主人公・嵯峨敏也が『遂に覚醒!?』宿敵メフィストに関する
謎が全て明らかになるだけに、スッキリした後味が残って
いい感じなんではないかと思う…ただ、スケールがデカ過ぎます!!