海が見える家 (小学館文庫 は 3-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094064391

感想・レビュー・書評

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  • あなたにとって、幸せとは何ですか?
    その幸せは、自分で選び取ったものですか?

    …わたしの感じたことは、すべて解説に書かれていました。

    わたしはどこで死にたいかなあ。

  •  お姉ちゃん、しゃあないなあ(^^;;。

  • 幸せは、千差万別。社会にでて何も考えず人並みに働き暮らす人生よりも、苦労するだろうけど自分の人生に向き合い、楽しみながら暮らしていく人生に憧れた。人生の選択によって、こんなに幸せに感じることがあるのかと新たに知れた一冊。

  • 田舎暮らしをしていた父の死を知らされた。海が見える家で遺品整理をはじめると意外な父の暮らしが見えてくる。生きる意味、幸せについて考えさせられる作品。

    会社で出世するのが幸せなのか。家庭を作ることが幸せなのか。趣味に没頭することが幸せなのか。
    幸せは他人と比較することでもないし、自分の幸せは自分にしかわからない。
    その中で自分の人生を楽しむ努力はしなきゃいけないんだと思った。


    文哉の言葉
    「自分の人生がおもしろくないなら、なぜおもしろくしようとしないのか。他人にどんな評価されようが、自分で納得していない人生なんてまったく意味がない」

  • ストーリーは単調だが、人生について考えさせられた。

  • 少し甘い感じも所々感じるけれど何も考えたくないほどに疲れてしまった状態で読んだからか元気だけは出た。
    自分がしたいことにあまり意味を持たせたくはないけれど素直に従ってみるのも案外面白いかも。

  • 離れて暮らしていた父の訃報を知り向かったのは海が見える家。つまらないと思っていた父の生き方が、転居先では人に優しく関わり、海から見る景色の美しさに魅せられて過ごしていたことに気づく。あとで知った父の思い。パソコンの画面の家族の笑顔が象徴しているように思った。1ヶ月でやめた会社を離れ、父の残した家で過ごすうちに、こんな生き方もいいんじゃないかと気づいていく。これからまだまだ色々なことがありそうだ。

  • おとうさん、ちょっといろいろあったけれど、海の近くて生き生きと暮らしていました。それを窺い知ることもなかった子どもたち。
    おとうさんの「たいせつなもの」。それはそうですよね。
    少しづつ本当のことが見えてくる。
    いい暮らしだなあ。ほんとうに。

    「エミリの小さな包丁」にちょっと似ています。
    海は生きている、ということ。
    ほんとうに生きている。ありがたいです。

    ↑あわせて読もう! でも、おなかすいてもしらないぞ~

    +++

    海の近くに親戚がいます。
    「家に鍵なんてかけないよ。だって誰か何か置いてってくれるからね」

  • 1ヶ月でブラック企業を辞めた直後に父が亡くなったと電話が入る。
    しばらく、父とは音信不通であり、長年勤めた会社を50を過ぎたばかりで辞めて南房総の田舎で暮らしていたことを知る。
    とりあえず、無職のため父の住んでいた家を処分するつもりで遺品整理を始める。

    そこで、父がどのように暮らしていたのか…
    亡くなってからわかる親のこと…
    そして、自分の今を考えて、どうしたいのか?見つめ直すきっかけになる。
    前に進まなければ、何も見えないよ、と背中を押してくれるような希望も見える。

  • スローライフって感じのストーリーで、
    海辺の生活感が漂った作品でした。
    こんな生活ができたら嬉しいです。
    読みやすい作品でした。

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著者プロフィール

千葉県生まれ。商社、出版社勤務を経て作家に。二〇〇六年『サッカーボーイズ再会のグラウンド』でデビュー。「サッカーボーイズ」シリーズ、「海が見える家」シリーズの他に『帰宅部ボーイズ』『ようこそ、バー・ピノッキオへ』『会社員、夢を追う』『太陽と月サッカー・ドリーム』などの著書がある。

「2022年 『サッカーデイズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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