すべて忘れてしまうから (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 1652
感想 : 88
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101003528

感想・レビュー・書評

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  • 他人に見せる用に着飾った人生じゃなくて、"そのまま"って感じのエピソードを読ませてもらいました。ほぼ全ての話を4ページでまとめている。すごい。

  • ドラマが良かったので、原作も読んでみた。お祖母さんとのエピソードがホロリと泣けて特に良かった。文中で、「僕たちはグラデーションの中で生きている。」という文章があって、それが心に残った。完璧な人生を歩んでいると思える人が、内心どんなことで苦しんでいるのか、他人には知る由もない。恵まれない境遇にある人が、必ずしも不幸かというと、そういう訳でもない。善人にも悪い一面はあるし、悪い人間にも良いところがある。表面的なところに捉われず、自分の気持ちを大事にして日々を生きていこうと思わせられるエッセイだった。

  • ドラマもいいけどやっぱり文字がいい。
    夜に少しずつ読みたくなる本っていう感想なんだけど、私は夜を待てずに夕方に一気読みしちゃった。

  • タイトルに惹かれて燃え殻デビューしてみた。
    眠れない夜に読むのにぴったりなエッセイ。
    すごくいいわけじゃないけど、何か良い。

  • また時間を置いて読みたい!
    燃え殻さんの違う作品も読んでみようと思う

  • 燃え殻さんのお名前は、よく書店やSNSでお見かけしていたけれど、作品を読むのは今回が初めて。
    「すべて忘れてしまうから」という言葉の響きと、新潮文庫の可愛らしい表紙に惹かれて、この度手に取ってみました。

    バスの中で、喫茶店で、銀行の待合室で。
    どこで読んでいても、燃え殻さんの文章から、何だか懐かしさや、寂しさ、愛おしさのようなものが込み上げてきて、泣けてしょうがなかったです。
    物悲しいのに、心地よさも感じる不思議な一冊でした。

  • 前作の「ボクたちはみんな大人になれなかった」より面白かった。
    こういうエッセイ大好物。
    大体2ページごとに区切られてるから読みやすい。
    この人に限らない話だけど物書きさんは言い回しが面白くて凄いなぁ。そして普通に生きてたら体験しないようなことが多いんだけどそれは何故??
    私とこの人の違いはなんだ。
    「サービスの国の住人たち」
    これ私のことじゃん…って思いながら読んだ。
    息をするように嘘をつくのもう病気かもしれない。
    ポインティ出てきて笑った。仲良いんだ笑

  • 読みやすい。

  • 好きだなぁ、燃え殻さん。
    佐伯ポインティさんも。

    佐伯ポインティさんは人生は時間制の飲み放題と言っていたけれど、人生をめちゃめちゃ楽しかった飲み会みたいにしたいなぁと思った。めちゃめちゃ楽しかった飲み会を思い出そうとすると、すごく楽しかった記憶はあるけど、ディティールを全く思い出せない、あれ。

    大事な話をしていたのか、くだらない話をしていたのか。楽しければどっちでもいい。できるだけ楽しいを積み重ねた方が、最期思い返したときに「よく覚えてないけど、なんか楽しかった気がするー!」となる気がする。多くのことを忘れてしまった中で。

  • 大人のエッセイ、面白い
    一つ一つの話が好きだった!
    タヒチ行きたいなあ

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著者プロフィール

1973年生まれ。小説家、エッセイスト。
2017年、小説家デビュー作『ボクたちはみんな大人になれなかった』がベストセラーとなり、2021年秋、Netflixで映画化、全世界に配信、劇場公開された。
小説の著書に『これはただの夏』、エッセイ集に『すべて忘れてしまうから』『夢に迷って、タクシーを呼んだ』『相談の森』『断片的回顧録』がある。最新作は『それでも日々はつづくから』(新潮社)。

「2022年 『ココロギミック 異人と同人3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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