禁色 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (704ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101050058

感想・レビュー・書評

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  • 何度目かわからないけど、再読。今回も止まらなかった。

  • 鏑木伯爵夫人のことを好きになってしまった

  • 忘れた頃にまた読みなおしたい。
    理解できず。

  • ※ただしイケメンに限る

  • 女性に復讐心を燃やす老作家の前に現れた女性を愛さない美青年。三島由紀夫らしい男色小説。とにかく文書が凄い!内容もかなり濃厚。読むのにかなり時間かかったけど、さすがは三島って本です。
    悠ちゃんの美青年っぷりが半端ないです!

  • 1人の美しい青年に魅了される老若男女を描いた作品。

    「絶望は安息の一種である」

  • 男色の美少年、悠一の無辜な肉体に魅せられた人たちと彼との間に起こった出来事の話。悪徳といえる悪徳はないが、ささやかな日常的絶望とその結果として起こった悪徳が鮮やかに映った。
    夢中になって読めた長篇。

  • 一部、1951-11、二部、1953-9、新潮社より。 美に独特の思想をもつ作家と男性としての美を持ち、かつ、女性を愛さない青年が登場する。耽美の三島、、、。

  • 人が人を愛したり、憎んだりという関係の縺れを、同性愛という要素を使ってこんな風に料理してしまうことに驚きました。

    セクシャルマイノリティに悩んでいた美青年が、逆にそれを活かして他人を弄ぶ様、振り回される女たちの強さと悲しさ、裏で全ての糸を操りながらも、孤独に苛まれる老いていく男。
    日常の、ちょっとした嫌味、残酷さが巧いです。
    ドロドロした人間関係が俗っぽくならないのは、美文と芸術的な哲学のおかげでしょうか。
    長さも気にせず一気に読めました。

  • 仄暗い感情を表現するのが上手だと思った。こんなにひねくれた思考を持っているのは、自分だけだと思っていたので、悠一の残酷さに共感を抱いてしまった。文中の、風景の描写なら、まだ、それを思い浮かべることができるんだけど、精神的な描写は、何が言いたいのか、私には理解するのが難しかった。

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著者プロフィール

本名平岡公威。東京四谷生まれ。学習院中等科在学中、〈三島由紀夫〉のペンネームで「花ざかりの森」を書き、早熟の才をうたわれる。東大法科を経て大蔵省に入るが、まもなく退職。『仮面の告白』によって文壇の地位を確立。以後、『愛の渇き』『金閣寺』『潮騒』『憂国』『豊饒の海』など、次々話題作を発表、たえずジャーナリズムの渦中にあった。ちくま文庫に『三島由紀夫レター教室』『命売ります』『肉体の学校』『反貞女大学』『恋の都』『私の遍歴時代』『文化防衛論』『三島由紀夫の美学講座』などがある。

「1998年 『命売ります』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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